



http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?f=540245
開閉式のため、一見して全体の構成・特徴が掴みきれません。
いや、それだけ様々な角度からの「見せ場のある」「深い」作品ってことでもあるのですが。
このサムネは何れも「開」状態です。
片流れ屋根にアーチのピロティ。外階段。裏返しに使った5連の小窓にレンガタイル装飾。そして肝心のパーゴラ(藤棚)が分かりましょう。
パーゴラがこの作品のキモになりえているのは、建物側面に入る緑のラインを自然に見せる効果があるからでしょうね。ここがただのバルコニーだったら、緑のラインはちょっと色彩的に煩い感じになってしまったかも。

半開き状態もまた様になっているものです。1/2階が完全に独立してて外階段故に、床面に階段穴を考慮する必要がないのですね。
インテリアは1階がパーラーと称されているので何らかのお店でしょうか。
二階は台所と寝室が見えます。




大きな片流れ屋根の大胆さ。そしてインパクトのある窓まわり。反対側にステンドグラスが見えるのもAzur作品らしいところ。開状態以上に、角度によって違う建物に見える感じが強いです。
(地面の色で、パーゴラ側が緑、ピロティ側が灰色と区別しているのも効いていましょう)
でも、開いても閉じても、上から見れば実はL形。
整ってるけど、大胆。適度なモダン感はオリジナルメインモデルに共通。
#31012はまだまだ魅力を引き出す余地があるってことなのでしょう……。
一つ残念なのは、肝心の使用セットの#31012ファミリーホームは大手どころ(amazon.co.jp・クリックブリック店頭・トイザらス店頭……ただしお台場店で確認しただけなので他は違うかも?)はしつこく品切れ中。
この種の品が1年足らずで絶版になるわけもないので、再入荷を待ちましょう。
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組換えも回数を重ねると慣れとか癖が出てマンネリ化する苦しさがありますし、
どの方向から見ても、開いても閉じても、破綻なく組みたい気持ちが強くなると
総花的で無難なデザインになってしまいがちですが、
今回は屋根のL字とパーゴラをアクセントにして新鮮味が出せたかな?と思います。
前作から三ヶ月ほど時間を置いたり、
#31012とはタイプが違う建物(#31025)や動物(#31019)を組み換えて、
リフレッシュ出来たのが良かったように思います。
マンネリ化なんてとんでもない。
個性と新鮮味、あの手があったか! という驚きを毎回感じております。
今回の「L」字もまた、成功しておりますね。
というか、1セット組換の中では完成度トップクラスじゃないでしょうか?
製品の魅力を引き出し切ってると思います。