大きい方から「プレイランド(大型店舗)」「ドライブスルー」「ハンバーガーレストラン(普通店舗)」「トラック」。
(余談ですが、ハンバーガーが210円とかしてた時代。あのころまだまだマクドナルドは「高級」だったのです……。90年代後半に変わって行きましたが)
既に「プレイランド」はレゴでの再現がなされ、あっと云わせました。
残る3点、一挙に公開。
1990年代前半ダイヤと、2010年代レゴの奇跡のコラボ。
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マクドナルドハンバーガーレストランのオリジナル。
「2600円 お人形5つ付き」とあります。
ベース寸法は30x20。郊外型のマクドナルド普通店舗イメージか。
レゴ版。
見れば見るほど芸が細かいです。ダイヤのスロープ部品はベースの部分が深めの、微妙な台形をしているのですが、レゴ化にあたってはスロープの下にプレート入れることで再現。
全体に「ダイヤの1/2ハイトブロック=レゴの2プレート」という解釈。これは全作に共通です。
さすがにベース寸法はオリジナルではなく、32x16となっています。違和感は皆無ですが。
ミニフィグの雰囲気が極力合わせられ、ポーズも同じなのは芸が細かいです。
なお、屋外のイスの形状にも注目。ダイヤのイスに合わせた造形に。
誘蛾灯はオリジナルにもあった、妙に細かい要素ですがこれもまた再現。
他作品にも共通しますが、横組駆使のマクドナルド看板は傑作造形と云えましょう。もうレゴでマクドナルド作るときはこれ標準でいいや、と言い切れましょう(笑)。よく見ると……1厚でこの看板成立してます。えらく複雑な構造。
店内。背面壁や天井を取り除いた仕様はオリジナルと同じですが、今のFriendsに共通する仕様でもあります。
床のチェックタイルが心地良い。白い円筒はドリンクに、茶色の丸プレートはそのままでハンバーガーに見えます。レゴにしてはポップな配色も、あの時代のダイヤっぽさがあり。ダイヤじゃ黄緑もピンクも既に使われていたのでした。
その他の写真はこちら(brickshelf)
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マクドナルドのトラックのオリジナル。「¥1500 お人形付き」と。
当時のダイヤはトラックには柔軟に6幅車も採用していました。この時代は車モデルにタイルが使われて凄くスマートに。ベースはあの時代の角張ってきた2t車。じゅうぶんそれっぽい。
サプライラインも製品化する意気込みには、惚れます。
レゴ版。先に触れた「ダイヤの1/2ハイトブロック=レゴの2プレート」を厳密に守った造形。結果的にあの当時のレゴ街シリーズの車とも、あるいは今のCityの車ともぜんぜん違う、「ダイヤの再現作」という雰囲気が濃厚な車が生まれました。
レゾリューションの低さが、限りなく独特の雰囲気を醸し出す。下手に今のレゴの水準で解釈してない真面目さには感服させられます(自分ならCityフェンダー使って台無しにしちゃうかも)。
あのマクドナルドマークも再現。赤白黄の配色も鮮やかで美しい。
車を後部から。マークが1厚に収まっているので、トラックとして成立しています。
それにしても、2プレート厚に制約された造形は本当にダイヤっぽい味が出るんですね。
他画像はこちら(brickshelf)
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マクドナルド ドライブスルー。「¥3,800 お人形5つ付き」と。なお、すべての商品には商標許諾の表記があります。
大きめの店舗に見えますが、ベース寸法は30x20であり、先の「ハンバーガーレストラン」と変わりません。右手に大きなクリア屋根を設けて大きく見せています。乗用車の付属とともに、1200円の価格差を感じさせましょう。
看板は残念ながら紙製です。他が凄いだけに、ここだけが残念。
(ひょっとしたらプラ製かも知れませんが)
左右にずらした立体感のあるお店の造形はレゴになって却ってはっきりした感じがあります。良い意味で1980年代のレゴの家っぽくもありますね。
パーツの都合で逆転組を余儀なくされた屋根部分は良い雰囲気。裾の解釈・処理がオリジナルですが細密感が加わっていましょう。
右手のクリア屋根はカマボコ部品の上にポチスロ。良い解釈。
看板類はすべてパーツの精細表現。右手ドライブスルーのカーブついた小さなMマークもありですね。この表現も使いどころありそう。
付属の赤い乗用車もやっぱりダイヤな味。2プレート分の屋根がいかにも「ダイヤ みんなのまち」であり、あの時代のやたら角ばってた乗用車を思わせます。青いバンパーもオリジナル通り。この配色は好センス。
店内。明るい雰囲気は正しく郊外型のマクドナルド。
カウンターとドライブスルーの位置関係もよく配慮されていましょう。
細かいところですが、レール付プレート1x2でトレーを再現することでミニフィグの手がトレーをつかめるようにしています。
さて、ダイヤブロックのマクドナルドシリーズの真骨頂はここから。
「ハンバーガーレストラン」と「ドライブスルー」は合体して大型店舗になるのです。
合体の図。オリジナル。相互の欠点を補い合うような見事なデザイン。
(おもいっきり余談ですが、クルーの髪パーツ、髪に帽子がついた特製品なんですね)
合体再現の図。この再現度!
