
路面電車は街のパーツとして、非常に重要なもの。
だからこそ、LRT(……コトダマの力は大事!)への待望論は根強いのです。そして、旧来の路面電車を維持できた街(地方都市)は、街の規模も縮小することなく維持できているじゃありませんか。
TAM様の自作・改造モジュールビル群はとても魅力的。
そこに加えるべき、素晴らしい「パーツ」が生まれました。

題材に選ばれたのはアムステルダム市電の、ちょっと古めの連接車。
全体が丸っこい1950年代のタイプ。今は新型の低床電車が主力とも聞きますが、このタイプこそ西欧の市電という感じがします。目の付け所が嬉しい!

実物写真。いま見ても全く古くは見えません。
元のデザインが如何に秀逸であったことか!

丸みを活かしたモデリングが綺麗です。実物の特徴を巧く要約しておりましょう。
鮮やかだけど落ち着いたカラーリングは、レゴのカラーパレットの上品さが際立つ。見慣れたレゴパーツの特性もまた、1950年代の欧州電車を再現するのにベストマッチ。
大きな方向幕もアムステルダム市電の特徴ですが、下品には見えません。
足回りは実物は2-2-2-2配置のボギー連接車ですが、このモデルでは2-0-2の「駕籠かき配置」にアレンジしています。スカートで覆われていますから全く気にならないですし、このアレンジのゆえに車高も抑え、スカートも再現できているのですね。
(路面電車は床下のアレンジは重要と考えています。車高高くなってしまうと全てが台無しですから……。鉄道線タイプ電車は別ですけども)

後ろから。
欧州・北米の路面電車では寧ろ多数派の、片運転台でドアが片方にしか無いタイプです。絞られた後部がキュート。カーブスロープで微妙な傾斜角も表現しちゃってます。
前後左右で全て形状が異なるので大変だった……と伺っておりますが、それは即ち「前後左右全てが魅せどころになりうる」ってことでもあります。
余談ですが、こうした電車は起点・終点ともループで方向を変えます。このループ、真ん中がロータリー・緑地になってたりしてまた魅力的な情景なんですよね! いつか、再現をば。

街の一部、とても大事な「一部」として……。 レゴ社、モジュールビルシリーズの一つとしてある程度リアルな市電をリリースしちゃくれないかしら……と妄想まで。



おしりも、かわいい。
道路の幅と建物の雰囲気や寸法がベストマッチ。


室内灯あり(9V電球でしょうか?) 電車が照らしてるだけですが違和感はなく、とても、明るい。

電車も、街も互いを引き立て合う。理想的情景!



まさに「街のパーツ」として製作したので大変嬉しいです!
当初はツイでもふれた、鹿児島や豊橋の低床の新型車がかっこよい&まだ他の方が製作されてないなぁと思っていた所に、アムステルダムの市電が飛び込んできました。
色、形、大きな方向幕と、なんか出来すぎなぐらい好みのモデルでびっくりしつつ、先頭車から作り始めて色々試行錯誤していた時に、関山さんから「アムステルダム市電では?」とご指摘されて「さすが!」と思った次第です。笑
クルマでもそうなのですがこのトラムも一番おしりが好きだったりします。1950年〜1970年頃の乗り物全般みんな色気のあるおしりでたまらないですね。
次は駅前&ループの整備と行きたいところです!