直面されている方も多いでしょう。ケーブルの被覆部分がぼろぼろになっていく病。加水分解してるらしいのですが。
困ったことに、古いものだからボロボロになるってわけでもなく、製造ロットの問題のようで、ウチにある末期製造分(2004年以降)でも死んでるのが何本か。
よくよく考えてみたら、4.5vとかのケーブルだってボロボロにはなってない(接触不良はお馴染みですが)。いろいろな相性の悪さか。
この辺を責め立てても仕方ありません。自衛策を考えませんと。
カツマタ様が、コネクタの分解と被覆線の交換方法をまとめてくださりました。保存版です。
はい
もう末期ですね pic.twitter.com/TVG337GOU6
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これが症状出たケーブル。
初期症状ならビニールテープ被覆で何とか応急対応もできるのですが、症状進むと無理。そもそもルックスも取り回しも最悪です。根治せねば!
使うのはこの辺りのアレ
通電確認用のモーターとバッテリー、ニッパー、輝かしい平行ケーブル、小さめのマイナスドライバーです
ケーブルはビニル平行コードのVFF0.3sqとかいうのを使います pic.twitter.com/iUsPuRulbS
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この辺りのアレですね
レゴの純正のやつと似てればなんでもいいです pic.twitter.com/cBmYYhWPZI
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こういう被覆線を購入する必要があります。
ココに刺して
バキッと右に倒すと
ポコっと取れます
多少歪んでも構わずバキッと外しましょう
割れても自己責任でお願いします pic.twitter.com/neR0MZLxig
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被覆ボロボロでももう使い物にならないケーブルです。駄目モトですよね。
どうせ純正じゃなくなるんですから、傷物になるのも已む無しでしょうか。
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ケーブルはだいたい1cmくらい剥いてください
そして、このような形に曲げます pic.twitter.com/AggYnMgfYh
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それをさっきぶっ壊したブロックの中にこのように入れて、フタをします
マイナスドライバーで押し込めばパキッとはまります
本当はハンダづけ等するべきですが、実にめんどくさいのと、また壊れた時に直すのがめんどくさいのでやらなくていいです pic.twitter.com/A0uMMgYDws
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こうしてこう pic.twitter.com/BqrJoMyWtO
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ケーブルは意外と引っ張ってもびくともしないくらい固定されます
動作確認して、お疲れ様でした pic.twitter.com/fCwEvXx3Yp
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なお、手を怪我しないようにと注意です。
自分も分解して思ったのは、刃物よりドライバーやレゴパーツのエッジのほうが凶悪ですね(苦笑)。
さて。
9vトレイン派の方には、問題はこっちじゃなくて、線路につなぐフィーダ線の方だよ!って声が聞こえてきそうです。
未だ修理にかかってないので画像はあげられませんが、幸いにもフィーダ線(レール側)の方もドライバー拗れば分解は可能でした。ケーブルが以外にも半田付けされていないのはポッチコネクタ側と同様です。
なんだかんだでケーブル劣化とその対策にユーザレベルで分解修理を前提にしてることが窺えます。駄目なメーカーだったらこんなの分解不可で修理前提にしませんものね。劣化することを前提に考えた設計は褒めるべきなのでしょう。
そんなわけでガンガン修理、延命しちゃいましょう♪ 純正純血純潔気にするな!
最後にカツマタ様、情報とノウハウ、ありがとうございました。