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2016年11月08日

【考察】クリブリコンテストの果たして来た役割と、2005年当時と2016年の「レゴ環境の違い」に思うこと

 まずは、エッジ様のこの記事を御覧ください。

「11月6日 レゴ クリックブリック「WINTER オリジナルモデルコンテスト」開催"予定"無し」
現時点では、毎年恒例となっていたクリックブリック「WINTER オリジナルモデルコンテスト」の開催"予定"は無いそうです。
理由は、細かいことは書きませんが、参加者が楽しい気持ちになることが目的のコンテストが、そうではなくなってきていた、ということです。

某クリブリ店員さんのご了解のもと、書いています。
そろそろ準備し始める方がいるかも、と心配されており、ブログに書かせて頂くことになりましたが、正式決定ではありませんので、ご注意下さい。
(今年は開催しません、とわざわざクリブリ公式サイトでアナウンスするかは、わかりませんが)
<以上 引用>

 正直申すと、特にショッキングという感じではないのです。

 おなじみクリブリコンテストのレギュレーション(縦長寸法 20x20ポッチで高さ30cm)が鉄道車両他乗り物系に著しく不利ということもあり、出展から長く離れてしまったのもありますが。

 少なくとも、クリブリコンテストが始まった2005年ころと今では、日本のレゴファンの環境が大きく変わってしまいました。
 これは「良い方向に」です。

 2005年。JBF的な大規模イベントは無論、身近な「オープンなオフ会」など殆どないのが日本のレゴ趣味界隈の現実だったのです。
 食事会飲み会茶話会さえもなんにもない。
(クローズドなものはあったかもしれませんが、ほんとにクローズド……)

 例外がEJLTCの例会(毎回BBSで告知公募)と、年に一度のミリタリーオフ。
 ただ、前者は主催者の都合でだんだん行われなくなり、後者も濃厚でハイレベルではありましたが、僅かに年に一度です。

 当時はSNSも今ほど一般的ではなく。2chはあまり環境宜しく無く。その流れにある「レゴ画像掲示板」もそんな感じでした(今のレゴ画像掲示板は匿名的なものではなく、かなり良い雰囲気ですので誤解なきよう!)。mixiはありましたが未だ招待制のころで、閉鎖的な雰囲気は(個人的には)好感持てなかったのです。

 つまり、ファン同士のコミュニティに「飢餓感」が物凄かった。
 東京という便利な場所に住んでいてさえ、飢餓があったのです。

 そこに始まったクリブリのコンテスト。飢えたるコミュニティへの恵みでした。
 用紙受取・作品持込には来店必要あり。そこでファン同士が出会うことも。
 作品展示公開日は出展された皆が揃う! そこでは今のオフ会のように、作品を前にしてのファンの交流が。飢えてたコミュニティが潤される!
(またコンテストを盛り上げてくださった、秋永さちこ様の功績も大!)

 
 翻って。今は。
 2011年ころから徐々に一般参加形のオフ会は増えだしてきました。合わせて開放的なSNS……Twitterの普及もあり。その流れで、2014年ころには「毎月何処か何かが行われてる」状態に至っています。望めば、何時でも参加できます!

 念願の大型イベント、ブリックフェストは2015年に始まり、今年で規模拡大して二回目。これは今後も続いていくことでしょう。関西・中京地区での公認LUG活動の活発化も大きいです。

 大学のレゴ部・レゴサークル活動もこの5年で大きく広がってきました。殆どの大学サークルは「学外参加も歓迎」しているのは注目すべきことでしょう。

 ついでに記せば。
 自分も何もしてなかったわけではなく、2005年からトレインオフを当時の自宅開放で行うようになり、これは2012年頃まで継続できました。それ以後は国際鉄道模型コンベンションへの全力参加という形で形状を変えていると。

 今や、イベントが多すぎて、どれに参加するか取捨選択さえ強いられる時代です。
(一例として来る11月27日 辻堂駅100周年と「艦船オフ」が関東で。神戸ではサクラグのイベントが重なっています。全てに顔出すのは不可能に近いでしょう! 一応、作品送るだけなら参加できますけども……)
 いわば、嬉しい悲鳴。

 こう考えてみると、クリブリのコンテストは十分に「一つの役割を果たした」と言えるのではないでしょうか? 

 今は、日本のレゴファンダムにとって「佳き時代・素晴らしき時代」になったのですから。その道を造ってくれた先駆者。オフ会的なものを行うのに、コンテスト受賞者・コンテスト参加者という枠はそれなりに機能しておりました。

 コンテストがそのまま「伝統」になれなかったのは残念ではありますが、今こそ歴史、はたまた「伝説」として功績を讃えるべき時なのでしょう。

(勿論、方向性が変わって継続や復活するのであれば嬉しいです! 参加する皆が幸せになれ、「お店の売上」に貢献できる形ならいうまでもありません)
 
posted by 関山 at 12:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメ汚し失礼します。
コンテストの役割も概ね果たした、のご意見、賛同します。
当時と比べるとクリブリ自体の役割も変わってきたと感じています。
確かに、集まる場所、発表する場所、購入する場所、全てを少しづつでも担っていたクリブリという存在は、現在のレゴを取り巻く環境では大きな意味を成さなくなっています。
繋がる事が簡単に手に入る様になった今の時代では、コンテスト中止もやむなしといった所でしょうか?
それでも、
あの当時、20×20×30cmというザックリとしたルールの範囲でどう見せてどうコメント紙をもらうおうかを一生懸命考えた年齢もジャンルもバラバラなビルダー様と、作品の展示を通して関われた事は本当に良い経験だったと思い、
あのコンテストに関わっていた方々の名前を、webやその他で見かけると、なんとなく同級生に会えた様な嬉しい気持ちにもなるのです。
(とか言って、突然始めたりする事もあるのが某ジャパンなんですよね…)
Posted by rabbbit at 2016年11月08日 14:07
◆rabbbit様
 思えば時代も変わりましたよね。
 概ね、良い方向に、ではありますが。でもベストな状況には未だ至らずのような。

 あの空間ならではの密度魅せるビルドが生まれたのは事実です。また、ジャンル超えた交流があったのも事実ですね。とかいいつつ、やはりJBF等が実現した今が良いなぁと思うのでした(笑)。
Posted by sekiyama at 2017年01月11日 01:41
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