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2016年03月24日

【実物鉄道】北朝鮮ダイジェスト 4日目篇「修学旅行というが、私たちは一体何を学び修めたのだろう」

 いい加減。ネタ切れしかかってるタイトルはゆるゆり2期の10話から。
 ゆるゆりは制作会社が3期から変わっていろいろ変わっちゃいましたが、2期はちょっとわすふざけが過ぎた印象でした。3期以降の路線の方がいいかな……。

 って、そんな話はともかく。

 学生さんが多かったので、修学旅行的な雰囲気はありました。20-30年ほど前は開放B寝台(硬臥)でワイワイガヤガヤとかあったみたいですから、そんな感じはあったかも。この旅行が卒業旅行! という方は居ましたね。

 大丈夫、社会人になっても工夫と努力で休みは勝ち取れますって!
 休めない会社? そんなのブラックだから辞めちまえ!


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 3月11日。4日目。北朝鮮最終日。
 トレインビュウの高麗ホテルの部屋はトラムビュウでもあります。

 3車体連接車同士。此処には地下鉄の入口もあります。

 10時10分発の列車に乗る以外、特に用事は無い日です。
 ですが、車内用の食料の買い出しにホテル売店で急ぐ人多数。

 高麗ホテルの売店は土産物や高級品だけでなく、日常品(ビール、飲料水、カップ麺などの食料。カップ麺は日本のも中国のも有)も多々揃えているので便利なのでした。割高でもなく。ここは褒めて良いと思います。
 まぁ、ホテル売店以外に買い物できる場所はないのですが。

 記すの忘れていましたが、旅行中一度も北朝鮮ウォンを手にしていません。基本的に人民元が一番有利です(日本円やUSDも可が多い)。

 皮肉にも1北朝鮮ウォンは、1日本円に近かったのですが。


 市内でたまに見かけた古〜いメルセデス。

 土産物屋さんに一件より、平壌駅へ。
 残念ながら駅舎内のメインは通らず、外国人専用?な狭い通路を通って1番ホームへ。


 横付けされた丹東行国際列車。
 北朝鮮ツアーでは往復飛行機か、片道鉄道+片道飛行機のパターンが多いようなので、往復鉄道は貴重な経験か。

 ただ、乗車するのは行きと同様、中国国鉄の25G硬臥車なのですが。快適だけどものたりない? それでも、駅構内で写真撮ったりで盛り上がる。


 鮮鉄?由来の旧型客車。
 旅客車改造の荷物車。おそらく現役車?

 こんなのが1番線から見える場所に停まってたりします。
 荷物車だけの編成になっていました。日本で嘗て見られ、今もロシアでは多々設定されている「荷物列車」と思われます。


 ホーム端で。写真撮って盛り上がる一行。
 奥ではやはり荷物車の入換中。


 アップで。
 星マークの付いた窓なし荷物車は不思議な雰囲気。
 入換するのは北朝鮮名物のL形電機。


 我々の乗り込む丹東行列車。
 牽引は残念ながら中国払下げの元DF4。如何にも北朝鮮らしい直流3000Vの電気機関車は国際列車には使っていません。送電止まることもあるので、安定運行にはディーゼル機関車を使わざるを得ないようです。

 なお、あれだけたくさん見られたDF4ですが、中国では急激に数を減らしている機関車でもあります。
 北朝鮮が最後の聖地?になるのかもしれません。


 編成に含まれる、北朝鮮食堂車。
 手前にいるのはホーム上販売のワゴン。弁当や飲み物など扱ってました。支払は人民元で出来たとのこと。


 ホームの反対側の端にも行ってみましょう。「来ちゃいけない。とっちゃいけない」的なやばい雰囲気漂いますが。沢山の留置車は目の毒です。
 

 然し、ここまで来て撮りたかったのは3番線に横付けされていた、「赤旗1」形の牽く列車。このプルクンギ、何かの特別仕様か?(中国で言うところの「毛沢東号」的な?)

