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2015年12月05日

【作品紹介】隼様の「はまなす」編成。ブルートレインモデルの「新時代」!


 最後の客車列車。最後の「急行」。最後のブルートレイン。

 廃止で話題の「はまなす」はご地元の隼様が製作されています。先々週の札幌トレインオフで公開され、このたび「レゴ艦船オフ」にて関東初公開。

 いろいろ撮影、そしてゆっくり拝見することが出来ました。


 思えば、今年は12系14系のモデルが充実した年。
 12系はフルスケールがAP様。ショートスケールがtaizoon様。それぞれ窓が別表現。

 14系はショートスケール版が薬師山様(こちらは内地仕様)。
 そして40ポッチ全長のフルスケールで、北海道用500番代がこちらの隼様作品となります。

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 先ずは「はまなす」を特徴つけるあの車。オハ14 カーペットカー。
 特異としか言いようのない窓配置を1幅の横組で再現。上層室の窓は順組。この車の窓割りを再現するベストな手法でしょう。


 通路サイド。こちらは原型のオハ14のままです。ドアは一箇所でクーラー1個撤去なので、ちょっと変わった感じも伝わってきます。

 側面ロゴ表示はシンプルながらひと目でわかる! 効果的ですね。


 こちらは原型オハ14。外見に変化は無いものの、あの「ドリームカー」設定。グリーン車仕様のフルリクライニングシートにミニロビー。何時かインテリア表現も期待しています。


 良い意味で平凡な?14系だけに、作風の特徴観るのにも最適。
 側窓幅は8プレート分。2x2パネルの前後に1プレートづつを足す。スケールと照らしあわせてベストな窓幅になっていましょう。2x3パネル(9プレート分)だと14系ハザにしては些か大きく、かつ全長が短く見えてしまう可能性が高い……ようですし(但し、ショートスケールなら「それもあり」)。窓数そのものも8個を7個という、印象を損ねない程度の省略で済んでる由。

 上下の寸法割り振りも適切な感じで、幕板の広さが伝わってきます。

 台車は枕バネを円筒ブロックで、ボルスタをハンドル付プレート(新形)で表現、シンプルながらも国鉄新型客車※らしいものになっています。

 ※:今となっては語弊のある言い方ですが、まぁ43系以前の「旧型客車」に対する語としてまだ適切では有りましょう(笑)。

 ドアは沓摺りのみの表現ですが、ドア窓の位置を上方にすることでドアらしさを出しています。


 緩急車スハフ14。発電エンジン付き。昔は喧しいと嫌われた車でしたが、今は「発電エンジンの音が却って落ち着く?」という声も(笑)。

 妻面は3面折妻再現。それも2x2の窓に依存せず、横組で。ルックス面でこっちの方が望ましいのはいうまでもありません。
 折妻の角度はヒンジプレートで。強度面で理想的。車体幅がそこだけちょっと広く見えてしまうという欠点は有りますが、妻構体と側構体の隙間ができないメリットもあります。

 貫通幌は省略ですが、合わせ目の隙間が上手く幌の代わりになっています。12系・12系では目立ちにくい埋込幌ですので、これも有りでしょう。ただ、桟板の表現はほしい気もします。
 おでこは車用の6幅屋根。鉄道車両に転用できるのはありがたいことです。
 排気筒もちらりと見える。ここはコダワリ。いや、これがないとオハフ15になってしまいますから(笑)。床下もエンジン表現凝っています。


 反対サイド。
 台車は……PFトレインモーター。要はこの車、レゴトレイン的には補助動力車です。


 内部。2M故に逆転スイッチ迄を配置。機器配置に注目。極力車端に持ってくることで、窓が向こうに透けて見えるような配慮有り。

 なお、右手の車掌室周り。横組端面窓まわりの内部構造・取り付け方法も参考になりましょう。


 さて。ある意味白眉といえるのがスハネフ14 550番代。

 先に断っておけば「はまなす」用のスハネフ14は2両しか無く(予備車はオハネフ25で代用)、その2両ともが550番代車。つまりオリジナルのスハネフ14ははまなすには入りません(昔はどうだったかわかりませんが)。

 スハネフ14 550番代はどういう車かというと、オハネフ25 200番代車からの改造車。つまり、寝台側の窓の上下寸法が小さい車ということに。

 果敢にもその表現を行ったモデル!

