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2013年12月23日

【鉄道作品[日本形]】三重交通4400形(三岐200形)、3車体化の課題と解决


 2車体が出来た地点であとは楽勝……とか思ってた三重交通4400形(三岐200形)連接車――以下、三岐200形――ですが、やはり連接車は連接車。思ったよりも、調整に手間取ってしまいました。
 また、レゴの公式ナローカーブ(トロッコレール)の急曲線も想像以上にシビアなものだったのです。

 最初に出来た、3両編成。
 中間車(実質2軸車)に動力を入れ、前後に1軸の付随車をぶら下げたような作りです。

 まず、ただの円周ならどちらの方向にもなんとか走るのですが、S字が入ると「片方向」にしか安定して走りません。で、一度つまずくとあのシンプルにして虚弱な動力装置は過入力があると自力分解しやがります(笑)。いや、順当に走ってる時は何故か壊れたりはしないのですけども。

 原因は1軸車の不安定さにありました。
 車輪(車軸)とレールの当たる角度が大きすぎて走行抵抗になっているようなのです。また、重量面でも前後のバランスが悪く、それも不安定を引き起こします。

 極めつけは件の「ポイント」。
 ぶら下がりの1軸付随車は躓くわ異線侵入するわ……まず、まともに通過できませんでした。分岐側は勿論直進側さえも。最初200形はポイント禁止にしようかと思ったくらい。

 で、そんな問題娘、三岐200形の足回りを大幅に見なおすことになった次第と。

 まず、動力車の位置を中間車から片方の先頭車に。連接車の常で先頭車の方が全長はあるのでこれは余裕で。ついでに受光ユニットまで搭載し、完全に単体で成立する動力車にしてしまいました。連接車であってもケーブルのまたがりは取扱い上面倒なのです。

 反対側の先頭車は普通に2軸車に。
 中間車は「ぶら下がる」作りに。

 要は低床路面電車の定番形状な「駕篭かき式」。拙作的にも広電5000(グリーンムーバー)で実績のある方式です。何よりこのスタイルは、両端の車両が常識的な2軸車なので走行安定性は抜群。

 この改修でPF機器は1両に集中したため、客室に2両分を充てられます。
 また、結果的に中間車の床下機器がなくなり、実物通り?になりました。軽便・通常軌間ともに昔の付随車(サハ)って床下ガラガラでしたものね。
 
 改修後は件のナローカーブ超急曲線も、そのS字カーブも、また手製ポイントも難なくクリア。
 動力車を後ろにした「逆走」であっても落ち着いているのは本当に有難い限り。

 連結部分。連接車ですが、連接台車を各両端車に固定してしまった作り。

 左は「動力車−中間車」。右は「中間車−先頭車」。
 動力車と中間車の連結はどうしても2関節にしないとカーブを曲がりきれません。しかし、2関節そのままではふらつき・座屈が絶対に発生します。それを防ぐのがモータ裏につけた「振れ止め(逆スロ45度×2)」。振れ止めが中間車体内で踏ん張ることで、2関節でも座屈が起こりません。
 

 そんなわけで技術的問題は全てクリア。これで注文中のパーツが届いてくれれば、「完成」できる見通し。
 日本形ナローゲージの世界も始まる……かしら?(やや弱気)。
 
posted by 関山 at 23:59| Comment(4) | TrackBack(0) | 鉄道作品ナローゲージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
動力崩壊しましたか…
伝達する力と同じ反力が掛かる上に「ねじれ状」ですから、限界で保持…の場合は、想定外の力に弱くなってしまうんですね。まぁ、ブロックを外す時の力の掛け方に似ているのでしょうか。

1軸側のレールに対する角度は、私も経験あります。通常のカーブレールの場合、2軸車のホィールベースが12ポッチでも結構キツかった記憶があります。

車高が低いので、パンタがナローっぽく映えますねw
Posted by G@ひたひた at 2013年12月24日 18:26
1号車と3号車の秘密がわかりました(笑)
下回りが、O-OO-Oだとダメで、OO-OOなら問題なし、蒸気機関車と似てるかも。
パンタが腰高なので、ナロー感たっぷりですね。
Posted by 薬師山 at 2013年12月24日 19:59
特殊な足回りだけに随分ご苦労されましたが、結果は頭脳プレーでねじ伏せて見事勝利ですね。
薬師山さん同様、先輪・従輪の有る蒸気と通じるものが有ると感じました。
試行錯誤で組み直しを繰り返し、試運転を重ねて結果が見出せた時の喜びは大きいかと。
私もエメラルドナイト改ショーティーやら、#7750のPFタイプを作った際に、満足する出来となる迄に、かなり時間を要しただけに関山さんの短期解決には驚きです!
コンパクトな編成が、ナローカーブを小気味よく通過し、実用化されたポイントを華麗に渡る姿を是非見てみたいです。出来れば実物を見たいですが、ダメならせめて動画でも…。
Posted by taizoon at 2013年12月24日 22:32
◆G@ひたひた様
>>動力崩壊
 いや、きちんと走ってる時は動力の自壊はないんですよ。過負荷・過入力がないかどうか分かる感じでもあります。無理をさせなきゃ大丈夫、と。
 で、その意味に関しては動力系をテクニックではなく通常ブロック系で組むのもありかなと。

>通常のカーブレールの場合、2軸車のホィールベースが12ポッチでも結構キツかった
 ホイールベースと「アタック角」って意外と見逃されがちなテーマな気がします。固定ホイールベースは短めで、アタック角は小さく。「基本」として一度纏めてみたいテーマです。

 で、ナローカーブはそのへんの制約が更にシビアになるわけでして。
 通常カーブでは問題にもならない「○○○」の三軸でも走行不可だったりしますから。

 パンタは……いつもと同じ部品・構成なのですが、車高との兼ね合いでそれらしく見せられたなら成功です。

◆薬師山様
>O-OO-Oだとダメで、OO-OOなら問題なし
 わかりやすい表記、ありがとうございます。まさにそのとおりです。
 通常鉄道の通常カーブなら、「O-OO-O」も実用になるんですけどね。
 ナローカーブのシビアさも、ゲームのハードモード的面白さはありますよ?

 あと、蒸機は更にシビアで面倒でした(苦笑)。

◆taizoon様
>試行錯誤で組み直しを繰り返し、試運転を重ねて結果が見出せた時の喜び
 これに尽きます。この快感はやばいです(笑)。

 taizoon様の蒸機作品群でも思うのですが、自作動力系の面白さ、喜びは代えがたいものがあります。その意味でPowerFunctionのありがたさは身にしみますね。
(9V好きなのに、PF肯定せざるを得ない、と)

>関山さんの短期解決
 勢いがあると、アイディアもたくさん降ってきます(笑)。

>実用化されたポイントを華麗に渡る姿
 また関西持込できれば良いんですけどね。
 そうでなけりゃ、JAMには絶対に持っていきますが。あそこはナロー系作品もすごいのが多いので、評価してもらえるかどうかはともかく、頑張るモチベーションになります。
Posted by sekiyama at 2013年12月25日 21:25
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