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2016年10月03日

【作品紹介】なし様の485系3000番代「白鳥」。8幅フルスケール。現状の「究極」か?



 先に記しておきたい。
 8幅フルスケール。インテリアあり。リアルな外見に繊細なディテール。そして相当な重量級モデルです。

 でも、走行性能もまた秀逸でした。
 JAMでの3日間観てた限り、ほぼノントラブル。
 この両立ができるモデル、只者ではありません。
 実物についてです。

 485系(481系・483系)は1964年デビウ。1979年まで大量の新造続く。
 特急がどの線区でも、どの時間帯でも走るようになった。
 特急網拡大。そして誰もが特急を選択するようになった特急大衆化時代の象徴と言える車両でした。旭川から西鹿児島まで。定期運用のなかった幹線は東海道線東京口位のものでしょう。
 
 その全盛期は1980年代。
 1990年代に入ると流石に老朽化・陳腐化から内外装を更新した車が増えてきました。
 3000番代(1996-2001年改造)はその最たるもので、運転台ユニットまで交換する大規模更新改造。恰も別の電車に生まれ変わったかのよう? 高速の求められる津軽海峡線や北越急行線に投入され、北海道新幹線・北陸新幹線開業までの繋を務めきりました。

 485系は2016年現在は新潟地区の「快速」1往復のみが定期運用として残存していますが、これも3000番代車です。
(他にジョイフルトレイン化改造で残っているものがあります)


◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 モデルは4両編成。クロハ481+モハ484+モハ485+クハ481。
 485系3000代は青森車と沼垂車があり塗色が違いましたが、このモデルは青森車で「白鳥」等に運用されていました。


 まず触れておきたいのは、特色ある車体造形と車端部の作り込み。
 青森車のダークパープルは近年の大量供給で現実的になったもの。1x2カーブスロープ大量使用の力技です。カーブスロープでの車体裾絞り形状の表現も近年は増えてきましたが、8幅だとより効果テキメンというかバランスが良い(というか6-7幅だとややオーバーな表現か?)。

 台車と車体の大きさのバランスもリアル。
 雨樋はややオーバーディテールかもしれませんが屋根へのラインを引き締めています。ここは485系が「昭和の電車」と感じさせる部分で、キメラとしての3000番代の魅力でもありましょう。拘ったというのが485系動力車の特徴であった主電動機通風ダクト。これがあると力強さ増してきます。

 尾籠な話ですが、汚物処理装置も実物では目立つ部分。FRPっぽい色と表現です。


 件のダクト。PFチャンネル切替部。


 貫通路扉のある妻面。扉のハンドルまで再現されています。なお、連結はドローバーです。車端部床下機器も含め台車マウントなのは走行性能にも寄与しておりましょう。連結器の車体マウントは見栄えは良いのですが、カーブ通過性能に問題がありますので(走行抵抗が凄く大きい)。

 編成にすると見えない部分なのが惜しいですね。この作り込みで客車造ってみたら面白そうです。10系寝台客車辺りは配電盤や汚物処理装置などのディテールが車端に多く、その上、最後部になること多し……。





 クロハ481。
 半室グリーン車。前頭部は1x2や2x2のカーブスロープを駆使した滑らかさ。
 良い意味で、今のパーツを使い切ったモデル。

 黄色部分の肉厚感も却って重厚な立体感に感じられます。

 そしてスムーズな形状の運転台部分。自動車用キャノピーを側面に使って良効果。ここらの表現は8幅ならでは……と記しそうにもなりましたが(苦笑)。、頑張れば6幅への援用も可能でしょうか?

 なお前頭部もそれなりの重量となり、これは走行性能の安定性にも寄与しているとのこと。


 モハ484。
 レゴトレイン的に動力車です。単3用電池box搭載。PFトレインモータ2個。
 これがこの編成の動力系となります。単3電池x6の重量が確実に動軸に伝わっており、強靭な牽引力を生み出す。
 そして、PF動力車であるにも関わらずインテリアも完備。


 フルスケールの余裕で、機器が車掌室からトイレへの車端部に収まってる。
 インテリアもハイバックのリクライニングシートを左右に配置。8幅メリットを活かしきる。それにしても、インテリアとミニフィグも結構な重量になるはず。動力車では重量はメリットですが、これを他の3両でも搭載しているのですから。

 無論、パンタグラフと高圧機器も見逃せません。畳んだ形状もまたリアル。
 

 モハ485。
 一番平凡な?中間車に見えて、一番ミニフィグを詰め込んでる!車両とのこと。
 そしてこの系列のすっきりとした美しさが際立ってるとも。

 さて、褒め倒しも何なので。全車共通で惜しいのは側窓柱を割愛されていること。485系3000代だと更新時に窓まわり弄ったといえ、まだ「窓柱」がそれなりの存在感で残ってる。連続窓風なのがやや違和感です。黒の1x2プレート挟んであげるだけで雰囲気変わってくると思いますが、如何でしょうか?


 賑やかな車内。インテリアの作り込み、重要ですね。


 クハ481。
 先のクロハはクハ改造ですから、車体形状はほぼ同じです。

 ローアングルもまた美しい。


 JAMでも話題になったのは灯火類。クハ481では純正LEDによるヘッドライト。
 クロハ481ではライトブロックに依るテールライト(ハイマウント!)

 そして両者とも、LED方式の前面行先表示器(ヘッドマーク)の点灯も。ここもライトブロックです。

 何れも効果は絶大でした。この作品では全て純正品で成立していますが、最近は社外品ライトも充実しています。光の演出がより身近になってくる?


 さて。
 このモデルの意外な特徴は実は「6幅?」ということ。

 誰がどう観ても8幅(雨樋部9幅)のようですが、車体裾部は8幅未満に収まっています。実物の鉄道車両も車体裾・台車部分は車両限界・建築限界は絞った形状になっていますので、これがリアル感に繋がるのは言うまでもなく。

 この写真で見ると、車両と仮ホームの間の距離が本物っぽい。






 その辺を裏付けるかの如く。
 6幅ベースに1幅づつ「盛った」作りなのだそうです。

 よくある8幅車両の「狭軌感」とも違った見え方がして、興味深い。
 また、車体の構造も分かりましょう。


 クハ481にはヘッドライト用の電池boxも搭載。重量はトレーラーの場合はデメリットになりそうですが、このクハに関しては走行安定性への寄与があるとのこと。それにしてもトリッキーな電池格納……。


 台車のアップ。
 ブラケットとクリップを駆使して、6幅からはみ出すこと無くディテールと強度、そしてコストまでも両立したもの。

 車体8幅台車は6幅きっちり守る……のは、車体6幅でありつつも台車を盛って8幅に近くなってしまうモデル(拙作のEF58等)とは真逆の方向です。前者のほうがリアルであるのは言うまでもないのですが、6幅にこだわるとその辺は難しい。

 ……別スケールと割切るしかないですね。

 無論、8幅などの大型作品でも6幅に援用できそうな表現が多々観られるのも事実です。巧く活かして行きたいもの。

 なし様の485系はやはり現在の「究極」か?
 8幅の頂点?であり、そしてまた、各スケールの作品に影響与えることでしょう。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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