元来ならありえない配色なのですが最近は流行りですね。個人的には「これはこれであり」と思っています。ありえないといえば1970年代にはキハ17系のキハ51で急行色なんて存在してたんですから(キハ55と間違えて塗ったんだろうか?)!

参考実車写真。新潟地区にいるらしい。
違和感が少ないのはキハ66/67系を思わせるからでしょうか。
あの系列の増備とか、急行仕様というのは当時から妄想?されていたものでした。
次位はキハ47。これはキハ66の固定クロス版とおもえば……?
キハ40や47は登場時は急行形並の設備が評価されてましたので、当時は存在してたキハ55等の急行よりも実は上等な車だったのでした。

ルビー様の作品。製作中。かなり良い雰囲気。
前面の重苦しさというか、微妙な「不細工」が凄くキハ40らしいです。
ファンには申し訳ないですけど、キハ40は登場時から今に至るまで「ブス気動車」だと思います。スタイルというかデザインが破綻してるバランス悪い。悪い意味で国鉄末期を象徴してる感。乗る分にはいい車なんですけど。
ついでに申せば性能面でも叩かれ放題ですよねぇ。頑丈な車体は取り柄でそれゆえ今なお多数が健在な訳ですが。
(美形で且つ足の速いキハ110系とは実に対極的……)
閑話休題。キハ58のと差別化はきっちり成功しています。もっさりと間が抜けた感じというか。でも、今見るとこれが味のある顔でもあります。
テールライトの点灯も注目でしょう。
側面は……やはり破綻しかかった?窓配置の再現が嬉しい。細窓が理不尽な位置にあるのは良くも悪くも外見に配慮しなかった設計の潔さ? ここがやっぱり国鉄末期。
レゴ的には2x3の窓は裏面使ったほうが見栄え良いと思うのですが、如何でしょうか。

上越線をイメージされたとか。シンプルながら効果的。
雪の中山の中でも幹線としての襟持ちがあるのが上越線。複線にシーサスという都会的な雰囲気も似合うのですね。キハ40急行色が入線するとしたら臨時とか回送でしょうけども、昔のキハ58急行はこの道を通っていたはずですから。
未だ完成ではありませんが、1970年代以前のノスタルジアを刺激する、2015年現在の題材という幅広い層に受け入れられうる?作品。今後が楽しみです。