ETR250はETR300の妹分で4両編成(2+2)版。5編成。
前面展望車の形状はほぼ同じですが、全席セミコンパートメントのETR300に対してETR250は通常座席2+1列ボックス配置でした。やや凡庸な妥協バージョン。
両者とも引退済ですが、一部が動態保存車両として残されているようです。
MASSIMO B様の作品。Flickrより 詳細画像多数です
(いつものことですが、引用は最低限です)

前頭部。7幅で最大限にリアルなラインを狙ってきたもの。
妥協なき再現。思わずため息が漏れます。
レゴパーツの特性を使いきっているのも感心させられます。部品の特性と車両の形状がピタリと揃ってる。精細・リアルなだけではなく、レゴらしさもある。ついでに申せば実物への愛情も籠っているのが伝わってくる。
おでこのライン、台車カバー周りの横組。
展望室ガラスの平面性というか曲面性。滑らかさ。
(ただし、そのために透過性は犠牲になり、インテリアも割愛せざるをえないのは特記しなければなりませんが)。

スケールとしては「7幅フルスケール」。
国内の作品で言えばしょうたいむ氏の「585系(自由形)」に相当するスケール。
つまりは「6幅との比較」は難しいです。HOゲージとNゲージくらいの解像度の差がありますから。それを埋めようと思えば埋められるものなのか……。考えさせられてしまいますよねぇ。
自分がこの題材作るとしたら、MASSIMO B様のと薬師山氏のETR300のいいとこ取りで、かつ6幅ショートに収めてしまいたいと挑戦意欲を駆り立てられますが。
(というか、よくぞ薬師山氏はこの題材を6幅で完成されたものですよね)
しかし、7幅の良さも素直に認めなくてはなりますまい。
ただ、かなり重そうです。運転は大変じゃないでしょうか?

中間車も気合の入ったものです。
側窓は全て3幅分の横組を行っています。欧州形らしい窓の大きさ表現に使える手でしょうか。欧州型、特に1950年代の車両は窓の上下寸法大きい傾向にありますから。
なお、車体の上下寸法も大きめです。全体として、大ぶりに造られた作品です。


街や、駅と合わせて。
モジュールビルは時に欧州のどこか、時にアメリカの情景にも見えるものなのですが、この題材と合わせると、明確にイタリアの何処か……に見えてしまうのですね。それくらいに存在感が濃厚な題材でしょう。
欧州系の、究極のモデルの一つではあります。
ただ、7幅以上フルスケールの大型モデルばかりが究極であり続けるのも面白くはありません(笑)。
6幅の意地も見せてやりたい、と思うのでした。
でも、その意味で大型モデルの技を「盗む」のも必要なことでしょう。
世界にライバルが居るのが、この趣味の醍醐味なのですから。


