
海外の反応 お隣速報「韓国人「新型の地下鉄車両をご覧ください」」より。
韓国の新型地下鉄電車の「この発想はなかった!」と言わんばかりの座席配置。
ロングシートの既成観念をひっくり返す。
しかし、この配置のメリットは大きそうです。
まず、座席に座って外を眺めやすい。休日のお出かけもこれなら楽しい。何より、クロスシートに比べても混雑には強そうです。
(なお、背中あわせの座席は仕切り板ありますので、頭同士が当たる心配もありません)
そして、半端に混んでる時は「壁際の立席」がたくさん取れる。
通勤電車でドア脇が妙に人気なのは「そこに壁があるから」(もたれられる壁があるから)にほかなりません。で、ドア脇に人が溜まって乗り降りの効率が落ちる。でも、中程に乗るともたれられる壁も柱もない。
「中程にお進みください」と云われても、中程にいくメリットが乗客には皆無なんですよ。
でも、この配置なら中程に詰めるメリットが乗客にもある。凭れられる壁が沢山あるのですから。
問題点は車内の移動が難しそうなこと。
でも、普通のロングシートでも「全員着席+つり革の半分埋まるくらい」の乗車状況だと車内移動は「すいません……」を3秒ごとに言い続けなければ不可能でしょう。
もちろん、それ以上に混むと移動は物理的に不可能で、考慮の必要もない。
車内の移動に際して、必然がありまた可能なのって「座れるか座れないかくらい」の乗車率の時くらいじゃないでしょうか。それくらいならこの配置でも何とかなりそうに思えます。
ただ、韓国は通勤電車といっても日本より幅で10cmは広い。車体幅3000mm超えの筈。
JRの大きめの電車でも車体幅2900mm程度の日本でもそのまま導入できる構造かどうか?
そのうえ特に混雑の激しい路線じゃ無理でしょう。山手線や田園都市線がこの配置では悪夢です。東横線もたぶん無理。また、京急や京成とかは車体幅狭いので(2800mmもない)ありえないでしょう。
でも東海道線や横須賀線に高崎線とか宇都宮線のような、10年くらい前までは3つドアセミクロス車だった路線なら? 偏見持たずに考えて見る価値はあるんじゃないでしょうか。まぁ残されたオアシスである、わずかに残されたボックス席がなくなってしまうなら別の意味で悪夢ですけども。