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2014年02月14日

【実物鉄道】憧れの「おうふくプラレール りったいつみおろしセット」を考察する

 1970年代半ばのプラレールの話です。
 自分のリアルタイム経験(持ってた。おねだりした。友人が持ってた……等)のない玩具であり、後日(1990年代後半)に本などで知る機会のあった製品です。

<画像は過去のヤフオクからの拾い物です。以下同じ>

 箱写真見れば内容は一発。
 往復機能のついた電気機関車貨車を牽いたり推したり。
 坂を登って鉱石(ボール)をホッパーに入れる。
 引上線に入って折り返す。
 ホッパーの下で鉱石を積み込む。
 坂を登って……。の繰り返し無限に、電池切れるまで行うセット。
 この渋さには、惚れます。
 「安全第一」と記された玩具にしてはえらくリアルなホッパー。エンドマークの記された車止め。

 機関車は渋い箱型電機。ED-70とありますが、交流電機ED70というよりは秩父鉄道辺りの私鉄箱型電機のイメージ? 或いは青梅線のED16辺りか。貨車が玩具的なのも気にはなりません。
 デザインのモチーフは、秩父やら奥多摩の産業鉄道?
 
 何より、この種のレール玩具としてエンドレスではなく、ポイントtoポイントの直線的レイアウトなのが余りに異例異色です。おうふくプラレールのセットものは他にもありましたが、ほとんどはエンドレス+側線というレイアウトでしたから。

 ※:但し、この機能とレイアウトはプラレールがオリジナルではなく、1950年代のブリキ玩具でも同種の機能をもったものがあったような気がします。これも手許にない本でみた限りなのですが……。


 で、この箱画像だけをみてセット内容想像するたびに、疑問が溶けなかったのでした。

 製品がこのような配線だとすると、取卸線と積込線を分けるポイント[P]は
「積載時には取卸線へ、空車時には積込線へ」
 確実に振り分けるという、ちょっと高度な機能が必要になります。
 
 これを機械的に、かつ昔の玩具で可能なレベルで実現しようとすると貨車の積空重量差でポイントを切り替える仕掛けが考えられます(レール面のモールド等で)。
 また、貨車に出っ張りなどをつけて、ポイントの機械的スイッチを操作させる方式もありましょうか。

 どちらにしても仕掛の詳細がわかりませんでした。10年来の疑問。


 で、今回製品全体の画像を得られたので、そんな10年来の謎が解けたのでした。


 左上画像参照。左方に引上げ線が2本あります。
 

 4本の側線は「X:クロスポイント」で結ばれています。
 このクロスポイント、図で左の引上線からの進入時には分岐側に。
 右方の取卸線・積込線からの進入時には直進側に進む機能があります。これだけならそれほど高度な機能ではありません。実物の鉄道ならば「スプリングポイント」で可能な機能です。

 取卸線→引上線1→積込線→引上線2→取卸線……

 という動作を自動で繰り返すわけです。

 それにしても、セット全体の雰囲気が想像してたよりも更に渋い、渋すぎる!
 2本もある引上線を相互に出入りし、シーサスクロッシングを渡っていく。電気機関車+貨車が行ったり来たり。赤い架線柱と信号機というアクセサリも堪りません。架線柱の無骨さが産業鉄道っぽさを引き立てるのですね。

 箱横の小さな製品画像だけで、やっぱり気分は武甲山辺りにトリップしてしまいそう。今のプラレを見慣れた目で見ると拙い玩具のはずなのに、異様なまでに想像力を掻き立てられてしまう。
 朝もやの中を坂を降りてくる電機。
 草生した引上げ線に入って、休む間もなく折り返して、推進運転でシーサスクロス渡ってく。
 行く先にはホッパーが見える。鉱石(石灰石)積んで、さっきとは違った引上線に入る。
 また、推進運転でシーサス渡って、坂を登ってく……。
 玩具にしては、機能も世界観も「高度」過ぎます。
 流石にヴィンテージのプラレールに手を出す度胸はありませんが……。タカラトミーさん、「おうふくプラレール」復活させて、電機を秩父鉄道デキ200辺りで、貨車をヲキ100あたりで復刻しませんか(笑)。
 
◆◇◆◇◆◇◆        ◆◇◆◇◆◇◆


 さて。
 余りに長い前フリでしたが、これをレゴトレインで再現しようとしたら。

 RCXやNXT使うのは論外とすれば(アレは大げさ過ぎる)、4.5Vの折返機能を使うしか無いでしょう(え、おうふくプラレール並に貴重品? うーむ)。
 編成は「機関車+バッテリーカー+鉱石車」となりましょうか。

 問題はポイント。RCのシーサスクロッシング(これまたプレミア品)では「片方は両方共分岐側に、もう片方は両方共直進側」という機能は実現できません。本気で使えないやつです、あれは。

 シーサスクロスは片渡り線×2と等価ではあり、9V/RCのレゴのポイントにはスプリングポイント機能もありますので一見なんとかなるように思えるのですが……。


 これじゃ、ダメ!
 説明しにくのですが、渡り線が交差していないと絶対にダメなのです。
(取卸線→引上線1→積込線→引上線2……の次に再度積込線に入ってしまうのです。あとは引上線2と積込線の間を虚しく往復するのみ……)