 窓は順組で高さ4プレート分、幅3ポッチ。プレートとブロックの組み合わせですが意外や継ぎ目が目立たない。それよりも窓寸法の適切さ、そして幕板の広さによる重苦しさなど実物の印象が強烈に伝わってきます。

 これが出来るなら、24系25形や14系15形メインの往年の九州ブルートレインの再現も現実味を帯びてきた……とも言えましょう。
 レゴの客車表現の進化を象徴する1両、というと大げさでしょうか?
(それほど遠くない前は、窓はトレイン窓、妻面はまっ平らに割り切り……だったのです)

 妻面は微妙な後退角のついた半折妻形。先のスハフ14よりも重くるしい感じが伝わってくる。ただ、オデコのボリューム感は若干不足気味でしょうか。もし1x2のカーブスロープ得られたら更にオハネフ25 200番代らしい雰囲気になることでしょう。


 反対サイド 通路側。こちらは普通に14系・24系らしい側面です。
 2x2パネルによる窓はスケールより若干小さめになるのですが、寝台車らしい重厚さが強調されるので「望ましいディフォルメ」になっています。

 屋根は「トワイライト」でmugen様が提唱した2x4カーブスロープを重ねたもの。現状の国鉄寝台車の屋根表現として、コストと外見のバランスは一番優れておりましょうか。


 真横から。片側面順組・片側面横組という変則ですが、きちんと窓位置が揃っているのは印象的。向こうが透けて見える。


 AU13形冷房装置は多くの方が多くの試みをされていますが、この表現はコストが掛かるもののシャープな印象です。数が必要なのでついコストダウンを考えたくなる部分ですが、模型ではクーラー、目立つんですよね。使うべきところにコスト配分?
 
 屋根は流行りのツルツル系表現ではありませんが、これでも14系……というか国鉄特急形らしい雰囲気は出ています。もう既にコスト以前に好みの問題でしょう。

 それにしても。実物は落城寸前ですが、レゴのブルートレインは確実に「新世代」を迎えつつありますね。それも北海道に関西と各地で起こっているのは感慨深いことです。
(あぁ、自分も流れに乗りたい! ただ、その前に旧型客車をなんとかしたいですし、以前製作した20系もリニューアルしたい。あぁ忙しい作りたいものだらけ……)


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 オフ会ならではのネタ編成で締めましょう。

 拙作のEF58青大将との組み合わせ。脳内置換でEF58の色を「青」か「茶色」にするとあの見慣れた雰囲気になるはず……。EF58の青もさっさと作ろう(笑)。


 EF58は全長34なので、ぎりぎりフルスケール客車と合わせても違和感なし?

 EF58もAwazo様の青・お召、AP様の青、薬師山様の青大将(ミニ)……と勢揃いさせたら楽しいだろうねと話題に上がりました。


 同じく拙作 EH500 900番代と。これは実現して欲しかった、夢の取り合わせ。

 そういえば、一時期EH800牽引で「はまなす」存続という話もありました。平日の乗車効率の悪さと14系の老朽化を考えると難しかったのでしょうが。
 
posted by 関山 at 23:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ショート系にも色々心動かされますけど、やはり40ポッチスケールは迫力あります。
ヒンジを使った折妻表現もすっかり定着しましたね〜
内部構造も参考になります。

最近の電車も楽しいですけど、
国鉄世代には刷り込まれた物が一気に蘇ってくる感じです。

重量的には不利ですが、しっかり作りこまれた床下機器は模型としての完成度を上げる重要な要素ですね。

…やっぱり私は40のままでいこw
ありがとう>隼さん
Posted by G@ひたひた at 2015年12月06日 23:09
艦船オフお疲れ様でした。
そして、早速の紹介ありがとうございます。

11月22日のトレインオフでは基本7両編成での公開。
今回は艦船をメインに持ち込んだのではまなすはショート編成の4両で持ち込みとなりました。

重量や保管面では不利になりやすいですがこのスケールが長編成になると迫力が増すのでお気に入りですw

スハネフ14のオデコの部分ですが寝台車がすでに重厚感がすごいのであえてこのままにしてます。
まぁここら辺は好みの問題かもしれないです(笑)

車掌室近辺の構造はほぼ薬師山さんの14系と同じです。
貫通ドア部分のつくりは多少違うかもしれませんが…w

今後はマヤ34やオハネフ25等々はまなすに使用されてる客車をメインにちんたら作っていこうと思ってます。
来年のJAMではいろんな編成をできたらいいなぁと(笑)

>G@ひたひた様

お久しぶりです。

先ほども書きましたが40ポッチ級が長編成で走っていくのは迫力があっていいですw

復帰楽しみにお待ちしております。
Posted by 隼 at 2015年12月07日 14:02
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