イオンモールとなみ「親子で楽しむ鉄道ジオラマ展」2日目(上)

北陸新幹線と万葉線。

京都市電との組み合わせ。
万葉線引っ込めて京都市電出した時、地元子供の「えーなんで!」という表情が忘れれらませんが、9Vは連続走行ってわけにはいかないんですね。済まぬ。

京都市電とヨタハチ。自動車関係は全部関山の私物で統一。いや、本意なことではないので、次は「Minifig Rides」できれば言うことはありません。ただ北陸はまだ4幅車ビルダーがMugen様しかいませんね……未開拓?

さらっと片隅で。JNR最高!
いや乗る分にはイマイチですけどね。急行形のボックス席は定員乗車だと息苦しかったですし、特急形の回転クロスも足が伸ばせないのでやはり快適とは程遠く。
この辺は難しい問題です。まぁ空いてる列車ならそこそこ快適だったんですが。

京阪電車の1000形+16形+700形で遊んだのは役得みたいなもん。でも「京阪?」って声が上がるのは嬉しかったですが。

市電を見下ろして。向こうには山陽筋か山陰筋のキハ82か?


でも、京阪が何故か似合うのは路面区間。1950年代までは大阪口で見られましたし、京都方も半路面みたいなもんでしたよね。路面から高架複々線まであるのがハイスピード・インタアーバンってもんです。

お口直しの新幹線。このアングルだと新幹線が路面走行に見える? ちょっと不思議。自由形というか、架鉄設定で新幹線の軌道線直通ってネタできないかしら。

このアングルだと、ryokucyakuma様の7幅の良さが際立つ。

681系もこの並びにおいては、新幹線の一形態として想定されていた「スーパー特急方式」を思わせるじゃないですか。
それにしても、お客さま一杯。
脱線時にかき分けていかねばならないのは申し訳なかったですけども。

「甲種車両回送は正義」だそうです。いや正義ですが。
甲種はバリエーションが物足りなくなってきたら有りですよね。
あと、今回は貨車分貨物分が物足りなかったかも知れません。

こちら……イギリス国鉄の試験車編成を「在来線用ドクターイエロー」……というのは無理ありますか。用途は同じなのですが。

甲種……もとい乙種鉄道車両回送。
残念ながら、新潟トランシスはこの種の輸送は行っていないようですが、20年ほど前のアルナ工機は自社私有のフラットカーでの路面電車車体の輸送を行っておりましたね。自分も都電7000形を冷房改造するための東京→神戸の輸送を東海道線で見たことがあります。

ryokuchakuma様+嵯峨様合作の方の万葉線。

地鉄電車。これまで富山(2014年秋)・横浜・福井で展示走行の機会が有りました。地元以外ではウケ良くないので、今日こそは華やかな存在。
というか、自分が富山や砺波まででかけたのは、好きな地鉄電車に「晴れの舞台」を与えたかったというのも大きいのですよ!
14770形(14790形)が先頭の4連。14770形は地鉄初のカルダン駆動のクロスシート車であり、以後14760形までの地鉄電車の基礎になった形式でした。2両のみでしたが両運の便利さ故に増結用に多用されてた由。
この色の電車、自分の世代だと「雷鳥色」なのですが、最近は映画の影響で「だいこん」とか云われてるとか。「かぼちゃ」への対比でもあるようです。
1964年頃に始まった塗り分けで、1985年ころは旧型車もこの色に揃ってた。名著 保育社刊「私鉄の車両 富山地方鉄道」の時代がモロに該当します。

今度は14750形を先頭に。1948年ころ製造のツリカケ旧型車。しかし装備を後世の新型車と揃え増結や単行に大活躍した由。その後ろに連なるは先の14770形。そして14780形の2連と。
実は地鉄は14720形や10020形など、「転換クロスで三つ目」という一番それらしかったグループが未だ手付かず。課題となりました。相互に組換で遊べるんですよね。

