近鉄50000系「しまかぜ」というと、実車のデビウまもない頃にmazta-k氏が作られた作品があります。もう3年も前なのですね。著名で派手・華やかながら、その後追随のなかった「しまかぜ」ですが、藤井寺……もとい近鉄がホームグラウンドなエース君がついにチャレンジです。
写真は2013年当時。今はカラーリングなども調整され、より完成度を高めているとか!

mazta-k氏作品では特殊キャノピーで前面の造形を表現していましたが、エース君作品では複雑な折妻の組み合わせ。これはこれであり! そしてひと味も違う。
どちらがベターか判断は出来ませんけども、「しまかぜ」の造形に別アプローチがあるということが注目に値しましょう。答えは一つではありませんから。
側面は資材面からか妥協は観られますが、制約の中でベストを尽くされていることが分かります。そして、一気に6両のフル編成です。斜めのラインなど苦もなく?さらりとものにされているのもまた凄い。

そして、4灯のライト点灯!
前面造形が映えてきます。
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もう一つ。エース君の近鉄特急。
21020系 アーバンライナーネクストの方は2月くらいに作られたもの。
紹介の機会を逃しておりましたが、これもレベルアップ感じられる作品です。
(すでに解体済かしら……? 何時かリメイクされればよいのですよね!)

ラウンド+傾斜の難度高そうな前頭部。
シンプルに1ポチずらしの角表現。しかし、これがまた適切に印象を捉えています。1ポッチずらしや半ポッチずらしでのディジタルな流線型表現は「未だ使える!」手法。
屋根は45度角。
60051を動力部品取りに買うと余りがちな部品ですが、全体のバランス的にベストマッチ。

喫煙室窓やロゴマーク。こだわりが大事。
レゴトレインに関しては細部のこだわりが全体を引き締める効果大きいですので。

新技法? なワンアームパンタ。
ワンアーム系のパンタは製品部品側面はそのまま使ってしまいがちな部分ですが、いろいろ表現が考えられうる部分。日本でも一般的になって久しいので、形式ごとの個性とか意識される頃かもしれません。