【作品紹介】Azur様の「パークモジュール」。16x16が広げる楽園(2:総論)前回、あっと云わせた「16x16の楽園」、Azur様のパークモジュール9点。
http://legotrain.seesaa.net/article/395953867.html
【作品紹介】Azur様の「パークモジュール」。16x16が広げる楽園(1:各論)
http://legotrain.seesaa.net/article/395952712.html
早くも9点が増結。全18点という構成になりました。

http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=542759
今回は色調が渋めに。鮮やかだった前回と比べて「どちらも、良い」が結論ですね。
なお「木やあずまやが密集すると窮屈な印象になってしまうので、噴水&花壇系を増やして、空間を広く確保することを目指しました。」とのことです。


「5つの噴水」
小型の噴水と、菱形の花壇。すっきり。シンプルに。それだけに何処においても相性良さそう。
余談ですが、花パーツの挿し方が通常の逆ですが、自分はこのパーツが登場した1978年以来、この逆差しのほうが品が良くて好きです。


「2つの噴水」
対して、こちらは華やか! 1/4円プレートの使いこなしでちょっと不思議な印象のする空間に。この種のジオラマって上から俯瞰されることが多いですから、実物以上に平面形の異形は効果的になります。


「4つの噴水とピンクの花壇」
9分割の中に9分割のメタ花壇。今回も登場です。「間」の処理はやはり必然的なもので、ここもいっぱいだとちょっと息苦しいかも知れません。
ピンクの花の使い分けが面白いです。プレートもまた花になるのですね。


「4つの噴水と黄色い花壇」
こちらは大胆な平面形。風車形。上からも側面からもインパクト十分。4隅のΦ2円プレートも引き締める。
こちらの花壇でもプレートの花が効果的に使われています。


「ログハウスカフェ」
建物系。直球勝負なログハウスはこの雰囲気に合っています。色彩的な渋さも落ち着き。
輸送対応の高さ制限から陸屋根になってしまうのですが、ここを緑化することで平板な印象を逃れていましょう。左右の柵も効果的。ここにテーブルとかイスとかベンチ。また看板などあると雰囲気が更に盛り上がりますかも。
ところで……インテリアとか気になりますよ。


「2本の木」
木がバーゴラを造ってるかのように見えるデザイン。そして木が手を取り合ってダンスしてるかのようにも見えます。大きな木ではないものの、それを感じさせない見栄え。
さくらんぼ?はこの挿し方があるのに気が付きませんでした。


「花菱のパーゴラ」
上から見た時の華やかさと、側面からの大人しさの対比が好ましいですね。花で作られた菱形は目立つことでしょう。飛び出しは立体感もあります。
緑と鮮緑の使い分けも印象的。これで深みが出ていましょう。


「花菖蒲の池」
日本庭園というか、和風要素もやっぱり必要です。
この花菖蒲の出来が秀逸すぎます。和風情景に広く使える表現、技法じゃないでしょうか。これが既存植物部品の組み合わせできてしまうとは。
公園の中でもいいですが、和民家(町家)の裏手とかにも置きたい雰囲気です。


「水盤のあるあずまや」
良い意味で、派手。上面も側面も。覗きこむと水盤。夏はきっと涼しげな場所。
尖塔アーチはエスニックな雰囲気を作ります。4隅に置かれた2x2の緑と花も良い感じ。
パークモジュール。全18枚ともなると配置も楽しく、頭をつかうものになるでしょうね。
これがあると、街も、そして鉄道や自動車のある情景もきっと優しげな印象になるはずです。
18プレートの内訳は噴水&花壇系6、木3、パーゴラ2、あずまや3、建物2、和風2です。
派手すぎると他のプレートから浮いてしまう&地味すぎると単独で使えない、
似たようなプレートが増えるとつまらない、などなど
目先の変化をつける工夫が厳しくなってきました。
今後は製作ペースを落として新しい視点を探りつつ25プレートを目指します。
いや、ここまで種類増えてますのに「区別化」「差別化」がきちんとなされていますよ。
それでも「新しい視点」は楽しみだったりします。どんなものが来るのでしょう……。
それにしても、5x5の25枚は壮観でしょうね。