やはり高架が何故か似合います。今はなき「魚津」のステーションビルも稀有な存在でしたし。切なくもなりますが。


さて。日曜日の午後になってありがたき突発ゲスト。Tomy様の登場。
8幅フルスケールのEF81とEF63を持ってきてくださりました。
このスケールの存在感、半端じゃありません。
欠点は……数を用意できないこと、編成作るのが至難ということ。でも、それを超えるものは感じられます。特にEF81は8幅が生きる題材なんですよね(6幅と相性があまりに悪い題材でもありますが)。

EF81もまた、北陸のために生まれた形式であり、北陸で終わろうとしています。
スケールは違えど、背後の583系や地鉄電車とは並走や離合の機会も多かったのでしょう。
さて。この大きさになると単機でも絵になるのですが。

やはり、甲種牽かせる(笑)。意外と違和感はありませんが。
今思えば、ryochakuma様の7幅新幹線牽かせるのもありだったかも?

しかし、E4MAXまで絶滅危惧種になりますとは……。
難度高いというが弩S級なシロモノだと思うのですが、ryokchakuma様の作品はよくまとめているなぁ……。

京都市電とキハ82。

時折走行させた、「べるもんた」。
キハ40ってお世辞にも美形ではなく寧ろダサい田舎臭い風情だったんですが、昨今の評価がころっと変わりつつあるのは面白い。観光列車化でもキハ40らしさを意図的に残してる傾向ありますし。


289系(683系)+681系。
数は減ってしまいましたが、大阪〜金沢では未だまだ華やかな存在であることは忘れちゃいけません。新塗装も気になりますし、当然過渡期の混結も面白い題材たることでしょう。

日曜日も、夕方を前にしてくると流石に客足は落ちてきます。
でも、最後まで地元スペシャル。ウチの地鉄電車は1970年代半ば〜後半の設定ですので(笑)、583系は「雷鳥」か「しらさぎ」って事になりますかね?
さて。
あの時代に485系の方でしたけど、「雷鳥」で金沢(能登)や高岡に連れて行ってもらったことは忘れません。福井も金沢も高岡も富山もみな地平駅。乗ることはなく眺めるだけだった普通列車はEF70やEF81の牽く旧型客車。未だ急行でエリートだったキハ58など。「雷鳥」は食堂車も組み込んだ12連! 当時の自分が電車乗ると確実に気持ち悪くなってた(今思えばタバコの臭いに弱かった)んで、食堂車おねだりするどころじゃなかったのが惜しまれますが。でも485系300代の簡易リクライニングは面白い仕掛けで遊んだなぁ……(笑)。
時代下って1989-93年ころは北陸私鉄めぐりで何度も北陸訪問しました。
足は475系や419系。宿は583系の「きたぐに」。その時は金沢が高架になったばかり。他は未だすべて地平の如何にも国鉄って駅のままでした。
縁のある、そして、つい足を伸ばしてしまう土地ではありましたね。
この縁、未だまだ続いてしまいそうです。
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最後に記念撮影?
北陸〜上野(東京)の列車変遷みたいな感じで。
左から「白鳥」上野編成。その後暫くの時代がまるごと飛んでいますが(笑)。「白山」の489系時代とかありましたから。しかし信越線経由で碓氷峠を超えていた……。それを思うと北越急行の開業は大きなエピック。それさえも過去にしてしまった北陸新幹線。
今後の変化は北陸新幹線の大阪方面延伸?
どのように、変わっていくのでしょう。我々の趣味もその日をめでたく迎えたいものです。
<完>
想像以上の展示規模でしたので驚きです。富山、北陸題材だけでもこれだけの車両がそろったのは壮観ですね。
組み換えの駅舎はイベントに出したのは初めてでしたが、中々映えているので嬉しいです。E7/W7も運用して頂きありがとうございます。新幹線並びもできて良かったです。ryokuchakumaさんの作品の進化の度合いが素晴らしいです。
北陸でこの規模のイベントが開かれ、反応も良かったみたいで感慨深いです。
7月の富山レゴオフには参加致しますので、よろしくお願いします。
mugenさま、富山オフでお待ちしておりますね!
突然すみません。