一昔前の瑞西国鉄の形式名は「動軸/全軸数」。なので昔の先輪従輪つけた機関車だとAe4/7とかAe8/14なんて形式にもなったのでした。wikipedia
1965年-1985年と長期に導入された強力・軽量小型・そして高速の万能機。大多数が今も使われています。
自重80噸。連続定格出力4360kwという仕様を1965年に実現していたのは瑞西の技術力、さらには標準軌+重軌道への羨望を禁じえません。
(まぁ軸重の許容厳しく、且つ狭軌でEF66を造った技術も別の意味ですごいと思ったりもしますが)
sauseiji様では久々の欧州型です。
思えば、デビウは「氷河急行」でしたよね。

現状では片方の前面が落成した状態の模様。でもほぼ方向性は固まっておりましょうか?
さて。
自分の認識ではRe4/4辺りは「小柄で電車的なスマートな形状」……だったので、正直この第一報を拝見した時は驚きました。
でも、80噸もあって4360kwを繰り出す電気機関車です。重厚かつ重量感を強調するが如き解釈の方が寧ろ正解に思えてきました。目からうろこです。
大きな側窓は2x3パネル横組。ここは軽快かつ近代的な雰囲気。
圧巻は側面の文字表記。SBB-FFS。これを内部PF機器と両立で再現! 内部構造に制限あるのに文字表記。凄い。
先ほどの重量感の理由に屋根のグリル表現もあり。大出力の中身を考えると説得力のある表現と言えましょう。

もう少し完成度上がって(側面、SBBに注目!)。前面から。
日本で言う湘南形に近い形状の2枚窓(窓柱のカーブガラス含めて4枚窓)ですが、左右カーブガラス部分を車体側に持たせ、真ん中の2枚窓を独立して傾斜させる。この表現にも驚かされたのでした。左右と真ん中の繋がりもすごく綺麗。
センターピラーも太めに。そしてつい省略しちゃいそうなピラー上のヘッドライトまで再現されています。
前面にはクレスト(国旗)がついてる由ですが、これは白シャフトで国旗の十字を再現する。クレストの囲みは輪ゴム。大胆にして精細。いつものsauseiji様の仕事でもあります。
連結器周り、安直にレゴのバッファではなく自作バッファ。これがより力強い印象を強調しておりましょう。

既存作の氷河急行、HGe4/4 II形と。あちらは狭軌(メーター軌)の機関車ですが64噸もあるので実はそれほど大きさも変わらず。スケール感も違和感ないのでした。
それよりも作風の共通性からくる、世界観が伝わってきます。
Re4/4 IIIも集電装置など実装し、完成したら更に迫力を増すことでしょう。
完成が楽しみです。

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=413192
蛇足。拙作のAe4/7。最近は全く動かしてないですが、こうなると復活させてくなっちゃいますよ!

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=322184
もう一つ蛇足。拙作の1等展望車(Apm)。これ1両なので運用に使えないままだしAe4/7じゃ時代も合わない(笑)。好きなモデルなんですが……(実車も大好き。乗れたのは僥倖!)。これで活躍の機会も増える予感♪
何より、瑞西国鉄は魅力的、かつ日本でも知られた車両も多い。
10系軽量客車も一時期の近鉄電車(800系他)も瑞西の流儀! 身近な?欧州型として広まることに期待しているのです。
もう少し丸みが出れば良かったんですけど
前面のディテールを細かくするとなかなか難しいもので
簡単にいけませんでした。
同赤もしくは濃緑と2連で客車をひくのが理想ですね〜
(客車は全力でマツタケさんに頼ろうと思っていますw)
実物の解釈というかイメージは違いますからね。自分はこの作品で良い意味で固定観念を覆されたような、新鮮味を味わっております。
Re4/4が軽快なイメージするのは、ソレまでのAe4/7あたりの重厚さに対しての話であり、機関車としては大きく・重量級なのですから。
濃緑版も実現すると良いですね。期待しております。
自分も瑞西の機関車作りたいのが多い。何時か瑞西大会できたらいいなぁ。
あと、sauseiji様が瑞西の客車を手がけたら……という興味はあるんですよ。日本形落ち着かれましたら、是非に。
◆mazta-k様
さぁDB編終わったんで、次はSBB編も紹介記事頑張ります。
あの客車企画、素晴らしいですよ。あのへんの近代的なのにワゴンリの食堂車だけぽつんと繋いだりするのも憧れるんですよね。