WIREDの記事「How Legos Licensed the Universe, and Ended Up Ruling Us All」より

グラフの黄色は各版権製品の売上セット数(金額ではありません)。
青は総収入。白は版権に関わる支出の模様。但し、数字の出所がわかりません(レゴ公式か?)。まぁ誰が調べても大差は出ない数字なのでしょう。
版権物における、「スター・ウォーズ」の巨人っぷりが飛び抜けてますね……。バンダイにおけるガンダムみたいなものって認識でしたけど、それ以上かも知れません。2位に8倍の差をつけてます。
思えば、レゴの「宇宙シリーズ(1979〜)」がSWの世界的ヒットを受けて始まったものでした。その意味でも感慨深い。あと、何度か記したことですけどマインドストームとともに「大人のレゴファン」を社会に認めさせた、広めた功績はとてつもなく大きなものでしょう。
2位で「ハリーポッター」。これは二期に渡って展開。テーマ自体、レゴと整合性の高いものであったと思いますので、この版権取ってきたのは凄いことだと思います。
なにせ、原作が「性差」「年齢差」を克服してる作品です。その上、城などのファンタジー要素と、汽車などの乗り物要素が融合しちゃってる。或る意味奇跡のような作品だったんじゃないでしょうか。
復活は難しいのかしら……(こんどこそ真っ当なホール級とマーク1客車をですね……)。
いや、出版とか映画の方でもハリポタに匹敵する作品って渇望されてるんでしょうね。なかなか出てこないようですけども。
3位は「LotR + Hobbit」。グラフでは分けてますけど、原作厨的には両方まとめるのが正義(笑)。
パッとしない印象なのですが、2012年の登場時はそれなりに盛り上がってた感も。Hobbitは2014年後半も新製品続きます。巻き返しはなるのでしょうか?
4位は意外な感じで「インディー・ジョーンズ」。映画の新作が盛り上がりませんでした……。あと旧作は流石に古過ぎの印象(嫌いじゃないですけど)。売れたようには思えないのですが……?
それ以外ですが、バッドマンとスパイダーマンはそれぞれ「旧作」の方でしょうか?
このグラフには未だ現行シリーズ「SuperHeros」全般が考慮されてないようなのです。
グラフにないっていうとそれなりに売れた感のある「Cars」も無いですね。理由あって数字出てこなかった?あれがデュプロも含めて売れてないようには思えませんが。
でも、「プリンス・オブ・ペルシャ」。お前は売れなかったから数字出なかったんだろ?
「TMNT」は、まだ、これから? 息の長い題材ではあります。
「ローンレンジャー」は……多額のローンを残して失踪しました。製品は良かったんですが、映画が……。
今後といえば「ディズニープリンセス」は伸びしろ有りそうですかね。女児向け版権物で本格的なものはコレが初めてですし。好進撃のFriendsの流れになりますか?
「シンプソンズ」は今のところ10000代的デカ箱と、コレクタブルミニフィグの情報のみで、なんとも云えません。
ともあれ。
版権系のレゴに関しては、今はネガティブな要素は皆無になりましたね。
版権物自体の出来がしっかりしてきたのも大きいのでしょうが、他の版権系以外のラインがしっかりしてきたこともありましょう。少なくとも、興味ない人が「仕方なく」買うケースは激減したはずです。
とはいえ、「南海(Pirates)」みたいな人気テーマや、じっくりユーザ育てる余地のあった「ウエスタン」が版権に依存してたことで早い幕引きに終わった弊害もあるでしょう。
あと、このブログらしいお約束に触れれば、何か鉄道出てくる作品の版権取得して欲しいです(笑)。
今は抜け落ちてるカテゴリの、4−5歳向けくらいの低年齢向けトレイン(デュプロに非ず! レールはPFトレインと同じ。動力は手押しかシンプルな電動)を、あれとかこれの版権商品で展開って出来ないのかしらん……。そのユーザがもう少し大きくなったらCityのトレイン(PowerFunction)の方のオーナになってくれるはずなんだけどなぁ……と。
ミニフィグ規格ではどうしても女の子向けのキャラクタは無理が出てきますが(デュプロのディズニープリンセスもたいがいですしw)、フレンズフィグなら少しはましになるかな、と思うと期待できます。
結局、頭と目が大きく、手足が細いというアニメキャラからすると今のミニフィグ規格はマトリョーシカ並なのは間違いなく。
フレンズ規格で少しでもアニメキャラに近いようなものが出てくれば、おもちゃとしてのレゴ規格、フレンズ規格の共存ということが可能になってくるのではないかと。
人間様がアニメキャラのコスプレっていうのもいいのかもしれませんが、アニメキャラはポップで人間様は人間様ということであれば本屋なんかではよくある共存共生関係でもあり問題はないと思うわけです。
ミニドールは最近は受け入れられてきて、最初の違和感は薄れつつあります……ね。
ただ、ミニフィグの持ってる優れた記号性を代替するに至ってない感はあります。
女の子が不細工、デブ?