今のアレコレ迷走してるけど、100円マックにはそこそこ良い物があって、同じく100円のコーヒーはそこそこ美味しくて(主観)そこそこ使えるマック……じゃなくて、1980年代のファミリーが訪れたあの時代のマクドナルドに行ってみたくなる……。
そんな凄みのある作品になっています。ちょっとしたタイムマシンですよ?
その他画像はこちら(brickshelf)
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最後に関係無いですが、今の見慣れた都市型店舗を「タイニーモジュール規格」で作るのはありかもしれません。
1階は厨房とカウンターのみ、客席は2階・3階にあるようなタイプ。インテリアは落ちついた雰囲気で。ファミリーよりは学生やサラリーマンが似合いそう。
ダイヤ:レゴ …って、
→ あっさり:濃厚
…という、それぞれの良さがあると思うのですが、
見事に、ダイヤの持つ、独特な明るい雰囲気に変身していますね!
合体システムは初めて知りましたが、
この楽しい拡張性の再現度もうまく再現されていますね。
無理がなく、製品と言われても違和感が無い…というくらいの完成度。
ライトグリーンの基礎板にレゴの黄色という組み合わせが案外新鮮です。
椅子の組み方はトレイン内装にも応用出来そうですね。コレもいい。
昔はシェルとか出てたみたいなので
ありですよね?
ダイヤブロック…恐ろしい子(笑)
インストかブロックリストが欲しいなー
まだ画像から読み取る実力がない_| ̄|○
(分かってるみたいで凄いなーひたひたさん)
ブロック、ブロック、ダイヤブロッーク
みんなで創ろう、みんなのー町ー♪
懐かしい(笑)
再現度が高くて驚きました。
再現出来るだけブロックが揃っているレゴも流石です。
以前からMugenさんの組み換え記事も拝見させていただいていますが、本当にどれもセンスが良いですね。
6高のほうがそれらしくはありますが、個人的には・・・
ダイヤブロックで出ていて、LEGOで出てないって結構あるので面白いアプローチですよね。
でもうちのレゴタウンだとリアル系はスタバが限界かなぁ。
クラシックレゴはリアル系とのかねあいが難しいですっ
今回は前回のプレイランドとは少し横幅等変えたり、ダイヤの半プレート=2プレート、1ブロック=4プレートをなるべく守って、よりらしく見えるよう制作しました。
80年代位までのマクドナルドは地方住みなのもあって、まだ珍しく憧れみたいな物がありましたね。
ハンバーガーレストランはこじんまりとした印象なので(プレート無いのも有り)ベースは32X16としました。屋外の椅子はタウンシートのパーツの手持ちが足りなかったのでそれらしく自作しました。トレイン次回作では応用した物を早速使用してます(笑)。
この元セットは持ってなかったので内装の再現は苦心した所でした。Friendsのおかげでパステル系パーツが手に入りやすくなったのは良かったです。
サポートの斜め柱は80年代的雰囲気が出て気に入ってます。
トラックは看板が良く出来たので(笑)それを組み込みました。自分もフェンダー等組み込む事も考えましたが自重しました(笑)。今風のトラック仕様にするのも面白そうですね。
ドライブスルーは内装等今回もモボさんのブログの記事が大変参考になりました。
黄色の丸みを帯びたスロープはレゴで言う所の高さ2風防なのですが、逆スロープの風防になら黄色が存在したので幸いでした。
車は屋根は特にレトロ感ありますね。
木は簡素に作ったのがダイヤのパーツの雰囲気とも合ったと思います。
合体(背面合わせただけですが)は自分の幼少期はダイヤでは出来なかったのでレゴ再現で実現出来たのは感慨深いものがあります。
ちなみにクルーのフィグの帽子は別パーツで、ポニーテールの根元にくっ付ける形になってました。
タイニーモジュール化は似合いそうですね。
目標だったマクドナルドのセットの再現が果たせて良かったです。
ダイヤの再現は他のセットも手掛けて行きたいと思います。
G@ひたひたさん
ビルドタイガーさん
モボさん
かう゛ぇさん
ありがとうございます!
