先方「越前建設ナノブロック課」の記事:「福井鉄道 880形」
ジオラマ動画などもあります。

第一印象として、やはりナノゲージの雰囲気と日本のローカル私鉄系小型車両は相性抜群ということ。前にも記しましたが、本線系より小型車両系のほうが見栄えしますね。
(本家……カワダさんも江ノ電とか箱根登山とか叡電とか手がけてみては如何でしょう? 「鉄コレ」「Bトレ」などに続くご当地グッズたりえるのも魅力? こういう小回り、ビルンの連中どもには逆立ちしたってできないでしょうから)
何より可愛らしさが伝わってきます。カラフルな配色と絶妙なディフォルメ。
制約の中で組まれてるが故のプリミティブな美しさ。その中に組み込まれた技の数々。
ドア部分に円筒使ってるのは印象的です。先の200形につぐ、前面5幅表現もナノゲージの可能性を大いに高めたものでしょう。

足回りは自由度の低いナノゲージですが、縛りの一つである「モーターユニットカバー」を避けた組み方をされてるとのこと。自由度上げるための戦いは既に始まっているようです。
最後に余談。
ナノゲージの魅力って「小さいけどブロックで出来てて、走る!」ことに思えてきました。「大きなレゴトレイン」とはその意味対照的と。
ナノゲージの純正カーブはそれほど急カーブではありませんけども、ナノの車輌をNゲージ[Bトレ]用の急曲線走らせるような遊びは可能でしょう。そうなると実現可能なのは極小レイアウト。鉄道模型の文化としては「Zゲージ的」な雰囲気か? 規格こそNゲージではありますけども。
(その意味ではレゴトレインはOゲージ的?)
自分は流石に手を広げる余力はありませんが(これは他の鉄道模型や鉄道玩具も同様。興味はあっても自制せざるを得ない)、相互刺激になるような作品如いては世界観が生まれることは期待したいのです。