ミニモジュールという規格を提唱した名キットでありつつ、メインモデルの完成度の高さもまた組換作品を拒んできたように感じます。
ですが、AZUR氏はモダニズム寄り解釈でそれを克服。
【組換作品紹介】Azur様の#31026組み換え。カラフルな4連ビル
そして、今度はMUGEN様の作品。こちらはクラシックな装いに。





http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=548446
元のセット同様の、開閉式が二棟という構成。
「組み換え」では個人的に重要と思う、元セットよりボリュームを落とさないこと(=損した気分にさせないこと)を守っています。
屋根ブロックが不足しがちなパーツ構成ですが、巧く集中利用することで屋根部分のボリュームを確保。
デザインにおいて裏表とも、正面に持ってこれる貫禄というか装飾性があるのもポイントでしょう。陸屋根っぽくみえる側ですが、こちらにアーチ系の意匠を持ってくることで見栄えのするものに。
また、「4棟並び」時には変化に富んだ並びにもなっています。
カラーリングは左右ともバランスよし。特に、紺色屋根の食料品店は一階部分のレンガ組みが良い雰囲気。10000代的高級感とでもいえば良いのでしょうか。

美容院の内部。有りモノの部品でも十分にそれらしく。真鍮色?の蛇口は確かに美容院向け。大きな窓から設備が見えるのも心地よい。
二階は狭いながらも居室として設備整う。

食料品店の内部。限られたパーツ数でも十分にお店らしく見せています。
階段が奥にあるのも好ましいポイント。側面に変化をつける小さなバルコニーも見逃せません。

角においた時の側面も見栄えがします。黒アーチ、使いこなされてますね。
思い切って申してしまえば、元セットよりも出来は良いんじゃないでしょうか?
この組み換えが「物理的に」(質量保存の法則的に)可能であるとわかった以上、セットの存在意義は上がってくるというものでしょう……。
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39%off 6072円也。この価格で2棟入り。4幅車や6幅レゴスケールのトレインによく似合います。
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元セット同様にクラシック系の家2棟分を維持しつつ、外見を差別化するのを目標に作成しました。一時は放置していましたが(苦笑)なんとか完成にこぎ着けられました。
何度か触れられていますが、このセットは主な色が4色あるのでそれぞれの色の分パーツの残数を把握しながら組むことになるのが難儀した点です。
パーツ数自体も不足がちになるので、窓や装飾等で足りない分を補いました。屋根も面積を大きくするため、間に窓を配置してあります。屋根は壁面のパーツ不足をカバーするのにも役立ってます。
プレート類は多めでしたので10000番代組換で何度かやったレンガ組みのラインを入れる事ができました。片アーチはいいアクセントになりますね。
内装は有りもので作れそうな業種を考えるのが楽しい部分です。蛇口パーツはうってつけでした。もう一方のお店はオレンジのコーンが人参に見えたので(笑)それを活かして食料品店としました。
難しかった部分は有りましたが、その分完成時の達成感はひとしおでした。工夫のし甲斐があるので、組換の上達が図る事が出来るセットだと思います。
セットの魅力を引き出しきってますね。
で、このセットの組み換えはパーツ数管理が肝になりそう。先に或る程度設計固める戦略が大事になりますか……?
レンガ組ラインは大成功だと思います。
オレンジのコーン、人参に見立てるのは「なるほど!」ですし、上下逆に組んじゃうのもすごいなと。
>組換の上達が図る事が出来るセット
苦しそうですが、その分得られるものは多そうですね。良い意味で上級者向けなのかしらん?