 プレミアものシーサスを魔改造するのは論外ゆえ、規模がでかくなるのを承知でこういうレイアウト考えるしかないのでしょうか。

図で書けば簡単なんですが、レゴのクロスレールは未改造前提だと90度交差のみですので、本家では「クロスポイント」1基で済んでる部分がどえらく壮大な規模になってしまうのでした。
(本棚の上で済む規模が、畳2帖を要する規模になります。多分)

 ウエットで緑深き武甲山やら奥多摩というよりゃ、北米や豪州、中国辺りの如何にも大陸的な大規模石炭扱駅のような雰囲気になってしまうかもしれません(笑)。草木も生えぬ乾いた情景。
 でも、まぁこれはこれで面白いかも……?

 というわけで、今なおもいろいろ想像力・妄想力を掻き立てる(=貴重な時間を浪費させる?)アイテムなのでした。スペース削減には一応腹案はあるのですが……。


 最後にもう一度。
 4個も入った車止めであるとか、でっかいホッパーであるとか小規模な割に密度があります。積荷の「玉」は白であり、セットのデザイナーはやはり「石灰石」をイメージしてたのかなと感じる次第で。
 
posted by 関山 at 21:48| Comment(7) | TrackBack(0) | 実物鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。久しぶりにコメントいたします。

これはまたおもしろいものを ^^;

自分は模型鉄道(ナロー)ファンなので、こういうギミックを組み込んだレイアウトは大好きです。というか、ナローファンは大体この手のギミックに萌えるので、ネットを徘徊すると、これと同じような仕組みの鉱石積み降ろしのマイクロパイクの作例がたくさん出てきます。

このプラレールのようにスプリングシザーズを使う例はすくないですね。ぐるりと回りながらホッパーの上にナベトロを持ってくるタイプが殆どでしょう。それなら自動往復運転だけで済みますから。それなら、4.5Vシステムだけで可能ですね。

ポイントを使うとしてもY字型のレイアウトでセンサーか物理的なスイッチでスプリングポイントを転換する仕組みと自動往復運転装置を組み合わせることになります(実際にそれでパイクをつくりかけているところでした)。

切り替え用のモーターと簡単なスイッチを使うことを許せば、そのスタイルでも4.5Vシステムでつくれるかもしれません。
Posted by skt at 2014年02月14日 23:20
また懐かしいネタを(笑)
…キモとなる進入方向による自動クロッシングは、1〜2年くらい前まで、手動のクロッシングレールとセット(レール単品)で売られていた物と同じです。

似たセットで、丸太を積んだり降ろしたりするセットが友達の家にありましたが、このセット自体はおもちゃ屋さんで遊んだ記憶しか無いです。

「おうふく」機能のある機関車は、このED70(黄色と緑)の他に、EF66があり、憧れではありましたが、私は既にスーパーレールに移行していたのでギリギリ縁がありませんでした。

この頃の見せる要素(黄色い中敷き)パッケージが懐かしいです。単2電池を入れる凹みとか、時代の余裕みたいなのがありますね。今のセットは、開封したら最後、写真にでも撮っておかないと元に戻せないくらいギッチり詰め込んだ物しかありませんから…。

………

これと同じような往復機能を持たせたレゴの作品を動画で見た事があります。地上子にレバーを接触させて車輌側のギアを切り替える…的な、プラレールと同じような機構たっだと思います。片分岐のポイント1個で、通過ごとに分岐方向が機械的に切り替わる…とかそんな感じで、当記事中の1番目のレイアウトと同じだったような気がします。
Posted by G@ひたひた at 2014年02月15日 00:59
◆skt様
 コメントありがとございます。半ば期待しておりました(笑)。
 実際ナローゲージのパイクではこの種のギミック見られますよね。自分も憧れます。

> スプリングシザーズを使う例はすくないですね。
 なるほどです。このプラレールのセットの方式は特異なケースなんですね。
 まぁ、お陰であまり例を見ない「直線上のレイアウト」になっているとも云えますが。
(余談ですが、スプリングシーサスの利用は、普通のスイッチバック駅[箱根登山鉄道みたいなの]に応用できますかも。まぁ既に作られてる方もいらっしゃいそうですが)

>ぐるりと回りながらホッパーの上にナベトロを持ってくるタイプ
 配線がΩ形になってると思えばいいのでしょうか。確かにこれなら単純往復機能で実現できそうです。
 
>ポイントを使うとしてもY字型のレイアウトでセンサーか物理的なスイッチ
 センサーを使うのが、今の作品としては寧ろスマートなのでしょうね。電子系のコストは1970年代とは比べ物になりませんし。
 あと、使用車両を限定すれば物理的スイッチも理解できます。

 いろいろご教示有難うございます。


◆G@ひたひた様
>…キモとなる進入方向による自動クロッシングは、1〜2年くらい前まで、手動のクロッシングレールとセット(レール単品)で売られていた
 あのレールに関する情報集めようとして集まらなかったのは、割と普通に供給されていたからだったんですね(笑)。レアモノだったらもっと話題になってたかも(笑)。
 
