(「読者」様は、以前TGVのグレードアップ送られた方です。記事こちら)
さて。同じ題材、管理人も2008年に手がけております。
【鉄道作品】ラインゴルト1962 その1 E10.1型電機しかし、この作品を見てしまうと「古いなぁ」と認めざるを得ませんし、正直、「やられた……!」と思いました。製作者のセンスの問題もありますし、この5年の進歩も速い、速すぎる!
【鉄道作品】ラインゴルト1962 その2 コンパートメント客車
【鉄道作品】ラインゴルト1962 その3 開放室客車
【鉄道作品】ラインゴルト1962 その4 ドームカー
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まずは、牽引機関車のE10.12(112)形からの紹介です。この機関車だけで記事1本分のボリュームですよ。

実物についてはこちら(wikipedia:英文。上写真も)
標準機E10形の一部を、ラインゴルト牽引専用に高速対応として製造したもの。流線型の前面と、側面につながった大型ルーバーが特徴でした。後に112形に改番。更に113形に改造された模様。
飽くまで標準機E10(110形)の一部なので、高速専用故に早期退役の103形と違いかなり後日まで生き延びたようです。

側面はすっきりした仕上げですが、それゆえに実物のシンプルな良さが顕れていましょう。
パンタグラフは現行部品の中で機能的に仕上げています。省略少なく可動の大きい表現。
注目すべきは床下の大きなスカート(上の実物写真では撤去されてます)。テクニックパネルを台車マウントで表現。ややオーバーかと思いましたが、手許の古い本を見るとこんな大きさなんですよね。雰囲気がよく出ています。

スカートの前端部も美しい処理。1x1丸タイルはバッファーにも使えるんですね。
連結器の上のフック?にも注目。欧州が未だに縛られる連環連結器らしい表現。欧州形つくるときは意識したい部分です。
それにしてもテクパネのスカートを貼りつつ、足回り7幅に抑えられているとは。はみ出し感も皆無です。

リクエストとしては、車体中央にも「DB」が欲しいってことくらいでしょうか。あと動力台車の上に黒のタイル貼って、車体との隙間を埋めると更に独逸の機関車っぽく見えるかもしれません。
よく見ると2Mの強力機でもあります(片方PF+片方RC? このトレインモータの異種組みあわせは結構強力です)。
<続>
動力は手持ちの都合とケーブル取り回しで旧仕様のRC二つです。
さすがにテールライトはライト受けは設けていますが、スペースの都合上ケーブルが入りませんでしたので組み替えて切り替えになってます。説明が悪く申し訳ございません。内部スペースが足りないのは先に客車を設計、高さをミニフィグ限界に抑え客車を少しでも長く見せようとした弊害です。
台車周りはご指摘のとおり中央部に何か表現を加えたほうが良さそうですね。
大変参考になります。
客車の方も二回に分けて記事にさせていただきました。
3回分のボリュームにふさわしい、2014年を代表しうる作品であると思います。
動力はRCx2ですか。失礼いたしました。
個人的経験から云えば、片方をPFに変えるとかなり牽引力伸びます(拙作ではTGV-LA POSTEと、EH500-900がその構成ですが、牽引力は有り余るほど)。ただケーブル取り回しはキツイかもしれないですね。
あと、テールライトは組み換え切り替えでも、点灯対応ということで凄いと思います。
客車に対して機関車を短めに、というのは凄く大切ですよね。
実物写真でも、E10はコンパクトで引き締まった印象あります。
また、機関車と相対して客車を少しでも長く魅せるのもありだと思いますから。
機関車の台車はトレインモーター外枠にたいして、何らかのディテール施せばスカート部分とのバランスも良くなる可能性がありましょうね。無論、試してダメならやめれば良いのでしょうし。そこを気楽に楽しむのもこの趣味の良いとこでしょう。
客車の方もコメントいただければ幸いです。