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2013年12月19日

【鉄道作品[日本形?]】ナローポイントの試作「1本レール鈍端スイッチ」試作成功

 ナローゲージな世界展開に当然必要とされるのがポイントレール。これがないとリアルな鉄道になりません。で、過去に幾つかナローゲージ用のポイントレールは開発されています。


 これが一番古い? Space2310氏の固定ポイント
<2011年1月11日記事>

 「直進方向への進行」と「分岐側からの合流」のみが可能。但し、実物で云うところの「スプリングポイント」の機能であるため、単線での列車交換が再現できます。通常パーツでポイントが自作できる! という意味での衝撃は大きなものでした。

 同じくSpace2310氏の5幅ゲージ用。
<2011年4月9日記事>

 ついに可動式に。レールはすべてタイルを立てたものという特殊な規格ですが、それ故の凄みがあります。鉄道模型で例えるなら、規格の市販レールがないのですべてハンドスパイク、って世界です(凄いのですが、ちょっと真似できない……)。

 Lok24氏の「ナローゲージポイント」
<2013年3月10日記事>

 分厚いベースやら物量作戦的分量のパーツなしでリアル・本格的に纏められた作品。使っている中で特殊なのは「4.5Vレール」位。
 パネルを用いた護輪軌条でフランジを誘導し、またレール欠線部分(クロッシング)はタイル上にフランジを走らせる大胆さ。切り替え・可動に関しては「2レール鈍端スイッチ(スタブスイッチ)」という実物のトロッコ(動力車の居るところでも)などでも使われる機構。ポイント本体の手前で直線レールを動かしてしまうのですね。
 この方式が広く?採用されているようで、先日のAlexander氏の大規模レイアウトも此のタイプです。



 さて、自分用もLok24氏方式のコピーを考えてみました。
 ですが、検討してみると「ポイントそのものが意外と大規模」になってしまう問題が。

 Alexander氏の作例ですが、ポイント全長が直線レール3本分以上、52ポッチに及んでしまうのが分かるでしょうか? ちなみに通常のレゴトレインポイントは直線2本分(32ポッチ)。
 ナローならではの狭隘スペースでの運転よりはむしろリアルさ・スケール感(※)を重視されたがゆえの作りなのでしょうが、自分が目指す方向は「とにかく狭い場所で小さい電車を走らせたい!」です。
 ちょっと余裕がありすぎというか、コンセプトが違いすぎる。

 ※Lok24氏もAlexander氏も曲線は4.5Vレールベースです。当方が考えている「公式ナローカーブ」よりかなりゆったりした規格です。そこは要注意、

 
 そこで幾つかの策を考えました。
魔改造。「公式ナローカーブ」と4.5V直線レールを切った貼ったで小さいポイントを造ってしまう。技術的には「2レール鈍端スイッチ(スタブスイッチ)」ならばそれほど難しくなさそう。
 但し問題なのは自分の手先の不器用さと貧弱な工具類で、硬いABSを綺麗に切ったり削ったりできるか?
 それ以前に、敗北感も否めません。

乗越ポイント。上記魔改造で加工が必要なのは、直進側と分岐側でレールがクロスする部分のみです。ここでレールを削る・切るが要求される。ならば、実物の乗越ポイント(簡易なポイントの一種)のようにどちらかのレールの上を跨ぐ形で通過する手を思いつきました。ベースは「公式ナローカーブ」で、そこを直線がまたがって分岐する作り……。概ねの形はできましたが、あの寸法の中でフランジがレールを跨ぐなんて機能が再現できるわけありません。まともに機能せず、すぐ断念。でも、分岐器を既存の雛形抜きに自製する自信は付きました。

 ここでパーツ……4.5Vの直線とか曲線とか並べてて、ポイントの「外枠」だけなら簡単にできることに気が付きました。

 こんな感じ。分岐角度とかも割と好き勝手できそうです。
 なにより、小さくまとまる! 此の寸法ならポイントとしての機能がレール2本分に集約してしまえます。

 で、ここまでできたら中の「めんどくさい部分」もなんとか出来るんじゃないか? と思いました。
 というのは、ポイントは「外枠」がしっかりしていれば、内側は護輪軌条で押さえつけてしまえば片側だけのレールでも車輪は誘導できちゃいますから。

 此の「外枠」を使って内側の「めんどくさい部分」は最小限で済ませて、最もシンプルなナローゲージ用ポイントを作るという方向が固まりました。

 ここで直ぐに思いついたのは「1レール鈍端スイッチ」
 要は玩具……プラレールなどで見られるポイントですが、手押しトロッコならば実物鉄道でも採用例はあります(流石に動力車のいる鉄道では使われたことはないはず、多分)。

 取り敢えず、さらっと(1時間で)形にしたのがこれ。

 直進側。

 分岐側。真ん中の縦に使ってる「1×8タイル」と、ポイント付け根の「1×4タイル」の角度を変えて可動部分としています。
 付け根の1×4タイルが直進と分岐側の方向を決めますので、文字通り「要」に。

 まともな鉄道ではあり得ない簡易さですが、兎にも角にも「シンプルさ」「コンパクト化」優先。
 恐る恐る動力車走行のテストも行なってみました。

 2軸のシンプルな電動車であればほぼ「直進」は勿論、「分岐」もノントラブルで通過できました。レールが途切れている箇所も僅かな長さなら誘導されます。
(手前味噌つけまくりですが、自分で作ったレールというかインフラ系が機能する喜びはでっかいのですね! 動力出来たとき以上の感激でした)
 
 これで「本決まり」。ナロー動力についでナローポイントも意外とあっさり完成。
 やっぱりこの種は悩むよりは手を動かしたほうが早いようです。

 なお、今回はテスト用最低限機能ですので外見は一切未考慮。レールは青のほうが取り出しやすいところにあっただけで(笑)、本番では護輪軌条代わりのタイルも含めて灰色にします。それでも黒いカーブレールとは色が揃いませんけれども。塗るっていうのは無しでしょうしねぇ……。
 
posted by 関山 at 21:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 鉄道作品ナローゲージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
一本レールで振り分けるのは、明延鉱山一円電車の写真で見たことがあるように思います。味噌汁軽便らしいインフラでいいですよね。
Posted by 薬師山 at 2013年12月20日 19:46
◆薬師山様
 1本レール鈍端スイッチ、明延で使われていましたか。明延のような動力車のある施設での採用は凄いですよね(笑)。自分がどこかで見た写真は手押しトロでした。

 なお、ナローポイントはもう1本記事が続きますのでお楽しみに。取り敢えず色は灰色にして、可動箇所を1箇所にしました。
Posted by sekiyama at 2013年12月21日 16:06
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