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バス篇というよりは拙作での「ドヤァ」大会です?
でも、5幅の「あかいくつ」に「ディズニー リゾートクルーザー」はそれほどに気合を入れて用意してきたのでした。ご容赦をば。

「あかいくつ」の方はその数日前、4月30日の横浜でのミニオフのために作ってきたもの。みなとみらい地区のコミュニティバス。いわば横浜ご当地のお題です。
実物のアーチ窓をポチスロ再現してます。この手法はレトロな鉄道車両用に考えてたものの先行採用。アーチ部品に縛られず、アーチ窓を作れると。
しかし、4月30日の地点では車体随所を固着することができず、テーブル間の持ち歩きさえ出来ないという状態でした。無論、インテリアもなし。
今回はインテリア整備に合わせて車体各所をパーツで結ぶ。屋根が外れる(トレインと同じ)以外は全てが固着。普通に持ち歩けるように。勿論、手転がしでぶーぶー遊べますよ!
車高(床面高)もタイヤを変更し2プレート下げる。
レトロな外見ですが、その実はノンステ車なので床面低さは重要。バスと路面電車に関しては「車高の低さは知能の高さ」ですからね?
参考。改良前。前面窓とアーチ窓内部。ダブルルーフ部が固着されてなかったのです。あと2プレートも車高が高い。タイヤの選択は重要です。

ディズニー リゾートクルーザーは今回の新作。
アンバサダーホテルとパークの間を連絡するバスで、2001年導入の車輌はそれはそれは気合の入った特装ボディ車だったのです。
特定のモデルはないようですが、昔のアメリカの長距離バスをイメージした姿。大胆な流線型。深いサイドスカート。各部に施されたミッキーの意匠。
また、側面のミッキーマウス。その形の「窓」になっています。
是非造りたい……と思いつつ。でも不可能だろ? と。
こういう時は手を付けて見るに限ります!
先ずは前面から作り文字通り目鼻を付ける。次はサイドのミッキー。その次はリアスカート周り。所要7時間……。夢はかないました!
(というか、バスに関して怖いもの無くなった! 感じ。もうなんでも作れるぞ! と)
コダワリのカタマリ、ですがやはり頑張ったのは側面ミッキー。
ダミーではなく、きちんと透明パーツで窓になってるんですよ。
また、ポチスロは強引に嵌めることで無接着で固着しています。最初内部からのシール補強とか考えていたのですが、イリーガルは無用でした。

非公式側より。
リアスカートをL形パネルで表現するため、車体は窓の上辺まで上下逆転で組んでいます。車体の裾はタイルでツルツル仕上げ。
ホイルは前後で別サイズです。後輪は車体に潜り込んでるかのような意匠ゆえ、その再現のため、思い切って小径にアレンジ。
側窓は2x2パネル横組も迷いましたが、思い切って1x2ブロックで。本当に小さな窓を演出として採用していますから。見れば見るほどに隙のないデザイン、惜しまれずに費やされたコスト、お見事!
なお、先の「あかいくつ」もそうですが、実物の制作は東京特殊車体。良い仕事をするガチな「カスタム・コーチビルダー」と申せましょう。
(他にも「はとまるくん」等の秀作のあるメーカーです。メーカー公式 ジョイフルバス)

両者ともインテリア作ってきました。
「リゾートクルーザー」はリクライニングシート風ソファx3。そして最後部にダミーのソファ(フィグ座れず。頭つかえる)。
ミッキーの部分、窓が抜けていることが分かりましょう。
なお、上下逆転組ゆえに床面とタイヤの固着は少し苦労。
「あかいくつ」は低床部と後部高床部に向かい合わせのシートを1組づつ。実物は正シートなので若干異なりますが、向かい合わせシートは初期のノンステ車に見られたものでした。
なお、アーチ窓の幾つかを不透明にすることで(クリアのダブルポチスロ出してくださいレゴ社さん……)、側窓上辺を固着していることもわかると思います。

リゾートシティを闊歩するかのごとく。
横浜みなとみらい地区かもしれませんし、浦安かも……。と記して思ったのですが、主催のtamotsu様の用意してくださった道具立てが立派すぎて、とても横浜とか浦安って雰囲気じゃないんですね。なんだか、もっと本場っぽい!

素敵な車たちを前に。カスタムカーの王者的風格。
(この催しは「自分の車が一番!」と云っちゃっても構いませんよね?)
いや、正直なところ、乗用車(スポーツカー系)では皆様のレベル高すぎて既に敵いません。それが故の「バス」というブルーオーシャンへの転戦(苦笑)。いまなら作品数少ないので目立てますし。また、鉄道車両制作の経験も生かせる分野ではあります。

さて。他作品も見てまいりましょう。
リチウム様の6幅のロンドンバス……「ルートマスター」。
造形もよく、そしてサイドのプリントタイルが楽しい。バス……特に路線バスは各種の広告も「見せ場」足りえます。希少なタイルやプリントパーツも惜しまずに投入したいものですね。

総集合その1。左手4台はbuchi様の4幅バス。10年ほど前の作品になりますが、一世を風靡した作品群でした。4幅ゆえのちょっと痩せてる感じを、Cityフェンダーでカバーする方法は今もつかえるものでしょう。
真ん中に、先の「ルートマスター」。2階バスはバスの王者(……エアロキングなんて車種もありますよね)。

総集合2。一番左の車は同じくBuchi様の木炭バス。
そのとなりが拙作……1年ほど前に造ったボンネット観光バス。1950年代の「デラックス車」設定。
バスに関しては実物も意外と大小の差は大きいので、フルサイズ系は5幅、そうでないものは今後も4幅と作り分けを考えています。

総集合3。最初にトピカルなものを造ってしまい、一般的な路線車・貸切車・長距離路線車などを蔑ろにしちゃってるのは実は気にしてたり。
でも、実はトピカルなモノのほうが特徴が掴みやすく難度は低いんですね(苦笑)。
難しいことは考えず、造りたいものから造ってくつもりですよ。
(オバQとか、国鉄専用形式の試作車とか心に引っかかってます)

再度、カーショウ島に戻って。
「あかいくつ」もこの情景だとハワイアントロリーに見えてきませんか?

ハワイアンが似合う車。サイドウッドのワゴンたちと。
左がBuchi様、右がMugen様です。

カーショウエリアは何処を撮っても様になる!のですね
ただ、右ハンドル車を強引に右側通行させたのは失敗。左側通行で撮っておいて、あとから左右反転かけりゃよかった。
(この手で、海外題材を日本仕様にする手も逆に使えましょう)

ここはロスアンジェルスっぽいかしら? アメリカン でも無国籍。
リゾートクルーザーの向かう先は、無論、本場のディズニーランドなのでしょう。
いや、ここはディズニーランドよりもずっとずっと楽しい、車の遊園地「Hot Minifig RIDES」ですよ? 各種アトラクションまで充実したオフ会。
おまけに鉄道博物館に軍事科学館まで併設ですし!
レポート、未だ続きます。