この題材、途中経過を以前お知らせしましたが完成に至った模様。

全長は26ポッチ。普段のMAZTA-K様の作品より大きなスケールです。
ただ叡山電車は他鉄道との直通はないので、大きめでも問題は無いのですね。
実車は小さな電車ですので、これはこれでフルスケールよりの作品かもしれません。また、MAZTA-K様の作品には珍しい9V仕様です。小型レイアウトなら9V環境整えるのも非現実的ではありませんので、これは有りでしょう。
タン色の帯が、品の良い金帯表現となっています。
1X2ジャンパプレート使ったエンブレムは好ましい表現。ブラックアウトさせたライトケースも十分それっぽいのです。車体色と同じオレンジのスカートも足元引き締める。この車両に関しては適度な馬面感が可愛らしさにもつながっていましょうか。
左右側面で天窓の処理が違うのも再現されています。2両編成だとなかなかリズミカル。
妻面の窓も手が抜かれていません。
Z形のパンタグラフもシンプルながら良い出来。

正面より。例によってライト点灯です。敢えて9V時代の電球仕様のライトで暖かく。
電源は? 9Vで台車から電源取ると走行中、それも相当なスピード出していないとまともに光らないという問題がありました(9V時代の製品はライト装備でしたが、あまり意味がなかったですね……)。

なんと独立電源。以前話題になったMINI-ZIPを使用して006P角型から給電してる由。ただ相手が同じく9V時代の電球故、それこそ006P用電池BOXでも良かったかもしれません。
ただ、電池BOXではなく、コネクタを使用することで大幅な省スペース化にこぎつけてるのも事実。車端部に綺麗に収容できるのはなかなかのインパクトであるとも。
……これ、PF車輌の走行動力にも応用の効く技ですよね。ひょっとして?
006Pアルカリを走行電源にするとあっという間に消耗して現実的ではないので、その場合は要二次電池ですが(ニッ水かリチウムイオン)。

窓が大きく中がよく見える電車ゆえ、簡易にミニフィグ座らせてるようです。いずれ本格的にインテリア作りこみを期待したいものですが……。
思えば、手軽に取り組め、手軽に運転できる私鉄小型電車というジャンルも定着しつつありますね。
箱根登山が既に数形式。江ノ電も。

叡電は既に薬師山氏が同じくデオ900を作られデオ300も作られています。小型電車専用のシーナリー付きレイアウトなんて言うのも……実現可能な夢の一つとして考えてみたいところでしょう。
さて。叡電といいますともうひとつ。