baard様が考案された、車載型デカップラ(アンカプラー)装置。
機関車の連結器の方を引っ込めて、連結器の自動解放を行うこの種の装置はいくつか考案されてきました。この作例は、これまでみてきたなかでは最も小さく収まっているものです
装置自体は完全に台車に収まっています。
以下画像はこちらより
http://www.flickr.com/photos/115097068@N03/
動作動画などもあります。

アクチュエータは真ん中に少し見える、12歯ベベルギア(タン色)が駆動させています。
駆動軸は台車の旋回軸と兼ねる。これはPowerFunction自作動力ではよく使われる手法。
車軸は左側は通常ですが、右側はアクチュエータのために左右独立になっています。
台車枠は通常タイプのものが使えます。「互換性」と言う意味で重要でしょう。また台車枠も車軸の保持で役に立っているはず?

機関車側で踏ん張るのは何もバッファでなくてもよいので、日本形車両などではスカート等でも大丈夫でしょうか。

やや気がかりなのは、アクチュエータのストロークの関係でオーバーハングが短く出来ないこと。ここは改良の余地があるのかもしれません。
それでも、このサイズに収められたデカップラは魅力的です。PowerFunction動力機なら、通常使わないサブチャンネルに小型モータ加えるだけなので、コスト的にも現実的?

デカップラには地上設置という思想もあります。これは車両を選びません。
一方、車上搭載……特定の機関車に搭載だとインフラを整える必要がないメリットはあります。その意味でも手軽なのは車上搭載の方かもしれません。貨車の入れ替えの他、電車同士の解結や、補助機関車(EF67やEF63 etc)の解放にも使えるかもしれませんし。
で、早速テストしてみたいところですが、この記事書くために手許にあったはずの92693c01探しまわるも見つからず……。買い直します。
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お陰で良いアイデアを頂けました。ご紹介、ありがとうございました。
>92693c01探しまわるも見つからず……。買い直します。
ちょうど一つだけ使わない小型アクチュエータを持っていますが、入りませんか?
この記事に感謝です。
コンパクトさではこれにまさるもの、無いでしょうね。小型アクチュエータ使うことはなんとなく考えていましたが、台車内蔵できるとは考えたこともなかったです。
あと、長い棒で押すアイディアは嫌いではなかったので、ここは選択肢が増えたと見て良いのでしょうね。
>一つだけ使わない小型アクチュエータを持っていますが
有難うございます。買い直すので大丈夫です。お気持ちだけで。
そもそも「使わない」なんてもったいない、何かに使ってくださいませ。
◆ユウユウ様
製品に違和感なく組み込まれているのは、確かに凄いですよね。それも余裕の少ない凸型のディーゼル機関車で。
◆ひだか様
車載型デカップラは楽しそうなので搭載機作りたいと思いつつ、なかなか実現しないまま。でも、これなら作りやすそうで実用性も高そうですよね。