 ステンレスの銀帯を巻き、赤いヘッドマークもつけた実に華やかなカマ。
 足回りも磨きこまれ、側面には切り抜き文字も。

 やはり「毛沢東号」(金日成号?)的な機関車なのでしょう。

 ただし、撮った直後。怒られました(苦笑)。来ちゃいけない場所だったんでしょう。


 10時10分、平壌発車。
 留置線が広がり、夢の様な光景。

 客車3態。
 左端のは古めのリブ付車両。中国でいうとこの22系ですが、車体寸法など別物に見えます。片デッキかつ空調機?カバー見えるので何らかな特別な車両か?

 右2つはよく見かけたタイプ。車体リブの無いタイプです。ここまで来ると中国の客車ともロシアの客車とも違う、独自進化を感じます。

 なお、撮りそこねましたが「将軍様の鉄道」で有名になった、瑞西BLS払下げの客車も健在なようでした(元BLSのみで編成組んでました)。
 状態は良いので何らかの特別用途を推測しますがさて?


 貨車も多々留置。左のタンク車の形状が奇異。
 タンク体の下半分のみキセ付? 何のために……?
 上半分のみキセ付きなら遮熱用として理解できる形状なのですが。

 なお、平軸受なのはともかく、軸箱の蓋が喪失してるのは気がかり。


 中国硬臥車車内。さすが帰り道、疲れて中段や上段で寝てる方も……。余談ですが中国の硬臥は中段を展開してても下段に座ること出来ますし、寝台幅もピッチも日本の14系三段ハネよりは快適。カーレンがないのは玉に瑕、ですけども。
 

 行きに衝撃を受けた「乾いた大地」も開城への「怒りのデスロード【4DX】」を体感した後だとインパクトも薄れてきます。

 なお、他の北朝鮮旅行ブログなど観ると、季節によっては「緑の大地」っぽいので、過度に心配する必要もないのかもしれません。




 客車形電動車。これまで知られていたタイプは2基パンタか、一端にパンタ載せたタイプ。しかしこの車は車両のほぼ中央部にパンタ載せた珍車? 電気車の設計セオリーは、集電装置は台車上におくのが基本。中央部のパンタは不都合が多いはずなのですが。

 新造か改造か迄はわかりかねますが、窓埋めの様子も印象的。


 12時ころに食堂車へ行きました。

 事前情報を仕入れていなかったので、北朝鮮の食堂車がどんなものか皆わからず、手探り状態。55人民元で定食が食べられると判明。約1100円ならアリと皆で出向く。

 たっぷりそして種類豊富なおかず。肉も魚も。なかなかのご馳走です。味はよくボリュームも有り。写真は4人分。無論一人で注文すると、一人分で盛り付けしていました。

 ただ、車内で加熱調理したものは無いようで、事前調理品というか、車内売り弁当の中身を盛りつけたという解釈も出来るかもしれません。
(この辺、車内調理前提の中国との差異です)
 それでも、温かいご飯とスープは付きます。あ、おれんじ食堂辺りと同じシステム?(問題発言)

 なお、北朝鮮の食堂車の利用レポートは個人ブログなど探すと意外と出てきます。事前の学習不足に反省猛省。
 昔(2002年ころ)のはソ連式のタマゴ型の内仕切りがあって(ソ連製?)、「あの二人」のお写真が掲げられてた模様。今は車両が違うばかりか、「あの二人」のお写真はありません。


