
いきなりの6両編成……フル編成ので完成です。未だ詳細がわからないのですが……。
東京モノレール2000形は1997年登場の車両。最新型……のイメージ強かったのですが、もう18年も前の電車です。それでもモノレール初のVVVF。そして丸みを帯びた形状は今でも通用するものでありましょう。通勤輸送を考慮してロングシート主体の座席配置になったのも、東京モノレール線の「現実的進化」といえるのかもしれません。夢の乗り物から、地に足の着いた通勤路線へ。悔しいけど、悪い進化ではないのは言うまでもありません。

全長にして130cmのボリューム。圧倒的とも。
華やかなトリコロールがひと目で「東モノ2000!」と主張しています。
各車は24ポッチで、過去に作られてきた跨座式モノレール車両(いわゆる「ひだか式」及びその準拠作)よりは長めです。モノレール界のフルスケール?
作者は「ひだか式」はご存知かどうか定かではないのですが……。

但し、足回りやレールのくわえ込む構造は近いです。
直線や緩めのカーブなら桁の共用も出来るかもしれません。分岐器の通過になると全長をつめるか(20ポッチ程度まで)、あるいは実物同様のボギー式にする必要はあるかもしれませんが。

前頭部。前面の傾斜は省略していますが、それでも2000形らしい。
隙間上等で微妙な傾斜を再現するか、垂直に割りきって隙間など許容しないか、ここは選択が迫られるところです。
2000形は実用通勤電車としての色も強いですので、垂直割切もまた「らしい」のです。
スカートのスロープラインが綺麗。上下逆転組も含めていますね。スカートの丸みの強さで全体のバランスも保っているのかも。
ダミーの連結器も全体をぐっと引き締めてる。
屋上は精細です。そしてタイルでツルツル。空調機の表現は大事。

動力車の裏面(静止画です)
ギアトレーンでの二軸駆動。6両編成で動力車2両 2Mのもようです。
モーター2個にしてみました!加速がよくなり、3ノッチでも走行ができました!もちろんスピードも少し早くなりました!ギア比を変更すればもっと早くなるかもしれません! pic.twitter.com/uWPQhnii40
— スーパーマメキノコ (@kosenLEGOmaker) 2016年4月27日
走行動画です。すでに十分な速度、牽引力を得ている模様。
あとはカーブかもしれません。
かなり良い所まで詰めておられますので、此の先が楽しみな作品です。
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同じくスーパーマメキノコ様の過去作品。
青帯なので常磐線E531系……かと思いましたが、京浜東北線E233系とのこと(確かに前面の帯処理が全然違いますね両系は)。
E233系(含むE531系)の前面は難しいといわれ、実は皆様悩まれるところ。
この作品での処理はかなり良い線行ってるんじゃないでしょうか。カーブスロープの印象が実物の雰囲気をうまく捉えていますので。特に写真の角度から見ると「膨らみ感」がそれっぽい。
また、正確な側面。横組駆使の側面も!
乗務員ドア・側ドアの横組がリアル感を強調。
JR東日本の此の系列の電車は良く「無機的」と云われますが、意外とレゴとの相性が良いことを再認識させられます。
余談ですが、個人的にはE233系列は好きな電車です。
椅子が適度な硬さ(柔らかさ)。それだけが理由じゃないでしょうが何故か乗ってて疲れない。京浜東北線や中央快速や横浜線の長距離乗り通しは前任車(209系・201系・205系)の頃は酷く草臥れたものでしたが、E233系に置き換えられてからは疲れなくなった。無機的な印象にそぐわぬ人に優しい電車なのでした。
現代の関東各線を表現するのに欠かせぬ題材ゆえ、レゴでの作品も増えて欲しいと。