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2013年11月23日

【作品紹介】或る改良過程 Taizoon様のクロ481 2000/2100番代車(CAD)


 Taizoon様といえば、すでにサロ・サシも込の485系8両編成!
 先頭車は片方200番代貫通クハ、もう片方は300番代非貫通クハと王道を抑えられています。

 ここに半ば冗談のつもりで、次作るとしたらボンネット形のクハか、パノラマグリーン車をやってほしいなぁなんて話をしたのが今月頭に京都で合ったときでした。

 パノラマグリーン車こと、クロ481 2000番代は元来「スーパー雷鳥」向けに改造されたものが紆余曲折の末、2000年代から「雷鳥」に組み込まれたもの。
 元来は如何にもJRな新規塗色で生まれた車が、最後はトラッドな特急色に戻って、485系の末期を彩ったのも感慨深いものがありましょう。

 実物画像はこちら。

 さて。
 CADならではのフットワーク? tazoon様より早くも送られてきたのが以下の検討です。

<検討図1>
 異なるタイプのキャノピーによる検討。左端のはなんとも大胆!
 真ん中のはかの「ダメ列車 青」こと#4860に使われてたキャノピ。これは中庸な感じか。
 で、右端はCity車に使われている比較的近年の6×3×3の45度キャノピーを横倒しに使用。窓の大きさは控えめなれど、上品さというかリアルティはある顔です。
(なお、左と真ん中は2000番代、右端はサハ改造の2100番代ですね)

 ここで「真ん中のは保留」「右端のを更に改良できないか。窓が大きく見えるように」とコメントしたところ返答で来たのが検討図2です。

<検討図2>
 左端のは退けておいて、真ん中のはキャノピー位置を上げて少し品を良くしたもの。
 右端は、横組になってるキャノピーの下にクリアのタイル入れて、擬似的に窓を大きくしたもの。

 ここで右端の、45度スロープのほうが良いなと結論が出ました。
 そこで頂いたのが以下のバリエーションです。

<検討図3>
 微妙な違いがわかりますでしょうか? 鼻先の形状とフロントウインドウと屋根部分のつなぎが微妙に異なります。
 右から二番目(レールに緑タイル)のが一番鼻先の形状が素直に感じられましたので、これを元にキャノピー位置を1プレート嵩上げすれば、屋根ラインが素直につながるんじゃないかと提言。

<検討図4>
 いよいよ、決定稿?
 これも一番右端が個人的にはベストと思っていますが、ここに公表することで違う意見もあるかもしれませんね。

 此処から先は実制作される方が決められるべきでしょう。というか、かなり口出ししてしまってこれで良かったのかどうか……。


 あと、改めて<検討図4>を眺めますと、実車先端部の絞り込みが6幅→5.5幅→5幅と綺麗につながっていること。横倒しにしたキャノピー故に、その前側に大きな隙間ができてしまい、そこを埋めて辻褄合わせされるのに苦心されているなということ。スカートの形状。いろいろ気が付かされます。

 実制作がどんな形になるか分かりませんが、華やかか車ゆえに期待も膨らみます。
 
posted by 関山 at 21:33| Comment(6) | TrackBack(0) | 国内の作品紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これ、電車好きの子供が見たら驚喜しそうな題材ですね。
おもしろいです。

こんな車両の存在すら知りませんでした。
なかなかいいカタチです。

個人的には485系とかうちのレゴタウンにも来てほしいところですが。
Posted by かう゛ぇ at 2013年11月24日 08:38
関山 様

食堂車「サシ481」に続き、関山さんリクエストに後押し頂き着手した次第です。
@LEGO社が無料でレゴ用CAD配布と云うパスを送って、
A関山さんが、ナイスな具体的ネタ提案と云うシュートを決める。
Bそして、カンザンブリックさんによるパーツ手配のお世話になる。
最近ABサイクルが続いています。
カンザンブリックさんの素晴らしい営業努力?

冗談(?)はさておき、485系のバリエーションを広げて頂き感謝しています。
また、今回の小まめなフォローにもお礼申し上げます。
そして、従前からお世話になっている「カンザンブリック」によるパーツ調達も本当に有り難いです。
(CADとカンザンブリックが無かった数年前では、為し得なかった事ですね。)
と云う事で、次回発注の際、よろしくお願いします。

かう゛ぇ様
立命祭でも、意外と子供達に、「これ、雷鳥?」と聞かれ、意外と未だその世代にも知名度が有るのだなと感じました。
晩年の雷鳥は、大阪方先頭車がこのパノラマ車に。子供目線ではパノラマ車の方が雷鳥なのかも知れません。
かう゛ぇさんのレゴタウンに、485系乗り入れもその内に。クラシックレゴトレ共々乗り入れでしょうか?


