
7月30日(土)の京都国際会館での、京都市交通局催事向けの作品です。
こちら、自分も京都市電引っさげて参加いたしますが。
地下鉄と嘗ての市電。
しかし、一番肝要なのは「市バス」かも知れません(割と京都って「バスの町」なのです。修学旅行で班行動とかすりゃ分かりますけども)。

現行主力のノンステ車ではなく、ちょっと前(10余年前程度)のツーステ車。
特定モデルはないようですが、巧く特徴を要約しておりましょう。
実は京都市バスの色はちょっと議論が起こったのです。
ベースの色はライムか、灰緑か、はたまたYellowish greenという特殊色か。
ライムは「ちょっと違う」。Yellowish greenはベストに見えて、現状であまりに供給少なく、まだバス一両作れるような色ではない。次善策としての灰緑色だったのでした。
図らずも1x1と1x2のプレートとブロックに関しては灰緑も最近は供給が良くなり、思いとどまらずとも使える色になってきました(去年「青大将」や南海11001形等造った頃より確実に改善されてる! 長めのブロックプレートは未だダメですが)
結果。大成功! 緑灰で良かったのでした。
どう見ても、京都市バスです。
バス造形としてはミラーが良いアクセントです。省略しちゃいけないかもしれませんね。LEDっぽい表示器。セーフティウィンドウ。そして納得のできる適度な大きさ。 6幅ですがスケールオーバー感はありません。バスは5幅という主義ですが(個人的に)作りにくいのもまた事実です。

バックビュウ。パーツ制約の中で巧く作られているのが分かります。
非常口は良いアクセントになっています。
バスが居るという当たり前の光景を叶えること、だんだん敷居下がってきました。

さて。
先の作品の素晴らしさに思わずリクエストしちゃいました。もっと古めのタイプも作れるでしょ? と(笑)。側窓を1x2クリアブロック二段にすると開閉ユニット窓らしく見えましょう……などと半ば無責任に(苦笑)。
現れたのは非常に懐かしい。モノコックボディの車。1970年代末から1980年ころ、モノコックボディの末期のタイプという趣。未だ市電があった時代のバスでもあります。
扉直後の窓埋め部分も良い感じですね。ただ自分の記憶だとここは大きめの側方向幕だったような気も? でも雰囲気は伝わってきます。

バックビュウ。丸みを出した最後部に飛び出た方向幕。無論「幕」です。
最後部の窓無し部も古いバスという感を出しておりましょう。窓より壁であったモノコック感と申しますか。
使ってるパーツの種類は大きく変わらずとも、バスの年代差を演出できるのは興味深いことです。当日までにどなたか逆に新しい方……ノンステなど作ってこられないかしら(笑)。