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2016年02月17日

【作品紹介】アイン様のE231系電車 近郊タイプ。懐かしき作品の「アップデート?」

 先方の記事:レゴE231系近郊型

 231系というと、BUCHI氏の旧作が思い出されるところ。なんと2007年の作品。


 2015年のJAMより。旧作といえど、今でも通用するクオリティ。
 また、良い意味でレゴらしさのある作風です。

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=288617
 brickshelfより。詳細写真が得られます。


 さて。
 アイン様の今作、今風のアップデートでもあり。オリジナルでもあり。
 個人的な見地としては、十分後者でも通じるとおもうのです。ただ、先方の記事でBUCHI氏作へのレスペクト記されておりましたので、アップデートという扱いにいたしましょうか。
 良い意味で、BUCHI氏作品の雰囲気を引き継いでもおりますので。


 E231系は言うまでもなく、東海道・高崎・宇都宮各線の主力。
 近郊形の4ドア化は賛否割れましたが、ほぼ全編成に数両のクロスシート車が位置固定で入ったことは進化では有り、肯定できましょう。
(113系・115系や211系はオールロング編成あり、それを運用的に避けるのは不可能に近かったのです。何度も外れ引いたし、そういう時ほど1本見送って…も出来なかったり)

 アイン様の作品は5両編成。
 サロ組み込みに好ましいバランスですね。そして、もう1両増結予定、とのこと。
 屋根そのもののつるつるタイル仕上げ、そしてクーラーもつるつるなのが、今の「無機的な」電車という感を強めていましょう。2連ポチスロも電車ビルドを変えた部品の一つです。


 前頭部。額縁部分はタイル張り。L形タイル部品のおかげで7幅分のタイルに出来たようです。6幅分だと物足りない、8幅分だと幾分長過ぎる。必然性のある選択。

 ブラックガラスは実物の印象に近いです。
 下部の標識灯もサイズ適切で、締まって見えます。
 おでこの処理は、1x2カーブスロープという文明の利器! 

 緑帯と下部標識灯枠の間に灰色のラインが通っていると、よりE231らしく見える……ような気もしますが、ここは敢えての「アレンジ」でしょうか?


 側面。トレイン窓とトレインドア……がBUCHI氏作品の味でした。
 今はどちらも入手難しいから……というよりは、専用部品に頼らない組み方のほうが主流になり、またリアルな印象になってきた感も。今作るなら、やはりこの流れになりましょうね。

 実車の、やはり無機的な雰囲気が伝わってきます。2x4の横長パネルという部品は近年存在しているのですが、未だクリア系出ず。残念。


 グリーン車。この車のみ凹形台枠部品を使用しているため34ポッチ。
 実物もボリュームフルな車ですから、視覚的な違和感は少ないですね。背が高い分、全長も無いと寸詰まりに見える恐れありますから。

 前後車両より極端に背が高くないのはリアルティにもつながっています。
 ブルーグラスもまた、グリーン車っぽい雰囲気。
 2階窓の表現もいろいろ考えられるところですが、レスペクトとしてはこれで正解でしょう。ただ、屋根端のクーラー表現は欲しいなと思います。


 最新型、E235系との並び。
 E235系は黒いスカートが印象を引き締めていますので、E231系もスカートの上半分を黒にすると締まって見えるかもしれません。
 実物に関しては、縦長というよりは横長な顔の印象があります。
 

 通勤タイプも含めてE231系は今後変転が予想され、更に面白い題材になっていきそうな予感。何より「一番、当たり前の電車」がレゴで造られることの意義も大きいってものでしょう。
 首都圏主体の「並び」とか、ますます楽しみになってきました。

 絵本「でんしゃがはしる」の今様、実現する日も遠からず……?
 
posted by 関山 at 16:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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