50系は京都市営地下鉄東西線の規格が小さいことで、独特の小柄フォルム。
同線には京阪京津線の800系も乗り入れてきます。日本では珍しい路面電車と直通する路線ではあります(但し京都市50系は路面・京阪線に入ることは全く考慮されていませんが)。
作品もコンパクトさを感じさせるもの。
その意味で東西線の印象を掴んでおりましょう。6両編成を4両編成で再現しています。

先頭車。全面造形はエース君考案のものをリファインしたものとのこと。その意味で合作でもありましょうか?
75度スロープを合わせた斜めラインは綺麗です。微妙に傾斜した形状ですが、それは割愛して前面窓の傾斜で表現しているのはすっきりしています。
車番表現は良いアクセント。これが入るだけで精密に見えます。
(逆効果の場合もありますが、この作品では成功)
独特の位置の前照灯。そして短いスカート。的確な感じ。
側面。トレインプレート使うと擬似的に1プレート1車高を下げて見えるのが効果的ですね。24ポッチの車体に巧く3ドアを割りつけています。28-32ポッチ級と並べると、スケールも揃って来るでしょう。いや東西線と南北線の電車が並ぶ機会は無いのですけども。
側帯の比率も正確で嬉しい。
ところで、パンタグラフが独特です? 屋根にめり込んでる。
実物も、
「パンタグラフは車両限界と屋根の隙間が狭いことに対応した東洋電機製造ひし形PT6102-A1が採用され、パンタグラフの小型化と併せて取り付け部屋根高さを低くすることでスペースを確保した」
というトリッキーな設計なのだとか。巧く再現しておりましょう。作品の見せ場にもなっています。
前照灯も点灯可能。ヘッドライト部品クリアと1x1プレートを組み合わせプリズム状にして導光。この位置、この作りのライト点灯はちょっと驚きです。
点灯状態。インパクト十分。
少ないかと思ってた地下鉄電車の作品も同じく京都市の10系がエース君作品で実現して久しく。先日営団500形がDr.ペイ様作品で実現。また仙台市交通局東西線の電車もルビー様が制作済。札幌市南北線のディスプレイモデルに1103.s.p.a様の究極的なものが。
意外と充実しつつありますね。
京都市営地下鉄東西線だと、今後の手近な課題?は京阪800系かしら。
そして、京阪大津線系は電車好きのパラダイス。絡めると楽しいこと起こりそうですよ?