まず。
あのカーベースとCityフェンダーは正直苦手な部品です。今のホイル径の大きな、そして全体も大柄な乗用車には似合うのはわかるのですが……。でも、自分が好きな乗用車(含むスポーツ系)には使えない、使いにくい。
ただしMugen様のお陰でバスという「逃げ道」に気が付き、かねてから作りたかった「1950年代の観光バス」を制作してみた由です。

当時はやりだったらしい特装ボデーの「デラックス仕様」。天窓付き。
カラーリングは京阪バス意識……赤と白というのはパーツ面でも有利(笑)。まぁ後日1900形特急車とかと並べたいという狙いもありましたが。
フロントキャノピーは最初、通常のキャノピーで済ませるつもりでしたが最後の最後でひと頑張り、ボンネットバスらしい2枚窓にしてみました。
ドア開閉は苦戦しましたが(ドア配置の関係で定番のプラグドアが不可)、クリップ系でなんとかまとめる。
フェンダーミラーは文字通りのフェンダーについたミラーです、4幅でバスやトラック作るときは「あったほうが良い」要素ですね。乗用車ではおもいっきり省いてますけども。
旧規格の窓は思ってたより、古風な感じを強調してくれました。カラバリが少なく、赤と白しか事実上選択肢はありませんが……。

非公式側より。運転席のみ飛行機窓なのは、フィグ腕を逃すため。
Cityフェンダーの奥まった位置にタイヤがありますが、昔のバスの(いや乗用車も)タイヤトレッドって車幅に対して狭めで、タイヤが奥まってる印象が強いのです。

非公式側側面は取り外し可能。車内にアクセスできます。

定員はタウンシートで3名(+運転手)。

でもカーシャーシ使う必然性無いですよね……これ(苦笑)。
ただし、カーシャーシがモチベーションくれたのは事実ですよ(言い訳)。

観光バスでお出かけ……の図。
ガイドの乗車スペース無いので、婦人ドライバーがガイド兼任という感じです。
バスは思ったよりも苦戦しました。
でも、思ったより楽しいのは事実。以前の5幅試作車もきちんと仕上げ(あれは2時間での突貫工事品)、いずれはリアエンジン系は5幅、ボンネット/キャブオーバーやマイクロ系は4幅と作りわけで遊んでみたいなぁと思うのでした。
その他写真はこちらへ(brickshelf:検閲済)
4幅でこのデラックス感は凄いですね。
天窓はお約束でちゃんと抜けてるのが流石です。
グリル先端が曲線で纏められてるのも素敵。
日野、民生、独クルップ当たりがこんな雰囲気ですね。
このフェンダー使うことによって、独立したフェンダーからボックスフェンダーへの過渡期的なスタイルにも見て取れます。
やはりこのフェンダーとタイヤ径は大型車に合いますねー。
テールランプは左右離れてる方がしっくりきそうですが、流線型だと置き場がなさそうですね。
50年代のボンネットスタイル最盛期の観光車の雰囲気が感じ取れます。
江ノ島とか箱根とかが似合いそうですが、欧州の山岳地帯にもマッチしそうな雰囲気。
リアガラスを4幅風防パーツで処理しているあたりの潔さがいいですね。
他が凝ってるぶん逆にシンプルなパーツの良さが出ているように思います。
しかしいつもながらの旧型窓を使った大人気ない仕様が関山ビルドらしい(笑)
フェンダー周りも昔の車らしさが出ています。Cityフェンダーはグラマラスなラインが出るのがメリットな反面、普通のタイヤと相性良くないのが難点ですが、大型タイヤが合う題材との組み合わせる事で巧くクリアされてると思います。
造って1週間。よく考えたらこのまま「トラック」作れるって事に気がつきました(笑)。
バスが沼ならトラック泥沼……。でも、リアルな鉄道シーンには実用的な自動車というのは欠かせません。泥沼は……案外快適な泥風呂であったらいいなぁ(笑)。
◆BUCHI様
仰るとおり日野は意識しました。あの造形は優雅ですね。
>サムネ見たとき、6幅かと
「大勝利」です。これは最高の賛辞ですよ。
天窓抜くのはこの種のお題のお約束ってことで(笑)。
>独立したフェンダーからボックスフェンダーへの過渡期的
ボンネットバスでも1950年代にその変化ありますものね。後者は現存車には多いですけど、あんまりすきじゃない(笑)。そのへんのコダワリも感じていただけたなら何よりです。
テールランプ周りは仰るとおり流線型優先です。
>江ノ島とか箱根とかが似合いそうですが、欧州の山岳地帯にもマッチしそうな雰囲気。
関西の事業者設定ですから、白浜や比叡山が似合うのかな(笑)。江ノ島や箱根が似合いそうな関東の事業者のも造ってみたいですね。まぁ京急の貸切車も赤と白か(笑)。
あと、欧州にも似合いそうというのは嬉しいです。ポストバスの黄色+白ツートン大好き♪
◆かう゛ぇ様
スペシャルキットにできそうな寸法ではありますね。パーツ数的に無理ですが。
リアガラスはかなり迷った上での4幅キャノピー化ですが、ご評価ありがたいです。一歩間違うと他とバランスが壊れる表現でもあるのですが。すっきり感優先しました。
>旧型窓を使った大人気ない仕様
あはは。ただbricklinkではそれほど人気無いのが旧型窓ですよ(笑)。良さが認知されてない感じがします。無論今の窓部品とか、パネルによる表現も大好きですが。
◆1103様
有難うございます。6幅リアル系の方からの評価はそれだけで嬉しいです。
◆Mugen様
いや、Mugen様の作品あってこそです(特に車体裾処理!)。
Cityフェンダーはウチじゃ大型車専用ですね。でも大型の魅力に気がついてしまった以上使用頻度高くなるかもしれません(笑)。意外とカラバリ少ないのに今更驚く(苦笑)。
旧窓部品は組んだあとで、他にも表現があることに気が付きました。雰囲気は良いのですがフィグハンドを逃せる3幅だと赤と白しか選択肢がないのが確かにキツイので。
グリルは調べてみると個性豊かですから、いろいろ挑戦してみたいですね。
あぁ沼、泥沼……?
◆薬師山様
いや、京阪カラー選んだのは作りやすさ以外の理由はないのです……。赤と白は難易度低いので。
天窓は1950−60年代の観光バスで流行ったそうです。ボンネットバスにもありますし初期のリアエンジン車にもありますね。レゴだと意外と表現しやすい。豪華に、そして大時代的に見えます。