頭端式のホームに機関庫。どちらも小規模ながら本格的。

機関庫。破風の通気口。縁状の屋根と小さいながらも魅力いっぱい。ぶっとい柱で頑丈そうなイメージもまた鉄道建築らしさと。窓のアーチ装飾も効果的。屋根はプレート屋根ですが、大きな建物はこちらのほうが寧ろ似合いますね。
機関庫の前は狭いながらもベンチが並ぶ。

ホームは狭め。でも白線とかポイントを抑えており精細感たっぷり。
車止めもバッファのある欧州流儀。エンドマークは白黒チェックか? 凝ってます。

機関庫の中には懐かしい機関車が。ホームの斜め処理とか、ぎりぎりの狭さは密度感に繋がってもいましょう。素敵な情景です。

全景。奥には信号扱所。こうした要素は揃ってみると「力」になることが窺えましょう。
世界観的には欧州型ベースであり、それこそレゴ的無国籍風。画像にあるところの初期9Vの名作が似合うのは言うまでもなく。おそらく灰レール4.5V/12Vな車両たちも似合うはず……。
ただ、個人的には日本形の小型電車(それこそ箱根登山や叡電や江ノ電など)を並べてみたい誘惑にも駆られます。狭さからくる密度感、出町柳や江ノ島あたりに通じるものはあり?
無論、間を取って、欧州系の路面電車(小型電車。それこそ瑞西の米軌私鉄など)が並んだ情景もありましょうね。いやまた、アメリカンなインターアーバンもありか?
夢、大きく膨らむ!
大きなジオラマが魅力的なのは言うまでもありませんが、小規模に詰め込む作風もまた輝きましょう。デザートは別腹なのです。