
公式プレスリリースこちら
2012年までの超絶快進撃を思うと、11%という数字が多いのか少ないのか判断に迷ってしまいます。
(ちなみに2012年では25%の伸びでした)
ただし、「多い・大きい」ものであるのは云うまでもありません。
bricksetの記事を少し訳します。
・新製品の売上比率は毎年60%程度である
・売上の上位はCity、SW、デュプロ。2013年の売上に貢献したのはFriendsとCHIMA。
(ただ、具体的に順位や数字はありません。記述順で間違いないような気もしますが。Technic・Creatorも売上伸ばしているようです)
・レゴグループの長期的な持続可能コンセプトとならなかったため、ボードゲームラインは廃止した。
The Brick Fanの記事も少し訳します。
・売上は過去10年間で4倍になっている
・成長市場はポーランド・ドイツ・中国である
・コネチカット、ロンドン、上海、シンガポールに拠点を置く
(開発なのか、流通なのかは全く不明)
・オンラインワールドの拡大。lego.com及びyoutubeの拡大
以下、管理人の勝手なコメント。
日本はすでに成長しない市場と見なされてるんでしょうか。まぁ世界的に見たら仕方ないことではありますが。「拠点」が何なのかわかりませんが、中国市場と東南アジア市場を別にみなしているとしたら興味深いです。マレーシア・タイなども今後成長見込めるのでしょう。
日本では売れていないような印象のあるCHIMAも、売上は上げてるようでほっとしたような。
Cityは相変わらず強いですし、Friendsが新市場開いた功績も大きいのでしょう。
Youtubeでの公式ムービーは最近は多用されてますね。レゴとPC等を持っている(日常的に使ってる)家庭は相性がよさそうに思えます。
最後にそれでも気になるのは、成長率の鈍化です……11%でも、そのペースが維持できるのなら良いのですが。
2014年は北米興行成績が絶好調な(3週連続1位)レゴムービーが牽引車たるのでしょうか……?
<追記>
薬師山様の指摘で、日本に関する記述もあること分かりました(7ページの右上7行目)。
The Japanese market continued its decline, whereas the emerging Chinese market saw growth.ただし、これは「Market development」の段落の中の記述であり、「The Market for traditional toys」が主語になっています。つまりレゴではなくて玩具市場全体を指した記述と考えられます。
中国の新興市場が成長を見たのに対して、日本市場では、その減少を続けた。
その下には「Lego(R) sales」という段落があり、そこでは「lego」の各地域ごとの状況について触れられています。
「アメリカ、イギリス、中央欧州と北欧では1桁の伸び。フランス・スペイン・ロシア・中国は二桁の伸び。多くのアジアの国々ではセールスの伸びが強い」
というわけなので、レゴの日本に関する売上増減に関する記述はとくに見いだせないと云うべきでしょう。
ご指摘通りですね。本文修正しております。
ただ、追記にも記した通り、あの段落は玩具市場全体を指している可能性を感じました。
というわけで、レゴ社の日本市場への検知見解はわからないままです。
こっちとして言いたいのは「日本にもコアなユーザーは増えてるんだから、それを満足・納得させるような商品供給してくれ」に尽きますけれども。