製作予定は未定とのことですが、なかなかカオスというかもはやレトロな4両編成。

キハ183-104
キハ184形を先頭車改造の珍車。後位に発電機関室という配置がどう見ても「変な車」。この画像の反対側は通路窓がある筈で、この面もゲテモノ臭漂います。
隼様の作品では前頭部の表現が適切すぎて言葉が出てきません。微妙な後退角とか微妙なヘッドライトケース。ダサかっこ悪いという言葉がしっくりきます。でも否定しがたい顔つき。これはこれで味がある。
キハ183の新旧を足して二で割ったような顔ですよね。あるいはキハ183+キハ82の合いの子か?
精細な屋上機器や床下機器の魅力はいつもどおりです。国鉄型だと見栄えがします。

キハ182
「ラベンダー色」の入る元スーパーとかちカラー。実際に作ったらさぞかし鮮やかに見えることでしょう。
非常口の存在が国鉄特急形らしい。

キロ182-9
グリーン車。キロ182形の唯一の原型で残る車。広い車販準備室は簡易調理もでき、食堂車の代替を意図したものでしたが有効活用された時期は短かったはずです。
3列シートになっていますから、束の詐欺グリーンよりはグリーン車らしいといえましょう。古い車でも良い所はあるものです。
モデルでは、特異な窓配置がうまく再現されています。これでもローカル特急に華やぎを添える車になるはず。

キハ183 初期車
既に制作されたキハ183-1(ノースレインボーエクスプレス)につぐ?2両目。
スラントノーズとこの塗り分けの相性も良いものですね。原型国鉄特急色とは違う魅力と言えましょうか。

編成画像1。オホーツクの通常編成。

編成画像2。「スーパー宗谷」の代走編成なんだとか。
キハ183系原型のみ。500番台以降車が居ない編成。
それにしても、キハ183原型も予想外の長生きになってしまいました。1980年代前半の車ですから先代のキハ82も及ばぬ長寿車に……。特急料金を取る車としてはそろそろ引退すべき車と思いますが、それができない事情が辛いところでしょうか。
いつまで使い倒す気か分かりませんが、趣味的にそこそこ魅力的であるのは救いでしょうか……。