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2016年09月16日

【作品紹介】JAM・貨物輸送の落ち穂拾い(隼様リサーチキャビン・dumi様コキ50000と特殊コンテナ)

 JAM絡みで紹介しきれていない個別の車両はまだまだあります。
 貨物輸送絡みで気になった新作幾つか掘り起こしてみましょう。


 「リサーチキャビン」ことJR貨物 ZX45A-1及びZX45A-2は事業用コンテナ。嘗ての「車両性能試験車」のコンテナ版であり、新型の機関車や貨車の性能測定時に用いるものです。多くの機材を搭載。そして、「人が乗りこむコンテナ」として、異例の存在でもあります。
(往年の車掌コンテナS90や、リサーチキャビンの先代たるコキフ10900番を思い出す向きもあるでしょう)
 30ftコンテナの形状ですが、窓があって扉があって、そして発電機を搭載しています。


 隼様の作品、発電機のルーバー部分の組みかたがすごーく精細!
 横組+0.5プレート部の処理ですよ。扉部分も横組です。

 それ故に、タダの「窓付き箱」には見えません。




 積み重ねられて。非使用時はこんな感じで置かれてるのかしら……?

 JAMではなかなか出番がなかったようですが、「車両性能試験車」の文脈で新型の機関車や貨車のお供をさせてあげたいものですね。機関車+リサーチキャビン積コキ1両、でも列車が成立するのもメリットですよ?
 


 紹介するタイミングを逸し続けてきたのが(申し訳ない!)、DUMI様のコキ50000形。
 1971年に登場し、国鉄の貨物輸送衰退をぎりぎり押しとどめる役目は果たす。そしてJR貨物発足時には「主力車」「主戦力」に。その後、100系新型貨車が多々投入される中で存在感が薄れて、そろそろ絶滅危惧種に。しかし、45年に渡る活躍は名車として記憶されるべきものでしょう。日本の鉄道貨物を全滅から護ったのはこの形式かもしれないのです。

 基本タイプは(というより在籍の大多数は)濃赤の塗装が特徴でした。dumi様の作品も濃赤です。
 なお、この1-2枚目は製作途中のもので、色が揃ってないのはご容赦をば。


 空車で展示しても様になる、ラダーフレーム構造です。
 積載時でも歪みが見えないのは、何か強度面で「魔法」を使われたのかしら。よく見ると側梁だけではなく、中梁が見えます……。これが魔法の秘密?

 なお、濃赤のメリットの一つ。コンテナ締結部にΦ1穴空きプレートを使うことができる。6x7寸法で造った12ftコンテナのおへそ部分がきちんと嵌り固定できるのです。


 こちらは完成バージョン。
 フレームの色が揃い、作品元来の魅力をフルに放つ。黄色いブレーキハンドルはレア部品で……。実は入手大変だったのですが、その価値のある部品でしょう。

 積まれているコンテナも面白い。左端はC31。国鉄末期に登場した赤帯コンテナ。コキ50000と同じ時代を戦ってきた仲間。
 真ん中は何か特殊コンテナ(粉末用?)でしょうか?

 右端は日通私有の6フィート(2トン)コンテナ。
http://www.nittsu.co.jp/rail/6feet_container.html
 アダプタコンテナを介して、5噸コンテナの枠に2個積むという変わり種。コレを造ってこられるとは……。しかし。


 なんじゃこりゃ!
 左端に積まれているのはUM-5。鉄鋼用の無蓋コンテナ。参考。
http://butsuryu.web.fc2.com/shiyu-container_mugai01.html
 複数の所有者あったようですが、共通するのは「非常に重量のある製品」を運ぶために容積は通常コンテナの1/3-1/4(無論荷重は10噸)。積載時は(当然)平積で。
 しかし空荷時は重ねて輸送して効率を稼ぐというもの。重箱とか呼んでました個人的には。

 Dumi様の作品はフォーク用の黄色い目印がとても綺麗。


 内部。なにやら怪しい基盤が入っていますが、関係はない模様?
 空荷も積載時も、いろいろ遊べそうなコンテナです。

 
 貨物とコンテナは鉄道趣味の「沼」。
 先のきせのん様作品も凄かった。舞台を造って下さったpgy様も。盛り上げてくださったSUU様も。

 みなさんも深く浸かってみませんか? 厄介なことに時代ごと年代ごとに沼は限りなく深く……。自分も久々に貨車作りたくなりましたもの……(黒の。43-10以前か59-2以前辺りの)。


 
posted by 関山 at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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