うーん。そうなるとレイア姫もワイルドスタイルも不細工なんでしょうか……。
記号性に加えて、アニメや映画などのキャラの2−3等身のディフォルメフィギィア(ねんどろいど等)と同じで、寧ろ萌的な魅力は追加されてると思うのです。
(但し、元来の対象層のこと考えると「萌」は寧ろ不要ってこととか、あとミニフィグの市場って意外と女性キャラ人気がないって事実も知ってはおりますけれども)
>アニメキャラはポップで人間様は人間様
うーん。個人的にはミニドールとミニフィグの共存には未だ抵抗感があります。
まぁ個人的にはファビュランドとミニフィグの共存にも抵抗があるんですけどね(笑)。いやシグフィグでファビュランド使ったりするのは問題ないのですけれども。
自分がちょっと整合性に囚われ過ぎてるのかも。
それはそうと、ミニドール規格でもディズニープリンセスが伸びそうなのは同感です。
Weirdly we're not seeing more LotR sets at this point, while many voices feel that the LotR-labelled sets are not complete yet, even though there would be the final wave of Hobbit sets along with the last movie. Wonder why there are no more sets in this year.
> 版権に依存してたことで早い幕引きに終わった弊害
> 「ウエスタン」
The major issue is that the モジューラーウエスタンタウンCUUSOO project was rejected for "進行中のプロジェクトと競合しています" However, we haven't seen any modular western building from both Lone Ranger and The LEGO Movie so far, if the two were what they were busy for in 2012. I don't mind to see more 版権, but the worst thing should be that both licensed and original themes don't give us good products.
The other example could be the Disney princess stories. There were not too many princess or fairy tale related Castle sets, though there were some in socalled Belville and Duplo. However, the enter of Disney theme seems like that there won't be more original princess characters in Lego System/Duplo themes.
> 個人的にはミニドールとミニフィグの共存には未だ抵抗感があります
I'm not sure what consumers think. but what I'm upset with is that The LEGO Movie didn't have a scene or participation of Friends characters. In a commerical view, if レゴ really want to make money from 女の子, this movie would make them lose lots of supports from them.
For Disney minidolls, generally all Disney characters were absent from the movie, so they're not in discussion.
日本語で失礼します。
>「LotR + Hobbit」
正直、終わってる感が否めません。日本語版のカタログからは完全になくなっています。
実のところ、今年後半にHobbitの新作セットが出ると知ったときは驚きました。
ただ、原作のパワーはかなりあるはずなので(そもそも「D&D」も「ウィザードリィ」も「指輪物語」なしじゃ有りえなかった)、盛り返しは不可能じゃないと思うのですが。
>ディズニープリンセス
個人的な希望としては普通のミニフィグで展開して欲しかったんですが、Friendsとの整合性の問題もあるのでしょうし、商品としては難しいところのような。
同じ品で、ミニフィグ版とミニドール版を併売してどっちが売れるか? って市場テストしてくれたら面白いとは思うのですが。
>レゴムービーとFriends
確かに、レゴムービーではFriendsは無視されていますね。
共存させるのは無理って判断されたのでしょうか。でも、「コメディ」としてのレゴムービーではネタになりそうな気もします。ミニフィグのワイルドスタイルやワンダーウーマンがFriendsキャラのスレンダーな体型を僻んだり、とか(笑)。
Eurobricksの当該スレッドも読みました。
http://i679.photobucket.com/albums/vv159/Dorayakichan/Wherearefriends2.jpg
の画像は、この問題を分かりやすく表現していますね!
「断絶」があるのは自分も望ましいとは思いません。
ただ、「まともな」女児向けをパラデュサ以来久々に手がけてくれたことと、Friendsがそれなりにセールス上げていること考えると、ミニドール規格を否定出来ないのも事実です。
(余談ですが、1980年代にだってミニフィグと「ファビュランド」の世界観断絶はありました)
ただ、Friendsが評価された理由の一つに、敢えて新規格を立ち上げた「思い切り」があったのかもしれません。工業製品(例えばテレビゲーム機)では互換性が性能で足を引っ張るケースもあります。
ああ、難しい。
ただ、AFOL的観点でこの問題を考えると。
この数年来、各ジャンル(Cityや版権、各種アクションテーマ)で女性のミニフィグは凄く増えてきました。10年前のような、女性のミニフィグに対する欠乏感は全くないのも事実です。