Posted by taizoon at 2013年11月24日 10:06
これは楽しみですね。
それっぽく見えます。
キャノピーはトランスブルーにするのでしょうか。

このパノラマカーを既存編成の一番後ろに連結すれば、
大阪寄りグリーン車を先頭にしている拙作683系との共演が
よりリアルになりそうですね。

実現が楽しみです。
私も来年に向けてICE1を...
Posted by mazta-k(マツタケ) at 2013年11月24日 20:29
キャノピーの比較検討から、細部形状をつめるところまで、taizoonさんの制作過程と、関山さんの詳細解説が、ものすごく参考になりました。
つぎは、「CADと実際のビルドとの違い」編をお願いしますっ(笑)
Posted by 薬師山 at 2013年11月24日 23:09
mazta-k様
キャノピーは、CAD上でトランスブルーとトランスブラウンの2択だったのでトランスブルーを選択しました。クリアにしたいところです。

薬師山様
関山さんの詳細解説のお陰で記事として成立しました。
「CADと実際のビルドとの違い」も関山さんとの遣り取りの中で出ましたが、
@実物組み立ててみると、印象が違う事も
A支持されてない(空中浮遊状態の)パーツが有ったり
とかで、一筋縄には行かないのが常。これも何か起こりそうで…。
Posted by taizoon at 2013年11月25日 01:01
◆かう゛ぇ様
 数年前まで「雷鳥」で現役、京都駅でにも出入りしてた車ですよ。

>なかなかいいカタチです。
 本文でも記しましたが、1990年ころの半ば強引な改造で生まれた形状です。はじめは軽薄な白ベースの塗色であんまり魅力はなかったのですが、その末期には何故か「国鉄色」に塗り直され、独自の魅力を放つようになりました。

>485系とかうちのレゴタウン
 如何にも「特急電車」という形ですものね。やや昭和レトロな。
 0系新幹線と並んで、昭和50年代の国鉄代表商品という感じではありました。

 なお、485系はボンネット型がもひとつレトロで風情があったりします。


◆taizoon様
 いや、勝手なご意見付けて振り回して申し訳ございません。
 2−3サイクルは、ほんとにこれでいいのやら(苦笑)。でもまぁ、制作にあたって何らかのアドバイスが出来るなら幸いです。

 レゴのCADはかなり前から存在するようなのですが(少なくとも10年前には?)、あの頃は今ほど使いこなされてる方はいなかったように思います。自分は未だに「紙上設計」+「現物テスト派」なのでなかなか手が出さないのですが。でも細かいトライアンドエラーができるメリットは大きそうですね。

 485系は……製造量数が多く、活動年月が長いですからバリエーションは相当に広いのですね。低運転台のクモハなんて変わり種もあって、あれも「雷鳥」で使われてたなぁ……とか。
 なんであれ同系車の中で先頭車とか複数あると、編成組み換えで何倍にも楽しめそうな気がします。
 
>子供目線ではパノラマ車の方が雷鳥なのかも知れません。
 なるほどです。自分の世代だとボンネットか300番代なんですけどね(笑)。

>実物組み立ててみると、印象が違う事も
 現物でのテスト……前頭部なんかちょこちょこ現物弄るのも、なかなか楽しいです。


◆mazta-k様
 あの車のキャノピーはトランスライトブルーか、トランスブラックか……? 自分の印象だと後者なんですが、ここは作り易い方でいいのでしょうね。ただ、トランスクリアって感じはないです。
 
>683系との共演がよりリアルに
 まさにそのとおりですね。時代が揃うというかなんというか。
 485にサロ・サシが入るのはご愛嬌ってことで(笑)。

>私も来年に向けてICE1を...
 楽しみにしております。ET403インテリア整備して対抗しませんと(笑)。


◆薬師山様
 制作過程の検討……に価値を感じていただけたなら幸いです。
 で、実物とCADの比較も大事かもしれませんね。印象が大きく違うなんてありそうですし。
 
Posted by sekiyama at 2013年11月29日 23:38
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