古今東西問わず。
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でも、マスタング(初代)はちょっと別かも?
たまたま実車見かけた時「思ってたより、コンパクトでスマート」なのに吃驚。あの時代なら大きい車だったのかもしれませんが、今の肥大化した国産車を見慣れてると小柄にさえ見える。そして、ボディラインは実に優雅。マスタングってブランドへの印象が変わってしまったのでした。
なお、初代レスペクトの「現行」マスタングもそれほどマッチョに見えないですね。
同じクラスの欧州車が皆、今はエレガントからマッチョに方向転換してしまい、相対的にマスタングがエレガントに見えるのか? あれも嫌いな車じゃないです。
実物についてこちら(wikipedia)。
あと、ここの記事も参考にしました(初代マスタング アメ車ワールド)。

実物写真(wikipedia:enより)
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さて。
レゴで作ろうと思ったのは先のBMW 2002造っててた時。逆テーパについたフロントライト周辺部をちょっと弄れば、またライト間のグリル部分、ここを1x1角パネル使って横組みしてあげればマスタングっぽく見えないか……?
そんなわけで、フロント試作して「OK!」。後からキャビンとテールを作っていく。
テールの盛り上がったデザインは普段古い欧州車ばかり造ってると有り得ないデザイン処理。でも、そこが新鮮で楽しくもありました。あぁ、自動車のデザインってこんな文脈もあったんだなと。
(1970年代の国産車っぽく、懐かしさもあり。まぁ模倣したんでしょうね)
最後にボディラインのプレスをレール付きプレートで表現。
あと、フロントバンパー周りの詰めが結構試行錯誤重ねましたが、最終的には単純というかシンプルというか低コストな表現に落ち着きました。カラバリ作りたいので、特定色に限られる組み方は避けたかったのです。

最初に造ったのは「黒」。上の参考サイトのレポートも「黒馬」でしたし、先の実車の第一印象も黒馬でしたから。
フロントグリルの中身はΦ1穴あきプレートで、ボンネットに固着。
アメリカンな車といっても先の実物第一印象ありましたのでスマート感優先。ホイールは車幅ツライチです。実車のフェンダーも今の目で見るとおとなしいものですし。
フロントガラスはクリアも試しましたが、比較の上クリアライトブルーに。色付きのほうが少し締まって見えるのです。カラールーフはいつもの個人的処理で、車高低く見せるためのオマジナイ(笑)。ただ、画像検索すると昔のアメ車なので(その上フルチョイスシステム)、レザー張りルーフみたいな仕様もあったらしい。茶色なのはそのへんも意識。

普段造らぬ傾向の盛り上がったテール周りは、本当に新鮮で楽しい部分でした。
階段上のリアウインドウは昔の熱線吸収ガラスイメージ。ここもライトブルーにしたいのはやまやま。今は手持ち部品なし。
リアピラー廻りは3幅で組む。今回が初めてじゃないですけど、好きな組み方です。


二台目は「黄色」。フロントマスクを黒で締め。バンパーやモールはマルーン。ルーフは黒に派手な模様入り(昔のRACERSより。これも好きなパーツ)。派手目ですが、ドノーマル。
とはいえ、この車は車高上げたり下げたり、エンジンフード前が見えない位にデカくしたりとか。改造車も偏見持たずに楽しめそうな感じですが。
組み自体に癖は少ないので、2台目以降の量産は楽々。まるでフォードの組立工の気分(笑)。


勢いに乗って3台目。ノーマルっぽく。でも燈火類の色でちょっと変化をつける。
なお、三台作って改めて認識した、車の配色の注意事項なんとなく。
前提。ルーフと車体裾(モール)は色を変えると、相対的に車高低く見せられる。
(カラールーフは玩具っぽく見え、好み分かれると思うので絶対ではないですが)
使って良いのは3色まで。但しルーフとモールは別の色でも良い
車体が明るい色の時、ルーフとモールは暗い色で。
車体が暗い色(黒)の時、ルーフとモールは明るい色で。
ウインドウは無色透明より色付き(薄青・薄黒)のほうが車体を小さく、締まって見せることが出来る。
例えばですが、白いボディにタンのルーフは一見エレガントに見えて悪くなさそうなんですが、締りがなくってダメ。
古めの車は無色透明のウインドウが似合うのは事実ですが、ちょっと間抜けに見えることもあります。まぁ試行錯誤するしか無いです。


