走行&ドア開閉可能な嵐電・パトトレインできました。 pic.twitter.com/TXYRcJnvmo
— まちゃ(withエース) (@ace_train_love) 2016年4月24日
エース君作品のすごいところは、時折テクニックやマインドストーム系の展開をされてくること。テクニックとトレインは近いように見えて、実は遠いジャンルですから……。
動作はまず上の動画参照。
以下、キャプチャで。

走行。床下は左の台車がトレインモータですので、普通にPF走行可能です。
電車の造形は京福電車のモボ103号「パト電」です。
さて、床下のPF Mモータが気になりますが。
此のモータは走行用でもドアの直接操作用でもなくて(電動ドア開閉はひだか様と、ryokutyakuma様が以前も手がけられてます)、エアポンプを回して、圧縮空気を車内のタンクに貯めこむ。
車内右手に白いニューマチックタンクがあるのが分かります。

空気が十分に溜まったら……。

屋根上のレバー(ニューマチックバルブ)を操作。
ドア……引き戸が開閉します。それも前後2箇所。
ここがリモコンでないのは残念ですが、レゴのニューマチックバルブは硬いので電動化は難しい。また、空気の圧縮に1ch使っているのでPFでは難しいのですね。

今度は「ドア、閉めます」。
さて。
読者諸兄はご存知だと思いますが、実物の電車のドアは圧搾空気で開閉します(稀に電動や油圧有)。エース君のこの仕掛、実物の再現なのですね。よってドア自体も実物同様の「引き戸」。それを実装してしまった。
空気の圧縮を行うモータとポンプは実物ならCP……コンプレッサー。昔の阪急電車はオドロオドロしい音を立てるのがまた印象的でした。
(なお、鉄道での圧搾空気は元来はブレーキ用です。ドア開閉の他、エアサスにも)
作品としては荒削りな部分も否めません。但し、技術はチャレンジが大事。可能性の追求は手早くなされるべきでありましょう。腰重じゃダメ! エース君に見習うべきことは多そうです……。