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2015年12月09日

【鉄道作品日本形】南海電鉄 サハ4800形 南紀直通の「イロモノ」客車

 関西〜南紀間の「新宮夜行」は1990年代まで残っていたので記憶に留めている方もいらっしゃることでしょう。自分も1993年だったか。野上電鉄撮影後に和歌山からの宿代わりに165系の夜行普通に乗ったこと思い出します。
 そして南紀廻って翌日は近鉄養老線へと。

 で、18期間中だったのに、ガラ空きだったこと思い出す。
 あの頃でさえ、よくぞ残ってたという列車だったのでした。
(あぁもう一回乗りたかったよ……)


 さて。新宮夜行はその前は客車列車。1984年までは寝台車(オハネフ12)ぶら下げて「はやたま」を名乗ってた由。牽引はEF58。紀勢本線電化前はDF50か。
 更にその前。1972年までは南海電鉄からの直通客車まで加えた編成でした。


 南海の客車。サハ4800。
 濃緑色のスハ43というべき、実に不思議な車両。実質客車スタイルなのに電車の付随車「サハ」を名乗る。
 文字通りの「グリーン車」(無論サハ4800は3等車→2等車→普通車ですよ!)。
 国鉄の青や茶の客車に混ざっていたらさぞかし目立ったと思うのですが、編成写真の記録が少ないのは「夜行」故にか。


 しかし、南海線内の記録は割と多い(新宮から難波へ帰ってくる運用は昼間でした)。
 牽引は「如何にも」な大型電車2001形。これが3-4両ほどで「特急」として爆走。最後に「客車」が1両ぶら下がる。面妖なる情景だったことでしょう。

 なお、サハ4800形は1両のみ。 予備なし。
 予備車はその都度国鉄から客車借りてたそうで、オハフ33や、時にナハフ10等。
 緑の電車の牽く茶色い客車もまた不思議な光景……?



 窓割はやや迷いました。サハ4800は事実上の「オハフ」だったのですが車掌室はない。
 しかし普通に窓配置すると半分の幅の窓入れないと車体長との辻褄が合わない。オハフっぽい窓配置に。

 他は割と悩まずにすんなりと。
 屋根は国鉄客車よりやや浅いので真ん中を平面にして1プレート低く。且つ歩み板でアクセントつけています。

 で、先にモハ2017という難題仕上げた直後だったので、「客車は楽♪」という感じ。国鉄客車の雛形自体は先に造ったスハ44系(スハフ35やスロ54等)と共通ですし。

 それでも、ダークグリーンのボディは組み上がってくると何か感慨深いものが。


 台車は……適当。登場当時は木造車譲りのイコライザ台車であったものを後に新製台車に替えたとあるので、どんなものかと思いつつ何も考えず、TR47ふうに。
 実際は気動車(キハ55等)と同じ軽快な台車だったらしいので、何時か振替をば。

 車端部は個人的趣味でテールライトは片側のみに。Φ1丸プレートは裏面使うと標識円盤っぽく見えるもの。
 そして、テールマークというか、後サボを提示と。


 反対サイド。
 客ドアは前のみ入れて、後ろのドアは「開状態」という設定です。面倒くさいドア2つ造らずに済みました(笑)。手抜きのイイワケはともかく、電車区間でもドア開けっぱで走ってく旧型客車って素敵じゃありませんか? そのうえ、最後部の貫通路は鎖2本掛かってるだけの吹きさらし。あの開放感……。



 窓の大きな電車モハ2017が牽くと、「客車」の違和感が際立つ。

 頭端式ホームの難波駅では電動貨車が方向転換の入換してたとか。それでもホームには推進運転。上野駅のように旗振って。
 それは、南海鉄道がかつて「汽車」だった時代を偲ばせてもくれた筈と。

 南海鉄道や、今なお夜行列車が臨時で存在する東武鉄道辺り、「電車」と「汽車」の端境を感じますよね。


 引っ張る電車、2001形はもう1両はほしいところ。
 軽快な2017号とは対極的に重厚な雰囲気の初期車あたりを……。

 あと、国鉄線内の情景を考えると茶色の荷物車、青い普通座席車(オハ35辺り)、そして青い寝台車(オハネフ12?)も欲しくなる。引っ張るのは既存作のDF50でOK。

 あ……先に文字通りの「イロモノ」から手を付けてしまっただけで、このサハ4800をベースにスハフ42とかオハフ33、或いはスハ32といった「ありふれた」旧型客車を作れるのですね。大量に?

 夢、広がります。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄道作品(日本形) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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