とりあえずこの3台。
カラバリ制約のない組み方なので一気に量産できました。あとはポリス仕様とか?(US風及び、栃木県警)
今回は意外な車の、意外な魅力に気がつくことできた感じ。
まぁ、アメ車趣味に転向……ってことは無いと思いますが……怪しい(笑)。
その他写真はこちら(brickshelf:検閲済)。
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撮影背景はアメリカンなダイナーとかあれば最高なのですが、拙作にはない。
「#31012 ファミリーホーム」組換のカフェを背景に。コロニアルなデザイン意識してたので、西海岸ムードと強引に思い込む(笑)。カリフォルニアには意外とコロニアル様式多いのです。
いい感じです!
3台並ぶっていうのが映画の1シーンのようでまたいいですね(^^
このイメージって大切ですよね。
フロントは最近目玉を引っ込めるのが流行ってるんでしょうか。
BMWの時も同じ手法で組まれてましたし、最近多いですよね。<悪いという意味ではなく事実として
この造詣だとボンネットともう一つずらすとフェアレディZもしくはトヨタ2000GTになりそうな。
感覚的にはアメ車は5幅くらいほしいですね。
どう組むんだって悩まないといけませんけど(^^;
あの何とも言えないワイド感みたいなものが出せないかな、と頭の中で考えるだけで組んだことないですが。
コレもルーフプレートのポテンシャル引き出しビルドですね…
関山さん、このパーツ好きですねw
背中の納まりもイイ感じに見えます。
良作連発で目が慣れたせいか、
幅&長さに対してフィグ乗り背高のアレンジがちょっと気にならなくなって来ました。
最近の作は、ホィールベースが縮まった事で、「フィグ乗りだから!」という違和感が無くなりましたね。横からのシルエットは特にフツーに安心して見る事ができます。…このフツーにってのが結構難しいですよね。小さくなると特に。
黄色いのが好きです。箱裏ロードプレートが結構いい雰囲気ですね。
1×1の丸穴あきプレートなんて有るんですね。知らなかった。
リアの3幅はいろいろ他車種にも応用できそうです。
>3台並ぶっていうのが映画の1シーンのようで
一歩間違うと不自然な情景なのですが、プラスになって良かったです。
あぁ3台作ってよかった(笑)
>最近目玉を引っ込めるのが流行ってる
流行ってるというか、BMW造ったときにマスタングもできるかな……? と思ったという流れですね(笑)。
ちなみに2000GTは既に別造形で造ってますよ。
Zもやるなら別表現かしら。
でも、前面が逆テーパの車は多々ありますので、いろいろ手がけてみたいですね。
>アメ車は5幅くらいほしい
サイドにレールプレート入れて幅増ししてます(笑)。
初代マスタングはそれほど大柄な印象を実車から受けなかったため、今回は小柄にした由です。車種によってはボリューミーな表現も意識してみたいと。
◆G@ひたひた様
そうです、サメの目ですよね。
>ルーフプレートのポテンシャル引き出しビルド
そりゃレゴ復帰とともにありの部品ですので、大好きです(笑)。この部品なかったらここまで4幅車やってたかどうか?
>幅&長さに対してフィグ乗り背高のアレンジ
まぁミニフィグ載せるための記号的アレンジですから。
ただ、ディフォルメカーって既にチョロQのような形で脳内にイメージありますので元から違和感にはならないと考えてます。それにショートスケールの電車も、そもそもミニフィグも電車や人間のディフォルメなのですから。
>ホイールベース
縮めるべきものは縮めて、長いほうがらしいものは長くしたいですね。先日のBMW-Z3はロングホイールベースにすべき題材ですし。ハイドロシトロエンもホイールベース長めですし。
>黄色いのが好きです。
一番アメリカンな華やかさを意識した配色です。
◆BUCHI様
>コークボトルライン
ここに気づいてくださったのが嬉しいですよ。
コークボトルラインも今後極めて行きたいところです。
>ルーバー付きっぽく見えるリアガラス
リアガラスのルーバーも昔は流行った?みたいですよね。好きです。
>1×1の丸穴あきプレート
2009年くらいからボードゲーム用に使われています。色は原則 白しかありませんが、最近濃赤も加わった由。ボドゲ以外でも少しづつ使われだしています。