>似たセットで、丸太を積んだり降ろしたりするセットが友達の家にありましたが
 こちらは、自分も友人宅で遊んだ記憶があります。
 「森林鉄道積み下ろしセット」で、無限積み下ろしは同じなのですが、配線が先に記したΩ形に近いのですね。これも画像得られたので記事にします。

>「おうふく」機能のある機関車は、このED70(黄色と緑)の他に、EF66があり
 自分の世代的にもおうふくプラレールはEF66の方でした。やはり所有する機会はありませんでしたが。自分の場合はミニミニレールへの移行が大きかったです。

>見せる要素(黄色い中敷き)パッケージ
 左肩のひかり号ロゴがまた泣かせるデザインですよねぇ。
 この見せるタイプのパッケ、レゴの4.5V青レール時代と全く同じですね(笑)。
 余裕無くなったのはプラレールもレゴも同じ……。まぁそれだけ玩具も貴重品から、ふつうのものになったと考えたほうがいいのかも知れません。

>これと同じような往復機能を持たせたレゴの作品を動画で見た事があります
 自分も見てます。記事書いた記憶もあるのですが(笑)。

>地上子にレバーを接触させて車輌側のギアを切り替える
 確かに、機械的な方向転換はおうふくプラレールと共通ですね。
 スーパーレールも機械式だったように記憶しますが、さて?
 ミニミニレールとレゴ4.5Vは極性切替電気式ですが。

 
Posted by sekiyama at 2014年02月16日 05:10
>記事書いた記憶もあるのですが(笑)。

…てヘっw そうかも。ここで見た記憶かもw 失礼しました。

> スーパーレールも機械式だったように記憶しますが、さて?

ウチにあったDD20は機械式、ED75は極性切り替え式でした。
ED75は、進行方向切り替えの他に、スピード2段切り替えのギミックがあったので、機械式をそちらに譲ったのでしょうね。鉄道模型に比べてえらく複雑な機構に驚きました。

走らせても分解しても楽しいスーパーレールw
Posted by G@ひたひた at 2014年02月16日 21:56
◆G@ひたひた様
 スーパーレールの往復機能、二軸車は機械式、ボギー車は極性切り替え式であった可能性ないでしょうか……? ボギー車に機械式の方向転換機能、ちょっと機構の複雑さが想像できません。

 とはいえ、ED75はハイローの切り替えまであったんですよね。あれも機械式だったんですか?
(今まで、単に抵抗かまして電圧下げてるものとばかり思ってました)
 昔の玩具、おそるまじ。

 今のプラレールアドバンスは方向転換機能はあるらしいのですが、スイッチ切り替えのみでおうふくプラレール的な(或いはスーパー・ミニミニレール的な)ものじゃないのがちょっと残念です。
Posted by sekiyama at 2014年02月19日 19:01
>スーパーレールの往復機能、二軸車は機械式、ボギー車は極性切り替え式であった可能性ないでしょうか……?

ED75は注油と巻き込んだホコリ取りの為に何度も分解、組み立てを行いましたから…(笑)記憶は確かだと思います→詳しく言うと、

(1)モーター(マブチ26モーター縦置き)搭載側の台車に機械式変速機構があり、こちらの2軸が駆動車輪
(2)トレーラー側の台車には極性切り替えのスイッチ
…という機構で間違いありません。

それぞれ、下に向かって小さなピンが出ており、地上子のガイドで切り替わるのは、おうふくプラレールと同じです。→※(2)の台車のピンの方が長くなっており、長さの違いで判別
(2)のピンは、中立にすると通電しなくなる構造で、地上子には「止まる」モードがありました。ED75は電気的なスイッチでしたので、モーター自体が停止します。…ただ、高速側では、停止するまでに地上子の長さを超えてしまい、再び走り出してしまうので、低速側のみで停車する仕様でした。

一方、DD20の方は、機械式の往復機能だけなので、「止まる」モードは無かったと思います。

今から考えると、プラレールアドバンスなんかと比べると、恐ろしく複雑な機構でした。
Posted by G@ひたひた at 2014年02月21日 03:47
◆G@ひたひた様
 スーパーレールED75のメカ系詳細解説ありがとうございます。
 機能維持に、分解そうじ・注油必要であったとは……。それ思うとメンテフリーのレゴ動力系ってすごいのかも? まぁ4.5Vはやたら断線に弱かったイメージありますが。

 極性切替での方向転換だと、確かに中間ポジションで「止まる」にできますね。レゴ4.5Vもミニミニレールも同じ作りでしたし。一方機械式方向切替だとストップ機能が付けられない問題があるのが理解できました。確かにおうふくプラレールはストップ機能まではありませんでしたし。
(プラレールのストップって、車輪空回りの力技ですし)

 台車のピンに二種類あって、地上子(マルチコントロールレールでしたっけ)で判別。確かに精密精細。今作ると案外赤外線リモコンの方が安上がりになってしまうのかも?
 
Posted by sekiyama at 2014年02月24日 15:23
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