
「氷河急行」「ラピート(試作中)」であっと言わせた、sauseiji様の4幅トレイン作品です。
VSE、255系、259系は既存作。しかし、改めて眺めると濃さというか密度感が凄い。普段の6幅トレインがHOゲージなら、4幅トレインにはNを通り越してZゲージ的な「凝縮感」「細密感」がありましょうか。
無論、良い意味で「別物」「別腹」です。
Flickrより「mini LEGO TRAIN」

251系SVOが新作と伺っていますが、先のMugen氏の251系SVOとは良い意味で差別化されてるモデル。
まず、カラーリングが妥協なきもの。4幅というスケールならではありますが、それでも特殊色を集められるのに苦心されたことでしょう(自分なら諦めますよ!)。
ミニマムに記号化されつつ、しかしてあらゆる部分が正確でもあります。
エンブレム部分はやはりこだわりですね。

3両編成。側面も小さいながらに濃厚。そして印象把握が正確。記号化というか、ディジタライズというか、ドット絵的表現もまた好ましいもの。
屋根はグリルスロープつかって実車のリブ付き屋根の再現としています。
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鉄道模型(に限らないですが)にも、いろいろなスケールがあって適材適所になっているように、レゴトレインにも様々なスケール・規格はあって良いのでしょう。
一昔まえだと、「共存できるように或る程度統一したほうが良い」……なんて考えもあったかもしれません。しかし、今や標準的スケールでは有り余るほどの作品が制作・発表されている時代(無論、素晴らしい!)。
大きい方にも小さい方にもいろいろな試みが行われるべきで、それが世界を、可能性を広げていくのでしょう。
251系、あの色で作られているのが驚きです。
パンタも良い感じですし、小さいながらに上下逆転等駆使されて精細感出されてますね。
精悍さは実物以上かもしれません。スケールもそうですけど、解釈も違っていて、それはそれでありじゃないかと思ったりもします。
上下逆転は初めて気が付きました。結構多用されてますね。