更にその元は「TIME」の記事「Lego fans may be able to print their own bricks someday」より。
3Dプリンタに依るパーツ製造は既に一部のカスタムパーツメーカーでは行われています。無論、現状飽くまで「カスタム品」の範疇です。
また、現状の3Dプリンタの品質や価格はまだまだ現実的ではないものです。ランニングコストだって気になりますし。
しかし将来、3Dプリンタがもっと普及した先で、ユーザによるパーツの出力はあり得るのか?
非公式にはともかく、「公式」にはレゴ社のお墨付きが求められるでしょう。で、レゴ社はその方面はどうやら積極的なようです。上の「TIME」の記事では、
「3次元印刷が魅力的な開発であり、確かに新たな道をたくさん開く」ジョン・グッドウィン、レゴの最高財務責任者は語った。とあります。ここで「そんなことは絶対に認めない!」と云わないのはかっこ良いですね。
無論、3Dデータには何らかのDRMなどは掛けられるかもしれません。でも、レゴのブランド性を肯定する多くのユーザはDRMを否定的には考えないでしょう(Itunesとユーザの関係の様に)。
まぁ今のところは、DRMとか著作権侵害以前に3Dプリンタの出力が、「大企業が低賃金国(東欧や中国など)の工場でインジェクション整形されるもの」のコストを下回るって未来は未だ想像しにくいです。
おそらく3Dプリンタデータとして供給されるのは、小さなフィグ小物や使用数量の少なそうな特殊パーツに留まるのでしょう。あるいはユーザのアバターであるとか、氏名などの彫り込みであるとかのパーソナライズカスタマイズって方向も考えられます。その意味では需要はありそうにも思えますが……。
ただ、色はどうする気なんでしょうか?
そこが技術的に解決するまで(※)、「バラ色」の未来は見えてこないのかもしれません。
(灰色の出力に対して、自分でプラカラーなどで着色するの、レゴのファンにとっては「精神的苦痛」ですよね……公式パーツに自分で塗装はかなり禁じ手って認識ですし)
※:一応カラー3Dプリンタは存在するようです……。5500万円もしますけど。
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1402/18/news110.html
これ、コストダウン可能な技術なんでしょうか?
あ、色付きの素材ってあるんですね。
レゴパーツなら確かに複数の色使い分ける必要はないですから、カラープリンタまでは不要ですね。
随分、夢が現実に近ずいた?
>LEGOが純正色
色素入りの素材を純正品として供給するビジネスはありでしょう!
これなら、「既存金型」×「既存カラーパレット」でのパーツオーダーという夢が叶う可能性があります。出力は個人じゃなくて公式ショップなどで行う方法は考えられましょうし。
あれ、実は凄いことに近づいているんじゃ??