 車内の様子。家庭用エアコンx2で空調しています。
 テーブルクロスや絨毯なども割と立派なもの。



 こちらは平壌駅売りの弁当。自分は買いませんでしたが、幾らだったかしら。
 おかずの質は悪くないようで、そこそこ美味しかったとのこと。



 
 満鉄?っぽい客車。
 丸屋根とダブルルーフを合わせたような不思議な屋根形状は満鉄形固有の特徴。
 窓埋めされて荷物車に。


 北朝鮮ボロボロ貨車シリーズ。車掌車?
 藁というか筵?積んでる理由は謎です。


 ボロボロの木造有蓋車。


 ボロボロ貨車シリーズ。無蓋車。中国やロシアでよく見かける高側無蓋車の車体上半を撤去したような形状。そこに堰板を差し込んで容量を増やし、石炭輸送に。
 かなりボロい、ヤバイ印象ですが……。


 もっと凄いのも。流石に現役かどうかは定かではありませんが。
 錆びて下半部の開口部と、その周辺までも喪われてしまった無蓋車。

 内部には枕木が置かれてるので、貨物営業用ではなく保線用の事業用車的扱いなのかしら?


 平壌地下鉄車両の魔改造車。
 両運転台の電気機関車的車両か?

 見る機会はありませんでしたけど、赤旗1に客席を設けた人の乗れる電気機関車という車両も存在しますし、そこそこ見かけた客車形電動車の存在。
 北朝鮮の電気車は、ファンの妄想を超えた楽しさ柔軟さ?です。


 ぽつねんと。
 ヘロヘロ線路はともかく、そんな線路にまで架線が張ってるのは北朝鮮ならでは。

 そして、そこに放置?された貨車。怪しげ。

 なお、季節が季節なので殺伐として見えているのかも。
 夏なら、碧の中ののんびりした光景……に見えるのかも知れません。別の季節に訪問しないと評価は出来ないのかも、と。


 こういう光景も解釈が難しい。
 「不毛の土地で人民が徴用で働かされてる」ようにも見えますから。

 でも、実態は如何に?
 やはり「わからない国」でした。我々は「一体何を学び修めたのだろう」?




 新義州が近づき、川の向こうの「経済大国」が露骨なほどに見えてきます。
 ある意味、38度線より酷な景色かもしれません。
 板門店からはソウルどころか韓国の都市部は全くみえませんから。でも丹東は北朝鮮に迫ってる。

 行く直前に読んだ、このコラムは印象に残っています。
「中国東北部の経済発展を阻む北朝鮮――中国の本音」(遠藤誉)
http://bylines.news.yahoo.co.jp/endohomare/20160302-00054969/

 何処まで正しいか分かりませんが、中国の北朝鮮感の一つとして。


 新義州には中国のトラックが入ってきています。

 新義州での出国検査。詳細は記しませんがトラブルもなく。ただし時間は掛かる。日本人一行より、朝鮮の人中国の人が多かったのも大きいと思われますが。

 ここでの対策として詳細は記しません。メールくだされば実態はお伝えします。如何に撮影データを守るか!


 長い出国手続きのあと、やっとあの川、あの橋をわたる。
 列車が動き出したら、やはり皆で拍手! 

 国境守る北朝鮮の兵士にも遠慮なくカメラ向けられるってもんです(笑)。


 世界第二位の経済大国へ。
 しかし、この国も30年前は北朝鮮と変わらなかったのもまた事実です。幼少時に読んだ、当時の「中華人民共和国」の旅行レポートとかを思い出したり。
(唯一違うとしたら、そろそろ資本主義的な政策が始まり、豊かになる兆しが見え始めてた、ってことでしょうか?)


 再び、中国のトラック。この橋は道路鉄道両用なのでした。


 中国の国境兵士。敬礼!
 先の北朝鮮の兵士より明らかに立派で、余裕を感じる姿に見えました。表情も緩やかで大国のゆとりか。何より装備が暖かそうですよね。
(兵士はひとりひとり別人ですから、一般論化はできませんけども)

 まもなく、丹東駅着。
 中国への入国は極めてスムーズ。

 あとは瀋陽→ハルビンと再び列車へ。明くる日にハルビンから帰国です。
 
<未完>
posted by 関山 at 11:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 実物鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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