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2015年02月18日

【考察】日経ビジネスのレゴ特集と、そこから見える希望。

 日経ビジネス誌が最新号(2015 2月16日号)でレゴ社を特集しています。
 「どん底から世界一へ グーグルも憧れる革新力」

 一部の記事はオンラインでも読めます(無料。但し要登録)。



レゴが「ブロック」だけで玩具世界一になれた理由 CEOが語る、知られざるイノベーションの裏側
 最初に、ヨアン・ヴィー・クヌッドストープCEOへのインタビュウです。

 

 あの本を読んだ方なら「なるほど」という感じでしょうか(インテビューアも前提にしてます)。逆に言えばあの本の要約版という感じでもあります(タダで読めてオトク? 或いは日経ビジネス1冊買っても安い)。

 突っ込みどころとしては、レゴムービー映画は当たったけど(日本以外では)、製品の方は売れたの?って事かも(笑)。売れてりゃ2015年も展開してますよね? チーマやニンジャゴーは日本以外では売れてるのでしょうが。まぁ些細ごとは兎も角。
 「レゴの業績を牽引しているのは、「プレイテーマ」に代表される主力製品です。」
 「最悪の業績なのに、だれもが満ち足りた顔をしている」(2000年ころの話)
 「1つの方向が見えてきました。それが、創業者の理念に立ち返るということでした。」
 「歴史を振り返った時、やはり、レゴはブロックの開発・製造以外にはないと確信しました。」
 「制約があるからイノベーションが生まれる。典型的なものが、レゴの作品につかう「エレメント(パーツ)」の数です。それまでは、レゴの製品ごとに、デザイナーの裁量に任せて自由な形や色のエレメントを開発することを認めていました。確かに表現の幅は広がりますが、エレメントが増えれば、それだけ製造コストが上がることになる。これを、改めて、1つの製品で使えるエレメントの数に厳しい制限を課しました。」
 「エレメントが限られているからこそ、新たなイノベーションが生まれると。制約こそが革新を生むのだ」
 エレメントの制約。古いタイプのレゴファン・ユーザーにとっても汎用性の高い部品の多用につながる。ダメパーツが減る。win-winであったと云えましょう。
 一方で2005年のどん底からの再興期に「ポチスロ」「カーブスロープ」という汎用性の高い新エレメントを起こした事実。削る減らすだけじゃない、本物のリストラ(クビって意味の和製英語にあらず!)をおこなったことも分かりましょう。

「高級玩具市場というニッチで世界一を目指したいと考えています。」
 敢えて高級という。この感覚はポジティブに捉えたい。ブランドを大切に。また既に玩具業界世界一でありますが、それを維持するがために社風を変えたりはしない……という意味にも読めます。

「現在の売り上げの大半は、欧米や日本など世界人口の20%が住む地域からのものです。確かに、欧米や日本といった先進国ではブランドを確立しましたが、アジア新興国、中東地域、アフリカなど、これから進出できる国・地域は無数にあります。」
「テレビゲームやスマートフォンのように、新しい技術によって、子供の遊びは変化していくでしょうが、本質はあまり変わらないと思っています。
 勧善懲悪やライバルとの競争といったストーリーは、今も昔も子供を夢中にさせます。さらに、何かを集めるという行為は子供たちの関心を惹きつける重要な要素です。」

 何かを集めるという行為と、レゴの相性の良さは言うまでもなく。
 気になるのは「何かを作りたい・創作したい」は重きを置いてない? 勘ぐり過ぎかも知れませんが。「創作したい、しいて言えば勉強したい」って願望も子供にはあるのですから。

 レゴの30年以上のファンから見て、良いまとめ記事です。
 合わせて、基本事業に立ち返れ基本理念に立ち返れ……は多くの事業・企業にも言えることなのかも(苦笑)。日経ビジネスがレゴ社を扱う理由もそこなのでしょう。


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レゴ工場に潜入! ROE58%、超効率経営の心臓部 将来はファンの人気作品を自動的に製造へ
 もう一つの記事。前半の工場見学記はやはり面白い!
 意外と製造過程の写真って見た事無いですから。公式発表的にはパーツそのものはデンマークで半分は製造されてる。メキシコとかチェコとか(昔は韓国で)でやってるのは仕分け梱包という工程なのでしょう。

「意外と知られていないのが、その効率的なビジネスモデルだ。中核事業をブロックの開発・製造に絞り込むことで、2013年12月期の売上高営業利益率32%、ROE(自己資本利益率)58%を達成。メーカーとしては極めて高水準の経営効率を誇る。」
 非人気品が多少安売り投げ売りされてたところで、ファンとしては気にする必要ないってことですね。小売店とか問屋とか代理店(六本気にあるあの会社)の事はともかく。

