関係ないけど昔のタミヤやハセガワの兵器解説って、結構真面目に兵器と国防を語っていたような気がします(笑)。デンマークの某社の「戦争は作らない」が偽善かどうかも難しい問題ですが。
……って面倒な話はともかく(苦笑)。
ぷに様の対空砲車両です。

台形の車体が怪しくも艶めかしい。プレート表面、ぽっちむき出しがリベット感の表現になっています。
少し前に記事にしたところのけーにっひ氏の軍用貨車と同じく、第二次大戦か戦間期を設定されているのでしょう。鉄道兵器の最盛期がこの時代でありましたので、必然ある設定です。
(第二次大戦後って鉄道兵器は相当な理由ないと設定できないんですよね)
床下はスカートというかシェルツェンというか、防護されていますがこれがまた重量感を盛り上げる。

対空砲と称しましたが、主砲+対空砲という装備なのでしょうか。
凸型のレイアウトが「多砲塔」的な楽しさにも繋がっています。武力のてんこ盛り。でも整ったデザインでもあります。
車体中央部の機銃?も説得力ある装備です。
注目すべきは対空砲下のウエッジプレート重ね張りによる車体形状の表現。砲座の力強さを強調するかのごとく。

サイドビュウ。編成的には左が前で右が後ろ?
よくある装甲列車編成(陸上戦艦!)だと、この前に副主砲積んだ重心の低めの車があると「らしい」かも。この後ろには司令車が続き、その後ろに後押しの機関車……みたいな感じでしょうか。
架空の装甲列車とのことですが、その意味で兵器としても鉄道車両としてもリアルティは感じられます。

対空砲側から。やはり砲座下の補強が「美しい」。
さて、この作りでカーブは曲がれるのかどうか? 失礼ながら心配してしまったのですが。

ご安心を!
8幅オーバーだと、スカートの内部で台車を回転させることが出来、カーブも走行できるのです。最大10幅になるのですが、全体に引き締まった印象です。良い意味で6幅作品的な「密度」あるのかもしれません。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆

こちらは戦車積みの「フラットカー」。汎用の長物車。台枠の張り出し補強が嬉しい。
やはりWW2的雰囲気の戦車が良い感じ。迷彩の転輪! 積荷が「華やか」だとフラットカーは一気に花形になりましょう。同型車が2両搭載されてるのも良い雰囲気。
「積荷」も含めて締まった雰囲気がありますので、こちらも6幅世界観でも行けるかもしれません。無論、8幅合わせもありでしょう。
私感ですが、ミリタリー系は「やや大きめ」でもスケールが合う感じはあるのかもしれません。兵器の持つ力強さ・迫力を誇張するのは「あり」なのかも? と。