2014年現在も全製品が日本国内で生産されており、金属製のため重厚感がある。肩書き上は「電車シリーズ」であるものの、気動車(キハ181)や電気機関車(EF58)もある。表記上の縮尺は1/180とされるが多くの製品はシャーシの関係で意味を成しておらず、基本的に長さが13cmくらいで高さと幅は各13cm程度とNゲージ車両より幾分小さい。(中略)かつては多くの百貨店、玩具店、駅の売店などで販売されていたが、近年では販売されている場所は減少しているようである。百貨店や玩具店ではトミカと同様の専用のディスプレイケースを用いて陳列販売されており、駅の売店では吊り下げ式の什器で販売されていた。(中略)価格は初期より本体価格500円と低価格であったが、2014年現在100円ほど値上げされ価格は同600円となった。

1/180位の電車の金属製玩具。自分も持ってました。
103系京浜東北線と、113系で営団丸ノ内線塗装のもの、113系で何故かキハ58風の色のもの(調べたら東武鉄道の1970年代の塗装で「東武電車」として売られてた品だったとか)……の3つが記憶に残ってます。何でこの3種か分かりませんが。
強引な塗り分けによる見立てなど、1970年代末の地点で、既に懐かしい匂いのする玩具でした。件の113系は「身延線115系」「キハ67」と見立てましたけど。
で、1990年代。
当時小学生の従兄弟と「電車とバスの博物館」に行った時におみやげとして、このシリーズの中では出来が秀逸な方の「EF58」を買ってあげたことがありました。
いや、この地点でもよくぞ未だ売ってるな、と思ったのですが。
そして2014年現在。ラインナップの入れ替えとかあり、また価格が500円から640円に上がったものの未だメーカー盛業中! そして今時玩具では稀有な「メイド・イン・ジャパン」を固持。
驚異というか驚愕です。塗装工程も今様の「印刷」ではなく、マスク乗せての吹付け塗装やってるらしい。昔ながらの素朴な味付け。
なお、画像とかレア物は以下が詳しいようです。
「ダイカスケールコレクション 電車シリーズ」
http://naop.gozaru.jp/train/model/dicaccale.html
「ダイカスケール電車シリーズ写真館」
http://homepage3.nifty.com/sakapoyosu/tec0goods/diecastmodel/
バス関連でも注目度高いようですね。1970−80年年代から相当にマニアックな事業者の塗装まで製品化されてたようですから(バスコレやチョロQの限定品が行き渡ってる今とは事情が違います)。
細かいタイプの違いというのは野暮ってもんでしょう。
さて。
今のダイカスケールの何が貴重かといえば「日本製」ということに尽きるでしょうか。鉄道玩具大国日本ではありますが、メジャーな玩具は殆どが海外製造になって久しく。
「日本製」というのは実は「海外へのおみやげ」にぴったりかなと思う由。新幹線の玩具が中国製じゃ洒落になってないですよね(笑)。あぁこの事実を知ってれば2009年のロシア行・アメリカ行の際は現地で鉄道関係者に配る用のおみやげに持っていったのに。そもそもがそういう使い方のできる価格ですし。
ところで、今購入しようとすると。
amazon.co.jpでは残念ながら電車・バスとも扱いがありません。楽天も含め、現状で通販で購入できるところはないみたいです。最後のツテ、メーカー直売はあるのかしら?
20ン年前に従兄弟に買ってあげたEF58(ブルトレ塗装で大窓。35・36号機と思しき7つ窓というマニアックさ。車輪は2C+C2再現!)あたり、今も作ってるなら買い直したいのですが……。
メーカーホームページは無いですが、facebookアカウント有り。
主にバス関連では相当マニアックな限定品もやってるみたい。そういう面でも盛業なによりです……。