「既存のブロック生産設備を新製品でも使い回せる」
「多くの玩具メーカーは毎シーズン、トレンドの変化に対応するために、新たな玩具を開発し、新たな生産ラインを用意する。シーズンごとに一定の設備更新を迫られることになる。これが投資がかさむ原因」
「レゴの場合はこの構造が異なる。毎シーズン、新商品を投入しても、基本的に生産ラインを大幅に変更する必要がない。商品はブロックの組み合わせを変えるだけで済み、新規の設備投資も新たなパーツの生産だけに抑えられる」
 普段意識してませんが、凄い効率性です。他の製造業から見たら魔法的なシステムなのかも?
 ファン・ユーザから見ても汎用性の高い部品の方が有難いです。

「工場は、クリスマスを除いて364日、24時間稼働」
「製造工程は、生産から集荷まで、ほぼ自動化されており、工場で働く従業員は、多くがメンテナンスと品質管理に充てられている。」
 デンマークは人件費高そう。

「プラスチック素材は約20種類ほどのカラーバリエーションがあり、これらを混ぜ合わせることで、50以上の色を作り出している」
 あのカラーパレットは混ぜ技なんですね。現行色50色程度だったかしら。

「ブロックの種類を1万点から3000点に集約」
「非効率な生産体制を改めることにあった。商品あたりに使うパーツの数を制限し、同じパーツであっても、いろいろな商品に応用できるように開発体制を見直した。」
 先の記事とかぶりますが。大事なことなので二回言いました。
 そういえば、ある時期からファンは「新規金型」を要求しなくなってきた気もします。

「将来は、ファンの作品を自動的に製品化することも」
 LEGOIDEASの話につながってますが、ちょっと記事はバラ色に書きすぎ。cuusoo時代からどれだけファンの失望と不満を募らせてきたことか。cuusooの初期段階では新規パーツOKで、また倫理(武器や宗教NG等)や版権取得の問題が無い限りは製品化してくれるような幻想を持たせてくれたものでしたが。
 cuusoo/legoaideaの理想は、ファンの希望とレゴ社の戦略が奇跡的にマッチングした場合のみ叶えられる「現実」のイメージが強い。まぁ記事全体からみりゃ些細ごとでしょうが。

「レゴの構想は単純にファンのアイデアを取り込むことだけにとどまらない。今後、ファンのレゴ作品を、オンライン上のバーチャル(仮想)空間で組み立てられるようにする計画がある」
 それは残念ながら、数年前に失敗してますね……。
 
「ファンの人気投票で作品を商品化することが決まると、作品を構成するブロックの情報が製造工場に転送され、必要なブロックを自動的に集荷・配送し、世界各地で販売される。この間、レゴ自らは商品化の審査過程以外はほとんど介入しない。つまり、レゴ自体はほとんど手を下さずに、ファンの作品は自動的に製品化され、レゴに収益をもたらすようになる。」
 審査過程で介入し過ぎな感が現状ですね。
 好意的に捉えれば、作品を商品としてリファインするのはやはりプロの技術が必要です。またそれが商品として売れるかどうか判断するのもプロの目が必要なのでしょう。
 まぁ、プロというかエリートの誤謬になってないこと願いたいですが。

「3Dプリンターを使って自宅でブロックを生産するようになる」
 これは可能性として公式に認める……という話が前に上がっていました。
 3dプリンターそのもののクオリティと品質、ランニングコストは現状の問題。そこが解消されれば、ライセンスを得た3Dデータで、かつライセンスを取得したプリンタで、ライセンス取得の公式原料でパーツの3Dプリントが行われるようになるのかも。
 可能性の一つとして考えといても損はない、かも知れません。過渡な期待は禁物。

 それよりもレゴ社に行なって欲しいのは以下の2点。

「既存金型既存カラーパレットの組み合わせでのパーツ特注。無論BtoBで対象は個人ではなく企業」
「小ロットでの特注セット生産(全量 発注者が買取前提)。無論BtoBで。倫理コードはレゴ社のもので」

 企業というと身近じゃないと思えますが、Me-modelsのようなカスタムキットメーカーやデジラさんやbricklink登録セラーのようなパーツ屋さんと考えたら一気に身近に思えてきませんか?
 で、パーツのロットが仮に10000個としても、世界的な大手セラーなら十分に捌ける数字なのです。
 
 なお、レゴ社のような超大企業は個人の個別オーダーを受注するのは向いてないと思います。
 自由に好きなパーツを好きな個数買えるサービスを提供すべきは外部業者でしょう。bricklinkと登録セラーはそれを10ン年前から現実にしてるのですから(そろそろ対抗、ライバルサービスは欲しい頃合いですが)。

 さて、3dプリントに話を戻すと。
 将来的に精度は上がってハードは安くなっても、恐らく工場で一括生産されるパーツほどのコストにはできないでしょう。インクジェットプリンタと印刷物のコスト差が良い例えになりましょうか。
 
 故に、3dプリントは「工場生産の補完」という役割に留まりましょう。
 それこそ先に希望として触れた「既存金型既存カラーの組み合わせを個人レベルで特注」が可能になるかも知れませんけども。新濃灰の台車枠とか、オレンジのトレイン窓みたいなのが自宅で製造できたらそれはそれで夢の未来ではあります。
 
posted by 関山 at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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