
先方の記事:「DF50完成」
http://blogs.yahoo.co.jp/yakko35_21/55490024.html
言うまでもなく、フルスケール世界観の作品。
ですので、最初に断っておけば(=言い訳しとけば)レゴスケールショートボディの拙作との比較は無理があります。
それでも、この作品の試作の報を聞いた時にゃ「こうして居られない」とウチの旧作を引っ張りだしたという経緯なのでした(笑)。

それはともかく。
フルスケール7幅ならではの魅力がいっぱいの作品。
まず、前面窓の比率が正確。DF50とかED60とかED62とかED70とかED71とか……あの時代の国鉄機関車の微妙に横長な前面窓はレゴトレインでは昔から「鬼門」扱いでしたが、7幅にすることで2x2窓を横に使って、左右をタイルで整えた上で貫通扉窓も設ける……ということが可能に。
テールライト周りも横組。凝った構造ならではの効果はテキメン。
前面傾斜は最初、割愛考えられてたそうですが……、いや本当に傾斜させてよかったと思います。
作風によっては「省略も許容」されるようなゆるい傾斜ではありますが、リアルさとフォルムの正確さを意識されると、この再現は大事! 傾斜の隙間が気にならないのは言うまでもありません。
おでこ部分はやや悩みというか迷いが見える……と思うのは気のせいでしょうか。実物は独得の丸みというか滑らかさがある部分ですので。
スカートが車体から引き込んだ位置にあるのも7幅ならでは。スマート。
足回りは中間台車と、後部台車の凝り方が! リンクやアーム、バネの表現があります。台車というのは自動車のモデルにおけるホイールに相当する部分。こだわりが全体の印象さえ左右すると思う由。大成功。

側面はルーバーの数ではなく、形状を優先です。グリルブロック1x2を使用となると、幅を狭くして数を並べるか、数を犠牲にして形状を正確にするか、判断が迫られますね。このモデルでは最適解でしょう(拙作もレゴスケールとしては最適解と思ってますよ)。
キャブ側窓は昔の1x2サイズの窓と、ハンドル付タイルパーツの組み合わせ。パーツの表情差を生かす。
さて。一番の見所は屋根上。
意外と目立つ明かり取り窓のHゴム支持。これを「0」の文字タイルを並べて表現。この発想は驚き。そして他表現にはないシャープさとスマートさを得ています。
全体としては手すりなどのディテールは割愛された……とのこと。
このスケールのモデルではレゴの丸棒類はオーバースケールであり、下手に再現すると「蛇足」になりかねません。基本造形がしっかりしてるがゆえに、細部の割愛という手法は成立しましょう。
手抜き、ではなくむしろ「戦略」にさえ思えるのですが……。
(逆にレゴスケールのディフォルメモデルでは、オーバースケールのディテールも細密さの演出として使える由ですね)

客車と合わせて。機関車は7幅でも客車は6幅。これも違和感がありません。7幅の万能性!

こんな感じの地方の普通列車が似合う。DF50は割と末期まで優等列車牽引もあったはずなので、10系寝台車中心の急行編成もリクエストしたいところ。
また、AWAZO氏のフルスケール20系も似合うことでしょう。



7幅で製作した分ディテールも盛り込めそうな気もしますが、それをしない(できない)のがAP流でありますw
ただ関山さんモデルと見比べると少々スッキリさせ過ぎの感無きにしも非ずかと。
薬師山さん、私も箱型ディーゼル機関車は好きです。旧型客車との組み合わせもゴハチよりこちらの方が身近に感じます。もっとも自分が見たのは殆どDD51牽引でしたが。
7幅で製作した分ディテールも盛り込めそうな気もしますが、それをしない(できない)のがAP流でありますw
ただ関山さんモデルと見比べると少々スッキリさせ過ぎの感無きにしも非ずかと。
薬師山さん、私も箱型ディーゼル機関車は好きです。旧型客車との組み合わせもゴハチよりこちらの方が身近に感じます。もっとも自分が見たのは殆どDD51牽引でしたが。
>DF50が同時に2つもリリースされるなんて夢のよう
いやいや、その前のDD54も衝撃でした。
DD54もいうか狙ってる形式ですよ。
>あっさり系のAPさんデザインと、小柄でこってり系の関山デザイン
もう、相違点というか方針をここまで明確に言い切りますとは。
DF50の実物の印象(無論、写真での。実物は間に合わなかった世代ゆえ)だと、AP様のあっさり感も有りだと思うのです。特にフルスケールになりますと。写実的ですよね。
ただ、自分は「もっちゃいました」。可愛らしさ優先というかイラスト的(漫画的)ディフォルメ効かせたというか。
◆Ap様
AP様の作品合ってこその、5年前の拙作の発掘。そして前面改修です。刺激を有難うございます。
ディテールに関してはストイック……な方が難度は高いんじゃないのかというのは本文に記したとおりです。そこに挑戦されてるのが凄いなぁと。「フルスケール」だからこそスケールオーバー避けてるのが分かるんですよ。
ただ、ここまで来ると作風というかゲージというか好みの差異になってくる。
多分、言葉並べるよりは作品なれば並べるほうが良いし、それができた今回は良い流れだと思う由です。
刺激、与えられ続けますように……。