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ナローゲージ、軽便鉄道をやろうとするとつい困ってしまうのが「車体寸法」。
本線鉄道(1067mm軌間以上)が6幅だと、ナロー(軌間762mm等)は4幅とか5幅じゃなきゃいけないの? と、つい身構えてしまうのですね。
(一般の鉄道は車体幅2600-2900mm位。軽便は1900−2200mm位です。もっと狭いのもありますがキリがないので)
これがナローを行う上での「気分的障害」になってたのは事実。PowerFunction機器一式を4幅とか5幅の車両に収めようとしたら魔改造か、そうでなきゃ機器剥き出しを前提としたデザインを強いられますから。
しかし、考えてみたら本線鉄道とナローゲージの並びって一部の接続駅構内くらい。ナローはナローで切り離した環境を構築しちゃえば、同じ6幅でも気にはならない?
6幅にしちゃえばナローゲージの動力車は現実的になります。無論、小型の蒸機や内燃機に動力仕込むのは絶対に不可能ですから、大きめの客車・貨車などに動力系仕込めばよいと。
電車や気動車なら完全独立での自走だって不可能じゃない?
あと、ナローの車両らしさを出すとしたら妙な腰の低さ(車輪経が小さい)とか、全長の短さを強調してやる手もあります。これなら本線と並んでも、以外と違和感はないのかも? 要は「一回り小さい感じ」が出せれば良いのですから。
なお、元来の「狭軌感」を強調する意味でも6幅は有利に働きましょう。
曲線は、先のAlexander氏のような4.5vレール再利用でも良いかもしれませんが、レゴ純正ナローカーブも使ってみたいところです。手軽ですし、何より狭い場所での運転も楽しみたいですから。
そんなことを考えながら、肝心の動力系を試作してみました。勢いってやつです。
(なお、現在進行中のプロジェクト「国鉄471系」「阪急2800」は並行進行ですよ? というかあちらは部品注文してチェコとかドイツとかから届かないと進まないので……)

おかげでさらっと2時間で完成(笑)。もし、ボギー車をやるとしたらダミー車輪です。勿論、レゴ純正ナローカーブは問題なくクリア。走行快調!

構造はテクニック寄りではなく「システム」寄り。慣れてるもの使ったほうが楽。車軸軸受は1×1テクニックブロックの上に1×1プレート付けて、プレート裏面チューブはめ込んだだけ。

全長はPowerFunctionユニット群を合わせた、理論上最小寸法の全長16ポッチ。
鉄道車両として成立させるために前後に1ポッチづつ足して、全長18ポッチの電車とか気動車、或いはダミー客車が出来るはず。
18ポッチは二軸車としてはやや長めですが、ダミー車輪で擬似ボギー車化の目論見。これなら造れるプロトタイプには日本形限定でも全く困りません。というか、あれこれ目移りして困る位。
……取り敢えず電車でも造って、小径車輪の客車や貨車でも牽かせようかしら?

電車といえば、これは最終的な目標?
現行・現役の軽便鉄道だって十分に魅力的な一例ですね。
三岐鉄道北勢線の電車は三重交通時代の塗装で見違える。三岐(←近鉄←三交)200形は三車体連接ですが、上の試作動力の応用で何とかなりそう……?
(画像は三岐鉄道公式より)
いや、これ作るって決めたわけじゃないですけども(苦笑)。飽くまで目標ですよ?
でも、取り敢えず図面(落書きとも云う)は引きました。先頭車14ポッチ、中間車12ポッチ。プラレール的なコロコロ感は演出できるはず。中間車動力で、受光ユニットはセパレートにして……。
諦めてました。ちなみにその時の案は電池ボックスをプレートで覆って
モーターと受信機はもう片方の車両に載せる感じだったと思います。
これはいろいろ工夫できそう。
>黒部峡谷鉄道
既にナロー用動力は自力開発されてますから、そんなに難しくはなさそうじゃないですか。
基本重連運用か、或いはEH形ですから、2車体に分けるのも合理的ですよね。あの形状なら電池BOXをプレートで覆った準4幅も可能に見えますし。先の話になるかもしれませんが、実現を楽しみにしております。
(三度も乗りに行った[まぁお目当ては黒薙温泉ですが]、好きな私鉄ですよ)
◆なも様
いや、あのナローゲージの紹介あってこそです。
此の応用で普通に二軸車もできますし、小さい車両ならユニットをセパレートにしてしまえば良いわけです。ボギー客車にでも一式納めてしまえば、ダミー機関車は蒸機だってできそうですし。
夢、膨らみまくってます(笑)。