登場時はスタイル、性能ともに斬新に過ぎた印象だったのに。
製造された多くは大型で両運転台のキハ110形ですが、小型車キハ100、101も少数製造。キハ101は左沢線専用車でオールロングシートトイレ無しの思い切った仕様で(逆に言えば、キハ100系列でオールロングは左沢線用のみ)、独自のカラーリングと。

素晴らしき1枚。この情景を「さらり」と実現されるのがルビー様の真骨頂。

キハ101に目を向けてみますと、面取りしたアバンギャルドなスタイルは塗り分けのみ? で再現されています。それでもあのスタイルに見える。
(他のキハ100系列の塗色に援用できるかどうかは分かりませんが……?)
ポイントは大きな前面窓。この大きな窓はあの系列の第一印象に繋がります。
おでこの丸みというか、角度も。
こうしてみると、キハ100系列のデザインこそブロック玩具的なのかもしれません?
(それがブロック玩具で再現しやすいか否かは別の問題ですが)
車体裾のステップ横組の貫通路は精細感与え、前面左側のマーキングも嬉しい配慮。ダミーの連結器も新系列気動車っぽいのです。

側面。省略のない窓配置!
ただ、前面窓を大きくして明快にしているのに、側窓が小さい印象なのはちょっと残念。2x2パネル横組で、その上下をブラック処理したほうが窓を大きく見えることができるかもしれません。
面取りした車体をいかに再現するか……という課題を残してはおりますが、キハ100系列も実にバリエーションは豊富です。特急仕様あり急行仕様ありジョイフルトレイン有り、さらには国鉄色纏った車まで(飯山線。意外と似合ってる)。無論、標準仕様標準塗色も十分に素敵です(=レゴ的には一番難易度高い?)
そして、20年も使われてりゃ土地にも馴染んでくる(笑)。でも古臭く見えないのは設計の良さ。実は隠れた名車?
何両か揃えてみたくなる気動車ですね。