斜張橋というと、片岡氏(神奈川の方の)大斜張橋が思い出されるところです。2013年・2014年のJAMでの目玉でしたが。

つい本日、立命館大鉄研の新歓行事でお見えしたというこちらの新作、長さではそれを凌駕するのではないでしょうか?
全長はなんと6500mm。6m50cm。家とか展示会場の感覚で図りにくい寸法ですよね。
電車(本物!)の1/3の長さってことになります。無論6畳の長辺3600mmにも収まりません。JAMのブースでもいつもどおりなら収まらないでしょう。
先にフォローしておけば、件の片岡氏作品は主柱・橋桁部分ともディテールに凝った作品でした。対して、こちらは寧ろ実用本位なシンプルな形状です。
それでも、美しい。そして力強い!
写真では撓んでみえるのも、斜めの「ケーブル」が橋を物理的に吊っていることの証でもありますね。土木の勝利。
また、比較的設営や分解、保管が容易なのも特徴なのだそうです。
こうした配慮は大規模トレインイベント増えていく中では重要です。

設置環境。大学の大きな教室。一般的な環境はもはや想定されていない……?
それだけにお目にかかる機会は少ないかもしれません。なにせ6m50cmですから。
それでも、秋の立命館大学祭での鉄研展示には出てくるでしょう。是非拝見したいと思います。
<訂正>
橋の長さ自体は4600mmとのことです。周囲の高架を含めた長さが6500mmとのこと。
それでも、もの凄いことに変わりありません。