写真は明日上げますが、関山考案の大半径カーブです。使うのは以下の素材。
・余りがちな、フレキシブルレール
・ABS接着剤(液状)
・アルミテープ
要はフレキを適切な角度で接着剤で固定しちゃえばいいわけです。
で、そこにアルミテープ貼れば9V通電だってできる。
取り敢えず制作したのは標準カーブの2倍の半径カーブを半円分。
これで通電は全く問題ないことが確認できました。また、或る程度の速度を出しても脱線しないことも確認。フレキシは護輪軌条ついてる分有利でもありますし。
ただ、別の問題点もわかってしまったのは痛恨でした。
要はフレキのガタガタ走行感はそのまんま。いや、ほんとに走行が「ガタガタ」してる。これを改善しようとすると隙間へのパテ盛りが要されましょう。そうなると制作手数が洒落にならないことは予想できてしまうのです。
まぁ、余りがちなフレキを極めてローコストで再利用できることが価値かなぁと。少なくとも貴重な9V直線を大量使用で緩カーブ作るよりは経済的ですし。
あと、ガタガタにしても貨物列車だと違和感がない!(断言)。今のコンテナ貨物はともかく、昔の二軸車中心の貨物列車で牽引が旧型電機とかだと全体が振動の塊でしたものねぇ。
<追記>


直線連続カーブほどの劇的な効果ではないのですが、これくらいなら使いやすいという判断です。

なお、この長さでアルミテープ貼り簡易9Vレール使っても(ジョイント8箇所!)、特に通電性能に影響が無かったことは「朗報」かもしれません。
フレキシは忘れて、通常の直線レールの簡易9V化は広範に使っても問題は無さそうです。
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JAMでは大変お世話になりました。
宮田です。
邪道な話ではあるのですが、レゴトレインの緩カーブに、L型アルミアングルを2本平行に使用するのはいかがでしょうか。
以前、ユーチューブサーフィンをしていたら直線のみですがロングレールとしてアルミアングルを使用している方がいました。
アルミなので通電も可能です!!
長文失礼しました。
何とかなるものですね。
私は9Vを導入する気はありませんが、
大半径カーブに関しては、自作レールはアリなのではないかと思っています。
ここまで魔改造の手間を考えると、走行性能の事を考えると検討する価値はあるかと。
あと、立命館での走行で、皆さんが入られる前に、1時間くらい連続運転していたのですが、プラのみのレールだと、車輪やゴムが全然汚れませんね!
大きさも、日本の場所がない事情を考えると現実的ですし。
このくらいの半径のカーブトラックだったら、製品であっても良いんじゃないかと思ったりします。
オール9Vの緩和曲線も、実用化するか否かは置いておいて、何本だったら通電が安定するのか実験してみたいですね。
32本はPFでもギリギリ一杯なので、40本以上のカーブだったらそれなりに行けるんじゃないかと思うんですが、どうなんでしょう?
Holger Matthes氏の98-100本程度で半円というのに鑑みれば、50本であったとしてもまだ経済的かなと思ったりします。
緩和曲線はさておき、写真にあるお寺?とお家と某コンビニエンスストアが気になるんですが... 特にお寺の屋根の造形が美しいなと。藤棚も綺麗ですし。
面白いアイディアですね。社外品使用ならそこまで割り切ってしまうのもありかもしれません。同じ意味では鉄道模型(Oゲージ)の枕木なしレールも使えるかもしれません。アングルより当然高価でしょうけど。
ただ、直線はともかくカーブだと加工精度の問題が厄介そうです。軌間を保つことと、正確に曲げること(鉄道模型のフレキシブルレール曲げるより難しいでしょう……)。治具を作ってしまう方法もありますが……。うーむ。将来課題です。
◆G@ひたひた様
suu氏の直線試験は……? 未だ見ていないのです。
魔改造と完全自作ではやはり手間が全然違います。後者では精度の確保が問題になることでしょう。ましてや自分は手先が不器用なゆえにレゴを選んだ部分もありますからね(笑)。
フレキシの隙間のパテ埋めくらいまでは検討価値があるというのが今の考えです。
(まぁ実際やったら心が折れるかもしれませんが……)
車輪が汚れないのは、確かにPFのメリットかも知れません。
金属レールは案外負荷が大きいのかも。希少な4.5Vや12Vを9Vレール上で走らせるのも控えたほうが良いのかなぁって全然関係ないことを考えてしまいました。
◆mazta-k様
半径は本当に「現実的」な寸法です。これ以上大きいと使える場所が大きめのイベント会場くらいになってしまうでしょう。これくらいの半径は製品で欲しい、というのも同感です。
(9V化ならアルミテープ貼るだけ!)
> オール9Vの緩和曲線
半円に100本とか使ってる海外の写真である規模なら良さげなのですが、あれはあらゆる意味で非現実的に思えますから。
あと、JAMは意外とスペースないのです(苦笑)。
ともあれ、立命鉄研での展示を見てやり気が刺激されたのは事実ですので、あれを見ておいてよかったとしみじみ。11月上旬の訪問はやはり有意義でした。
建物(黙木魚氏作)については明日くらいに記事あげますので、お楽しみに。本当に凄かったのです。
議事録もありがとうございます。片岡ひろしです。
念の為、関山式の大半径カーブのサイズを数値で確認したいです。
標準カーブの半径が40ポッチ(カーブの中央を基準として)ですので、
関山式の大半径カーブは80ポッチという事でよろしいのでしょうか?
仰るとおり、中心線基準でノーマルカーブの2倍です。
>関山式の大半径カーブは80ポッチという事でよろしいのでしょうか?
これで間違いありません。
アルミシールを貼っても通電しませんでした。なぜでしょうか?