【世界を読む】欧米で消える「男の子」「女の子」玩具…性別撤廃社会とリアルな市場で揺れる業界 https://t.co/baApklkHWw @SankeiNews_WESTさんから
— けん・たっきい (@legoworks) 2016, 1月 21
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欧米で消える「男の子」「女の子」玩具…性別撤廃社会とリアルな市場で揺れる業界
面白い記事ですので、必読です。
近年はなおも、性別撤廃的な流れは強く、玩具業界も対応を迫られている。
しかし、レゴ社はその流れの中で女児向けシリーズをリリース。同社の売上向上に大いに貢献し、同社を世界一の玩具メーカーにしてしまった。
ワシントン・ポストは、企業としての営利追求と社会的イメージとの板挟みとなっている企業の苦悩を指摘。
と(今北産業ふうに)。
さて。
個人的にはレゴ社の女児向け製品は好感持っています。
以前のベルビルとかスカラとかの「ゴミ」売ったり売ってなかった時代のこと思えば今のクオリティは夢のよう。そして女児向けだからこそ「ショッピングモール」や「学校」、「スーパー」に「ホテル」という商品が可能にもなるのでしょう。Elvesのメルヘンな路線も女児向けならでは。
ミニドール規格も最初は抵抗有りましたけど、今は慣れてきましたし。
また、ミニドール規格が最初に出てきた時、通常ミニフィグの男女比率がまたおかしなことになりやしないかという懸念がありましたけど、Cityや男児向けアクションテーマでも女性ミニフィグは割と含まれており、その懸念も杞憂に終わりました。
(ミニドールの男性は希少なままですが、まぁケンやピエールみたいなポジションですよね……)
但し。
個人的にはレゴ社はもうちょっと性差のない製品も頑張って欲しい。
現状でも性差を減らす方向に努力して欲しい……ような気もします。
レゴ社、1970年代後半に「街シリーズ」リリースしてから1980年代までは男女兼用を志向していたような気がするのです。ファビュランドも女児を意識していたとは思いますが、明確に女児向けとは言い張ってなかった。90年代ですがパラデュサも女児向けでは有りましたが、街シリーズと世界観はシームレスなもの。
また、男児向け狙った「宇宙」「お城」「南海(海賊)」もデザインに可愛らしさ残したり、極度に攻撃的になるを避け、明確な男の子専用にはなってなかった。無論、「街」の治安は北欧や日本同等の良好なもの。間違ってもヨハネスブルグではありませんでしたね(苦笑)。
あの時代を知っていると、今は理想より現実取ってる感は否めません。
いや、ゼロに近かった女児向け市場を立ち上げて成功させてしまったレゴ社の功績は大きなものですし、レゴというブランドをUNISEXにしたのも事実なのですが。
余談ですが。
「趣味」としての大人買いだと男性が女児向け買うことやその逆って何の抵抗もないですけど、当該対象年齢の年代が「買ってもらう」となると、いろいろ難しいこともあるのでしょうね。
例えば、「自分が12歳の子供で、ホテルやスーパーのセットを親にねだれるか」というと凄く難しい気がします。無論、逆の事例もあるでしょう。
やっぱり「できれば」性差の無い、少ない製品を頑張ってほしいなぁと思うのでした。目指すべき、理想としては……。
あと、蛇足。 男女の性差のない玩具という意味なら、エポック社はシルバニアファミリーの男児向け展開やってくれないかなぁ。
今も自動車はラインナップにありますけど、「森の機関車セット(電動)」とかあのスケールでやってくれたら、日本版LGBとして鉄道模型好きな大人も飛びつきそうな気もします(軌間はOゲージ互換で)。廉価なストラクチャやフィギュア(動物だけど)も既に充実してるんですし。
あ、でも既にマニアがやってるような軍事モノは勘弁(笑)。警官程度ならいいけど、「森のSWATセット」みたいのは流石にイヤ。