
http://www.brickshelf.com/cgi-bin/gallery.cgi?i=5989547
EH500の量産三次形でデビウされた、yanagin様の新作は同じくJR貨物の新系列電気機関車、EF510形。
実車は絶賛量産中でEF81を置き換えつつあります。詳細こちら(wikipedia)。
車体後半がピンぼけの写真1枚なのが残念ですが、それでもモデリングの良さが伝わってきます。
氏のEH500同様、手抜きされていないフロントウインドウ。隙間もグリルスロープで埋められてる。窓上のひさし状の処理も巧く、カーブスロープとの繋がりも綺麗。
そして、前面下部の逆テーパー処理。プレート・タイルを傾けるというプリミティブな手法ですが、それ故に角度が見事に決まっています。左右のポチスロで丸みつけてる部分の繋がりも違和感がありません。
力強い印象でもあり、流麗さもある。EF510の「スマートマッチョ」な感じが伝わってくるじゃありませんか。
また、濃い目のディテールも、この種の新型電機には似合っています。手すりであったり、解放テコであったり。こうした部分強調するモデリングは「定番」化しつつありますね(自分もEH500 900で効果を実感!)。
スカートの逆スロ処理も納得というか、実物まんまですね。というか実物の方がレゴっぽい造形なのか? スカート(台車マウント)の可動分割線も巧いところに入れたなぁ……と思います。スカートの台車マウントは走行性能の上での必要悪だと思うのですが、スカートごと動くのよりも必要部分だけ動くほうが見栄えは良くなる可能性がありましょう。
側面足廻りでは、ささやかながら台車に側受(エアサス)表現があるのが嬉しい。ただ、ここはもっと大胆にはみ出したりしてるくらいのほうが電機らしいダイナミックさが出てくると思うのですが、如何でしょうか?
車体側面は「正確! 適切!」としか。前後でグリルの質感が違うところも再現。モニター窓の表現もそれらしいです。「JRF」「Red Thunder」ロゴは割愛されているのはやや惜しい……。
屋上機器……よく見えないのが残念ですが、交流電気車ならではの賑やかさ・精細さは感じられます。「模型」では上から見下ろす機会が多いので、大事な部分ですよね。碍子や配管だけでなく、機器箱もまた見応えのあるデザインです。
それにしても別アングル……出来れば側面を強調した写真を拝見したいものですね。
お手数でなければ、お願いします……。

参考:実物写真(wikipediaより)
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さて。EF510は、既にTN-Factory氏の500番代(JR東日本の客貨両用タイプ)作品があります。

しかし、どちらも問答無用で「EF510」!
モデリングにあたっての解釈の幅の広さこそが、この「遊び」の醍醐味でもありましょう。正解が一つじゃないからこそ、楽しいのですね。
貨車を作る車輪を捻出するため(笑)、以前のEH500から組み替えてみました。なので、フロントの作りは今後変更する予定で、その記録的な意味で1枚だけ写真を撮りました。
そんな状態なので、白のラインもパーツが足りず青で代用していたり、後ろ半分は隙間だらけだったりします。
今後、フロントの表現や側面の窓をもう少し変えたいのと、ご指摘されるように側面のロゴも作りこみたいです。
あと、足回りもいろいろ考える余地がありますね。
製作途中でしたか。失礼いたしました。
しかし、この写真でもかなり魅力的な姿です。いろいろな部分が先のEH500とは差別化もされておりますし、先が楽しみな作品ですね。前面は今のままでもお気に入りだったりしますし。
側面ロゴ、足回りの拡充(腰が高いほうが、電機らしく見える)も期待しています。