再現度が高くて、あちこち比較するのがおもしろいです
ダイヤ側にレゴの街をつくらせるとどうなるのでしょう?(笑)
レゴと企業とのタイアップがもっとあれば、ロゴ入りブロックが
いろいろ使えると思うのですが、あんまり無いですよね・・・
ダイヤ、あっさり。
レゴ、濃厚。
これは同感です。今のナノもその雰囲気残ってますかも。
その文脈ありつつ、ダイヤの明るい雰囲気が再現されてて、80年代のレゴ街シリーズとも違う雰囲気だを出さてると思います。
イスはリッチ感ありますよね。1x2カブスロがもっと潤沢になってほしいものです。
◆ビルドタイガー様
レゴでも小さなマクドナルドのセットがありました。ダイヤに比べてえらくしょぼいので過渡な期待は禁物ですが(笑)
http://www.bricklink.com/catalogItem.asp?S=3438-1
でも、今のレゴ(City)で出したらそれなりのものになりそうですよね。
>ブロック、ブロック、ダイヤブロッーク
>みんなで創ろう、みんなのー町ー♪
あの歌懐かしいですね。どこかにCM動画とか転がってないかしら……。
◆モボ様
コメント有難うございます。昔のダイヤの再発見・再評価という流れを作って下さったのはモボ様の功績が大きいのです。
今回の再現度は、規格を「ダイヤの1ブロック分=レゴの1ブロック分」ではなく、「ダイヤの1ブロック分=レゴの1ブロック+1プレート分」にしたことに鍵がありそうな気がしてます。
◆かう゛ぇ様
ドア高さは、ダイヤのレゴへの落としこみ考えたら6高さの方が自然なのかも知れないですね。
無論、個人的には5高さのドアのほうが好きですけれども(笑)。
リアル系はリアル系で、賛否もわかれるような気がします。
それでも、マクドのカラーリングとか雰囲気はクラレゴとも相性は良いかも知れません。
(スタバのほうが、今のレゴの中間色・ダークトーン多用に似あってますかも)
◆Mugen様
>ダイヤの半プレート=2プレート、1ブロック=4プレートをなるべく守って
この原則が素晴らしい効果を上げています。
>屋外の椅子はタウンシートのパーツの手持ちが足りなかったので
あれが不足の産物って云うのが信じられないです(笑)。トレイン次回作も期待です。
>サポートの斜め柱
本文でコメントしようと思いましたが、あの柱がインテリアのキモになってますよね。オジリナル、再現とも良い80年代的な効果出しています。
>木は簡素に作ったのがダイヤのパーツの雰囲気
あの木の功績は大きいと思います。あれのおかげでダイヤに見える。
センスの良い部品であったと思います。
>合体
あれは憧れてた子供も多かったでしょうね。でも、さすがに実現例は稀だと思います。
20年来の夢がかなったという感じでしょうか。
>フィグの帽子は別パーツで、ポニーテールの根元にくっ付ける形に
なるほど!
レゴでもできないかしらそんな部品。まぁFriendsの穴あきウィッグ使うほうが現実的でしょうね。そう考えると希望というか可能性はあり?
>ダイヤの再現は他のセットも手掛けて行きたい
期待しております。みんなのまちの再評価にも繋がりそうな気がします。
◆rubykuma様
ダイヤでレゴの再現は……意外と難易度高そうです。でも面白そう。その発想はなかったですよ。
古いダイヤブロック集めるのはかなり大変なので、ナノの方が現実的かも(笑)。
レゴでのロゴ入りとか、企業ロゴ入りステッカーは地味に種類があったりします。スポーツとかモータースポーツ系のセットが意外とそのへんは充実してたんですよ。ただ、10年以上前の昔話ですが(苦笑)。